【英語ブログ】 「単語は分かるのに読めない」状態の原因 ―― “文の骨格が見えていない読み方”を整理します。
「単語の意味は全部わかるのに、内容が頭に入らない」
「なんとなく読んでいるけど、結局何を言っているのかわからない」
英語が苦手なわけではない。
むしろ単語は覚えている。
それでも読めない。
その原因は、語彙不足ではなく、“文の骨格”が見えていないことにあります。
① 英語は「単語の集まり」ではない
英語の文章は、単語の意味を足し算しても理解できません。
なぜなら、英語はまず
主語(S)と動詞(V)で骨組みができている言語だからです。
どんなに長い文でも、まず見るべきは
誰が(S)
どうする/どうだ(V)
ここです。
ここを掴めないと、
単語は分かっても「話の軸」が見えません。
② 読めない人の共通点
① 前から順に全部訳そうとする
単語を一語ずつ処理し、
頭の中で日本語に並べ替えようとする。
その結果、
主語を見失う
動詞がどれか分からなくなる
途中で意味が崩壊する
② 修飾と本体の区別がついていない
英語は「飾り」が多い言語です。
例:
前置詞句(in the park / at school など)
関係代名詞
分詞
これらは追加情報です。
本体はあくまで S+V。
骨格を見ずに飾りから読んでしまうと、
迷子になります。
③ 文の骨格を見る3ステップ
STEP①:まず動詞を探す
英文で一番大事なのは動詞です。
動詞が見つかれば、
その前が主語候補になります。
長文でも、
まずは「どれが述語動詞か?」を探す。
これだけで整理されます。
STEP②:S+Vだけを抜き出す
たとえば長い英文でも、
主語+動詞だけを抜くと
一気にシンプルになります。
例:
The students who were studying in the library passed the exam.
骨格だけ見ると:
The students passed.
これが「軸」です。
その後に、
「どんな学生?」「どこで?」という情報が乗っているだけ。
STEP③:修飾は“後から足す”
骨格を理解した後で、
いつ?
どこで?
なぜ?
どんな?
を加えていきます。
最初から全部を同時に理解しようとしない。
順番が大切です。
④ なぜ骨格が大事なのか?
歴史でも、流れを掴まずに人物名だけ覚えると混乱しますよね。
たとえば
徳川家康 の政策を理解するには、
まず戦国の流れを押さえる必要があります。
英語も同じです。
細かい単語(人物名)よりも、
まず文の流れ(骨格)を掴む。
土台がないまま情報を足しても、
整理されません。
⑤ 「読める人」がやっていること
読める人は、
いきなり完璧に訳そうとしない
主語と動詞を先に確定させる
修飾はあとで処理する
つまり、
構造から読んでいます。
単語力ではありません。
⑥ 今日からできる練習法
① 英文にスラッシュを入れる
→ SとVを見つける練習
② 動詞に丸をつける
→ まずはここだけ意識
③ S+Vだけで意味を言ってみる
→ 日本語は簡単でOK
これを繰り返すと、
「なんとなく読めない」状態から抜け出します。
まとめ
「単語は分かるのに読めない」
それは能力不足ではありません。
文の骨格を見ずに、
装飾から読んでいるだけです。
英語は
S+Vという柱でできている言語。
まずは柱を立てる。
そこから肉付けする。
読み方を変えれば、
同じ単語力でも世界が変わります。
英語はセンスではありません。
構造で読めます。
次回は――
「訳しているのに内容が頭に残らない」原因
―― “理解したつもり”で終わる読み方を見直します。
・一文ずつは訳せるのに、全体の話が分からない
・設問になると急に自信がなくなる
・読み終わったあと、何が言いたかったのか説明できない
それは、読解力不足ではなく、
“つなげる力”が働いていない状態かもしれません。
英語は「一文理解」だけでは足りません。
文と文の関係をどう掴むか。
段落の役割をどう見るか。
“読める人”が無意識にやっている
全体把握のコツを整理します。
一文読解から、文章読解へ。
次のステップに進みましょう。