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【1】 『ここぞ!』の時以外は、そっと見守る : 一人一人の成長過程(いつ花開くか)と興味を尊重する

2025/4/20


このタイトルを読むと、とても正論で、多くの教師も生徒さんの親御さんも

「それって当たり前のことでは?」と思われるかもしれません。

しかし実はなかなか実行は難しいものです。

例えば目の前に受験が迫っている時に、「まだうちの子は、成長過程の中で、学習に対して一生懸命になる時期ではないから」とか「体育は好きだけど、英語、数学には興味を示さないから仕方ない」とは思えませんよね。

そのお気持ちは十分に理解できます。私も親の端くれですので、自分の子供の事になると必死になってしまう親御さんのお気持ちは分かります。それは親の愛情であり、当然のことでもあるでしょう。

ただ子供もある程度大きくなって来ますと、必死になる親御さんの言動に反抗することもありますし、反抗しないまでも親御さんの物の言い方によっては、自分が否定されているように感じて逆に勉強への意欲が失せることすらあります。

「じゃあ、いったいどうすればいいの?」ということになりますが。。。

「これが正解」と一言で言えるものではないのですが、私がどの生徒さんに対しても共通してお薦めしたい対処方法というものがあります。それは、お子さんへの「話し方」と「話題を持ち出す頻度」です。


最初の「話し方」ですが、基本は親御さんがイライラしている時には、勉強や受験等の話はしないでください。親も人間ですから、他の事でイライラしていると、つい強い口調になったりしますよね。ご自分が落ち着いている時に、話しかけましょう。

またご自分や(特に出来の良い)お兄さん、お姉さんの例を挙げて、その人たちと比較するのは謹んでください。

たとえあなたのお子さんであっても、この世で唯一無二の一人の人間であり、そんな彼、彼女にアドバイスしているという事を意識してみてください。

勿論押しつけや否定はしないで下さいね。

まあ、親が勉強に関して話し始めると、お子さんは直感的に「怒られる」、「否定される」と思って身構えるものですよね。日頃の親子関係をスムーズで、信頼し合えるものにしておくと、いざこのような話になった時に、お子さんも聞く耳を持ち、素直に耳を傾けるのではないでしょうか


もう一つの「このような話題を持ち出す頻度」についてです。

もうお分かりかと思いますが、同じことを繰り返し言っていると、言葉に重みがなくなります。お子さんも「また同じことを言ってる~」と真剣に聞かなくなりますよね。

学習への態度、学習方法(どの塾や講師を選ぶか)今後の進路、受験等々、話し合いたい事は沢山おありと思いますので、繰り返しは一つの話題に対して2回程度が限度かもしれませんね?(進路に関しては親御さんもお子さんも迷う事はおありでしょうから、この限りではありませんが)

一言で言うと『くどくど言わない』ということでしょうか。


お子さんの個性を尊重しつつ、人生の経験者として押し付けにならない口調で(笑)アドバイスする。そしてしつこく繰り返さない。

以上の事に注意しつつ、親としてするべきアドバイスをお子さんに授けましたら、それで親の役目は果たせたと考えましょう。その後はお子さんそれぞれの成長過程と興味を尊重して、そっと見守ってください。

お子さんたちは、親御さんがご心配するまでもなく、時に迷い、時に失敗しながらも、ご自分の人生をどう展開していくのかを自らの手で掴んでいくものです。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

次回【2】では、私が講師としての経験を通して学んだことを、具体的な事例を挙げてお話しいたします。


 

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