英単語が覚えられない人は“使い方”を見ていない ―― “意味だけ暗記”では定着しにくい理由と、長文で使える覚え方
「単語を覚えているのに読めない」はなぜ起こるのか?
「英単語を何回書いても覚えられない」
「テスト直前はできるのに、すぐ忘れる」
「単語帳では見たことあるのに、長文になると意味が出てこない」
こうした悩みを持つ生徒は非常に多いです。
ですが、
その原因の多くは“意味だけ”を覚えようとしていることにあります。
たとえば、
run=走る
study=勉強する
make=作る
このように、日本語の意味だけを暗記していませんか?
もちろん最初は必要です。
ただ、それだけでは長文で使える単語にはなりません。
①英単語は「どう使われるか」で覚える
英語ができる人ほど、単語を「使い方」で覚えています。
たとえば make なら、
make dinner(夕食を作る)
make a mistake(ミスをする)
make friends(友達を作る)
のように、“セット”で覚えています。
つまり、単語単体ではなく、
「どんな場面で使われるか」を一緒に見ているのです。
これは日本語でも同じです。
「かける」という言葉も、
・電話をかける
・椅子にかける
・時間をかける
で意味が変わります。
英語も同じで、単語だけでは意味が固定されません。
だからこそ、“使い方”を見ずに意味だけ覚えても、長文になると読めなくなってしまうのです。
②長文で読める人は「単語の景色」を覚えている
英語の長文が読める人は、単語を見た瞬間に、
「この後ろには人が来やすい」
「この単語はよく to と一緒に使う」
「この表現、会話文で見たことある」
という感覚を持っています。
つまり、“単語の景色”ごと覚えているのです。
逆に、意味だけ暗記していると、
「見たことあるのに意味が出ない」
「文章になると止まる」
という状態になります。
単語学習は、“日本語訳テスト”ではありません。
最終的な目的は、
「英文の中で理解できること」です。
③「書くだけ暗記」が続かない理由
覚えられない人ほど、
・10回ずつ書く
・赤シートで隠す
・単語帳を眺める
という勉強だけで終わっています。
もちろん無意味ではありません。
ですが、単語は「見た回数」よりも、
“どう使ったか”の方が記憶に残ります。
たとえば、
I enjoyed playing soccer.
(私はサッカーをすることを楽しんだ)
この一文ごと覚えると、
enjoy の後ろは ing
play soccer という形
まで自然に身につきます。
つまり、文の中で覚える方が、文法も長文力も一緒に伸びるのです。
④英単語は「長文で使える形」で覚える
高校入試や定期テストでは、
単語単体を聞かれるだけではありません。
・長文読解
・英作文
・並び替え
・会話文
など、実際には「使えるか」が問われています。
だからこそ、
“覚えるための単語学習”ではなく、
“使うための単語学習”
に変えていく必要があります。
⑤今日から実践してほしい単語の覚え方
英単語を定着させたいなら、次の方法をおすすめします。
・ 単語だけでなく「例文」で覚える
1単語につき、短い英文を1つセットで確認します。
・声に出して読む
目だけで覚えるより、音読した方が定着しやすくなります。
・ 長文の中でチェックする
「この単語、長文でどう使われていたか」を確認しましょう。
・ “思い出す回数”を増やす
1日に100回見るより、3日間で何回も思い出す方が記憶に残ります。
⑥単語学習を変えると、英語全体が変わる
英単語は、ただ暗記するだけでは伸びません。
「どう使われるか」まで見始めると、
・長文が読みやすくなる
・英作文が書きやすくなる
・文法問題も解きやすくなる
という変化が出てきます。
もし2か月続けても英語が伸び悩む場合は、
“覚え方”そのものを見直す必要があります。
英単語の勉強法や、長文が読めない原因で困っている方は、ぜひ一度ご相談ください。