【英文法|時制と相】現在完了形を一発で理解する:全用法を「一つの意味」で説明!
こんにちは、英語講師の菊池です。
🔰 はじめに
現在完了形って、こんな印象ありませんか?
「用法が多すぎて覚えられない」
「過去形と何が違うのか分からない」
「説明を聞くたびに、なんとなく分かった“気”になる」
実はこれ、あなたの理解力が足りないわけではありません。
多くの解説が「結果」や「経験」などをバラバラに説明していることが原因です。
この記事では、
👉 have + 過去分詞を一つの意味で理解する方法
を使って、現在完了形をスッキリ整理します。
😵 学習者が現在完了形で困るポイント
現在完了形について、学習者からよく聞く悩みは次のようなものです。
❓ 用法が多すぎる(経験・完了・結果・継続)
❓ 結局、過去形と何が違うの?
❓ have + 過去分詞を「形」としてしか覚えていない
❓ なぜ yesterday が使えないのか説明できない
これらはすべて、
👉 「現在完了形を暗記科目として扱っている」
ことから起きています。
📚 よくある現在完了形の説明
多くの教材では、現在完了形はこう説明されます。
経験:I have been to Tokyo.
完了:I have finished my homework.
結果:I have lost my key.
継続:I have lived here for 10 years.
間違ってはいません。
でも問題はここです👇
👉 なぜ同じ形で、これ全部言えるのか?
この「共通点」が説明されないまま、
「これは経験」「これは継続」とラベルを貼って覚えることになります。
🧱 前提知識:過去分詞って何を表している?
ここで一度、形の意味に戻ります。
🔹 過去分詞のコアの意味
過去分詞 = 動作が完了している状態
例:
eat → eaten(食べ終わった状態)
finish → finished(終わった状態)
break → broken(壊れた状態)
ポイントはここ👇
⏱ 「いつ起きたか」ではなく
📦「完了した状態そのもの」を表している
🔑 現在完了形の本当の意味
では、現在完了形全体を一つの意味で考えてみましょう。
have + 過去分詞 の意味
👉 「動作が完了した状態を、今、持っている」
have = 持っている
過去分詞 = 完了した状態
つまり現在完了形は、
❌「過去の出来事」
⭕「完了した状態が、今どうなっているか」
を表します。
🔄 用法はどうやって展開される?
✅ 完了・結果
📝 I have finished my homework.
宿題をやり終えた状態を今持っている(完了)
→ だから「もう終わった」(結果)
📝 I have lost my key.
鍵をなくした状態を今持っている(完了)
→ だから今、鍵がない(結果)
✅ 経験
📝 I have read this book.
この本を読み終わった状態を今持っている
→ 読んだことがある
✅ 継続
📝 I have lived here for 10 years.
住み始めて発話している今時点で10年住み終わっている状態だ。
→ 住み始めてから発話している今時点まで10年住んでいることになる
📌「継続」も特別な用法ではなく、
状態を今も持っているだけ。
🚫 なぜ特定の過去と一緒に使えない?
❌ I have eaten yesterday.
⭕ I ate yesterday.
理由はシンプルです。
yesterday 👉 過去の一点
現在完了 👉 今の状態(完了した状態を”今”持っている - この”今”持っているというのがポイント)
視点が違います。
👉 「今の状態」を話している現在完了の文に
👉 「過去の特定の時間」を置くのは意味的に矛盾している
(現在完了形は今の話をしているのに過去の話を持ち出すのはおかしいですよね?)
だから一緒に使えない、というわけです。
✅ まとめ
現在完了形は暗記する文法ではない
have + 過去分詞 = 完了した状態を今持っている (この意味だけわかっていれば、あとは文脈の助けや副詞語句の助けでどの用法なのかが自動的に決まる。)
経験・結果・完了・継続は、すべてこの考え方で説明できる
過去形との違いは
👉「出来事」か「今の状態」か