英語が“無双状態”になる子は必ずやっている。家庭教師が教える“本当に伸びる単語暗記法”と、やってはいけない覚え方
英語ができる子とできない子の決定的な差は「単語」!
小中学生の英語を教えています、安芸(あき)です。
家庭教師として多くの中学生を指導してきましたが、英語の点数が伸び悩む生徒には、ある共通点があります。それは、単語が定着していないことです。
英語は、数学のように「公式を理解すれば解ける」教科ではありません。
どれだけ文法を理解していても、単語が分からなければ文章は読めず、書けず、聞けません。
例えば次の文:
I saw a beautiful bird in the park.
文法をすべて理解していても、
saw(見た)
beautiful(美しい)
bird(鳥)
これらの単語を知らなければ、意味は分かりません。
つまり英語は、単語が分からない時点で、スタートラインに立てない教科なのです。
単語をおろそかにすると起きる4つの深刻な問題
① 長文が読めない
長文問題は、単語の集合です。
単語が分からないと、文法が分かっていても意味が取れません。
結果として
「文法は勉強しているのに点数が取れない」
という状態になります。
② 英作文が書けない
英作文でよくあるのが、
「言いたいことは頭にあるのに、英語で書けない」
これは、文法ではなく単語不足が原因です。
③ リスニングが聞き取れない
リスニングは「知っている単語」しか聞き取れません。
音は聞こえていても、知らない単語は「雑音」として処理されてしまいます。
④文法の勉強にも支障がでる
「単語が分からないのに文法は理解している」というケースは実はかなりレアケース。
単語を覚えていないお子さんは、たいてい文法の理解も中途半端です。
文法を教える際、先生は例文を使うことが多いです。
その例文に書かれた単語が分からなければ、文法の説明が理解できません。
実は多くの子がやっている「間違った単語暗記法」
学校ではよく、
「単語を覚えてきてください」
と言われますが、具体的な覚え方までは教えられないことがほとんどです。
その結果、子供たちは自分なりに覚え方を考え、一生懸命努めますが、残念ながら次のような非効率な方法を使ってしまうことがあります。
間違った方法①:単語を10回ずつ書く
例:
run 走る
run 走る
run 走る
run 走る…
これは一見努力しているように見えますが、実は効果が低い方法です。
なぜなら、これは思い出していないからです。
見ながら書いているだけでは、脳は動いておらず、記憶はほとんど強化されません。
ただ「字を練習している」に過ぎないんです。
間違った方法②:単語帳を眺めるだけ
「見れば分かる」は危険です。
テストでは「見ずに思い出す」必要があります。
思い出す練習をしていないと、テストでは書けません。
間違った方法③:一度覚えて終わり
人間は忘れる生き物です。
ドイツの心理学者 ヘルマン・エビングハウス の研究では、
人は1日で多くを忘れるが、思い出すことで記憶が強化されることが分かっています。
つまり、
覚えることより【思い出すことの方が重要】なのです。
英語ができる子が実践している「四分割単語暗記法」
私が指導で強く推奨しているのが、四分割単語暗記法です。
ノートを縦に4つに分けて使います。
手順
例:run(走る)
① 左端に日本語を書く
走る
↓
② 2列目に英語を書く
走る|run
↓
③ 日本語を隠して、英語→日本語を書けるか確認
走る|run|走る
↓
④ 英語を隠して、日本語→英語を書けるか確認
走る|run|走る|run
↓
これを繰り返します。
書けなかった単語は、もう一度同じ流れでテストします。
なぜこの方法が効果的なのか
理由はシンプルです。
思い出す回数が圧倒的に多いからです。
記憶は、見るだけでは定着せず
思い出すことで強化されます。
これは「テスト効果(Testing Effect)」と呼ばれ、教育心理学で広く認められている学習法です。
実際に成績が伸びた生徒の変化
単語暗記法を変えただけで、
・英語30点 → 78点
・英語52点 → 89点
・学校の不規則動詞の変化表の単語テスト「満点」
まで伸びた生徒がいます。
この生徒たちに共通していたのは、
単語を“思い出す練習”を繰り返していたことでした。
最近の一人の小学生の努力
最近一緒にお勉強を始めた小学6年生のお子さんに「四分割暗記法」を教えました。
中学校の範囲を前倒しして学ばれていますが、
使用予定の教科書のUnit1の単語を覚えてきてもらっています。
これはおうちで4枚使って四分割単語暗記法を行った努力の証拠。
写真で送ってくださいましたが、
左から真ん中、右のプリントに行くごとに正解率が上がっていく様子がよくわかります。
最後は14/14✨満点になっていますね。
この四分割単語暗記法の魅力は、繰り返すごとに面白いように点数があがっていくところ。
満点になるまで繰り返せば、定期テストも怖くありません!
この快感と効率の良さを味わったお子さんたちは、
みなこの方法でテスト勉強前の単語暗記を頑張っておられます。
(※写真ブログ掲載の許可はご家庭に取得済みです)
単語を制する者が英語を制します
英語ができる子は、特別な才能があるわけではありません。
ただ一つ、
単語を確実に定着させているだけです。
単語が分かれば、
・長文が読める
・英作文が書ける
・リスニングが聞ける
・文法も理解しやすくなる
すべてが好循環に入ります。
今日からできること
まずは1日10個で構いません。
四分割単語暗記法で、書けるまで繰り返す
これだけです。
大切なのは、
「覚えた回数」でも「書いた回数」でも「かけた時間」ではなく「思い出した回数」です。
最後に:英語が得意な子は、特別なことはしていません
正しい方法で、正しい努力を継続しているだけです。
地味なことですが、実は一番大切なこと。
単語は、英語の土台です。
この土台をしっかり作れば、英語は必ず伸びます。
そして気づいたときには、英語が「一番の得意科目」になっているはずです。
📚安芸先生と学ぶコース📚
【中学英語】平均点脱出!80点以上目指す子向け定期テスト対策
https://manalink.jp/teacher/12421/courses/14710
【英検5・4・3級】イラスト&反復練習で易しく学習★楽しく合格
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【小5.6】飽きずに楽しい!中学英語を無双状態にする準備講座
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