「国語の記述が書けない人は“本文を写しすぎている”」 ―― “自分の言葉でまとめる”ために必要な、記述の整理法を解説します。
「記述問題になると急に書けなくなる…」
「本文を写しているのに点数が取れない…」
国語の記述で悩む人に非常に多いのが、
👉 “本文をそのまま並べてしまう”
という状態です。
もちろん、
本文を根拠にすることは大切です。
しかし、
👉 “写すだけ”
では点数にならないケースが多いです。
なぜなら記述問題では、
👉 「本文を理解した上で整理できているか」
が見られているからです。
今回は、
👉 なぜ“写しすぎ”で失点するのか
そして、
👉 “自分の言葉でまとめる力”
をどう身につければよいのかを解説していきます。
■ 記述問題は「コピー問題」ではない
国語が苦手な人ほど、
記述問題を
👉 「答えっぽい部分を探して写す問題」
だと思ってしまいます。
しかし実際には、
記述問題は、「必要な情報を整理する問題」
です。
例えば、
本文中に答えの材料が複数ある場合、
それをまとめ直さなければいけません。
つまり、“そのまま抜き出す”だけでは不十分なことが多いのです。
■ なぜ“写しすぎ”で失点するのか
例えば、
「主人公が不安になった理由を説明しなさい」
という問題があったとします。
この時、
本文の一文をそのまま長く写しても、
👉 「結局、理由が何なのか」が伝わらないことがあります。
記述で重要なのは、
👉 “答えの中心”
を整理することです。
つまり、
・何が原因か
・どう感じたのか
・なぜそうなったのか
を明確にする必要があります。
■ 国語が得意な人は「要素」を整理している
記述が得意な人は、
いきなり書き始めません。
まず、「答えに必要な要素」を整理しています。
例えば、
問題が「なぜそう思ったのか」なら、
必要なのは
・出来事
・気持ち
・理由
などです。
つまり、
本文をそのまま写すのではなく、
👉 “必要部分だけを組み立てている”
のです。
■ 「接続詞」に注目すると整理しやすい
前回の記事でも触れたように、
記述では
👉 接続詞が非常に重要です。
特に、
・「しかし」
・「つまり」
・「だから」
の後ろは、
筆者の主張や重要部分になりやすいです。
記述が苦手な人ほど、
文章全体を均等に見てしまいます。
しかし実際には、
👉 「重要な部分」と「補足」
があります。
そこを整理できると、
記述はかなり書きやすくなります。
■ 「自分の言葉で」は“完全オリジナル”ではない
ここで勘違いしやすいのが、
👉 「自分の言葉で書きなさい」
という意味です。
これは、
👉 “自由作文を書け”
という意味ではありません。
大切なのは、
本文内容を
👉 「整理して言い換える」
ことです。
つまり、
本文を根拠にしながら、
・主語を整理する
・長すぎる表現を短くする
・理由をまとめる
ことが重要なのです。
■ おすすめの「3ステップ整理法」
記述が苦手な人におすすめなのが、
👉 「要素 → 整理 → 一文」
の3ステップです。
● STEP1 必要部分に線を引く
まず、
答えに関係する部分だけを探します。
ここで重要なのは、
👉 「全部を使おうとしない」
ことです。
● STEP2 要素を短くメモする
例えば、
・友達に否定された
・自信がなくなった
・孤独を感じた
など、
短く整理します。
この段階で、
文章を“分解”する感覚が大切です。
● STEP3 一文にまとめる
最後に、
整理した要素をつなげます。
例えば、
友達に否定されたことで自信を失い、孤独を感じたから。
のようにまとめます。
すると、
👉 「何を言いたいか」
が明確になります。
■ 長く書けばいいわけではない
記述が苦手な人ほど、
👉 「長く書けば点が入る」
と思いがちです。
しかし実際には、
・主語がズレる
・内容がぼやける
・同じことを繰り返す
ことで減点されるケースも多いです。
重要なのは、
👉 “必要な内容を整理して書けているか”
です。
■ 記述力は“読解力”でもある
記述問題は、
単なる作文ではありません。
実際には、
👉 「本文理解」
そのものです。
つまり、
・接続詞
・話の流れ
・筆者の主張
・感情変化
を整理できるほど、
記述は書きやすくなります。
■ まとめ
国語の記述が苦手な人ほど、
👉 “本文をそのまま写す”
ことに頼ってしまいます。
しかし記述問題で必要なのは、
👉 「情報整理」
です。
大切なのは、
必要部分を探す
要素を整理する
一文でまとめる
という流れです。
特に、
👉 “全部を書こうとしない”
ことは非常に重要です。
記述は、
「センス」ではなく、
👉 “整理の技術”
でかなり変わります。
まずは、
本文を丸写しするのではなく、
👉 「何が答えの中心なのか」
を考えるところから始めてみてください。
次回予告
「国語が苦手な人ほど“比喩”を雰囲気で読んでいる」
―― “なんとなく分かった気”を防ぐ、
比喩表現の読み解き方を解説します。