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英語

#163 共通テスト英語R(2026年度本試験)3⃣

2026/1/30

【¶1】

いきなりMy high school classmateで文章が始まるが、この書き方は稚拙。これだと、「私の高校のクラスメートは一人しかいない」という風に聞こえてしまう。

本来は、A high school classmate of mineと書くべきところ。この段落の最後の文にはMy friendとあるが、これは問題無い。これが段落冒頭の「私の高校のクラスメート」を指しているからである。with our legs crossed and our eyes closedのwithはいわゆる「付帯状況のwith」。sign up for ~「~に参加するために署名する→~に申し込む(応募する)」。I’m thinking of signing up for an evening class in French.「夜のフランス語の授業に申し込もうかと考えているところです」。workshop: a meeting to discuss or learn about a subject and take part in activities relating to it。I signed on for a workshop in photography.「写真撮影の講習会に申し込みをした」。

mightは時制の一致で過去形になったもの。「help+O+動詞の原形」は第5文型。This book will help you (to) understand the topic.「この本は、そのテーマを理解するのに役立つだろう」。hopefullyは「話者(この場合はsaidの主語のHe)の主観」を挿入的に表す「文修飾の副詞」。この場合は、右の不定詞句improve my grades at schoolを修飾。「できれば私の学校の成績を上げる」。

⒜She will hopefully speak about her future.

⒝Hopefully, she will speak about her future.

⒜のhopefullyはふつうの副詞で、「期待して」の意味。ここでは直後の動詞speakを修飾。hope「期待・希望」を持っているのは、もちろん主語のShe。「彼女は希望に胸を膨らませて自分の将来について語るだろう」。

⒝のHopefullyが「文修飾の副詞」で、これは直後のshe ~ future全体を修飾する。hope「期待・希望」を持っているのは、文の主語Sheではなく、話者のI。つまりこの文は、

I hope that she will speak about her future.

と同じ内容を表している。「できれば、彼女には自分の将来について語ってもらいたい」。(こうしたhopefullyの文修飾用法は誤用とされることがあるが、実際には広く用いられている。)grades「成績」。gradeは「段階」の意味で、学校という文脈では「学年」「成績」の意味になる。a seventh-grade student「7年生(日本の中学1年生に当たる)」。She got high grades in math and physics in the first term.「彼女は1学期に数学と物理で高成績を取った」。come along「一緒に付いて行く」。We’re going to the theater. Do you want to come along?「今から僕たち映画館に行くんだ。一緒に来るかい?」。see if ~「~かどうかを確かめる」。couldは「可能性」を表し、大問1⃣でPatが使っていたcouldと同じ。

【¶2】

Sometimeとsometimesはもちろん別語。sometimeは「未来や過去の不定の時間」を表す。I’ll take a trip to Sendai sometime in December.「12月のいつかはまだ決まっていないけど、仙台に旅行に行くつもりです」。A burglar broke in sometime during the night.「夜中のうちに強盗が押し入った」。session: a period of time spent on a particular activity。a photo [jazz] session「写真撮影会[ジャズ演奏会]」。本文では「座禅をしている時間」を指している。faint≠feintに注意(発音は同じ)。faint「かすかな」。a faint smell「かすかな匂い」。feintはスポーツでの「フェイント」のこと。英語では特にボクシングやサッカーで使われる。He feinted to pass the ball and then shot it into the net.「彼はボールをパスするように見せかけて、そのままゴールネットに蹴り込んだ」。Stop making a feint of studying!「勉強するふりをするのはやめなさい!」。buzzing「(ハチなどの)ブーンという羽音」。ちなみに、インターネットの世界でよく見る「バズる(=一気に注目度が上がる)」という表現は、虫が飛ぶ音を表すこのbuzzから来ている。little by little「少しずつ」。このように、byの前後に同じ語が来て「変化」を意味する熟語は他にもいくつかある。day by day「日毎に」。step by step「一歩ずつ」。could hearは「聞くことができた」より「聞こえ(てい)た」の方が適訳。「can+知覚動詞」は、現在進行形に近いニュアンスを表す。I can see Mt. Fuji clearly.「富士山がはっきりと見え(てい)る」。I can hear a phone ringing.「電話が鳴っているのが聞こえる」。本文のI could hearも、「その時の私には聞こえていた」のように、過去進行形的なニュアンスとして捉えた方がよい。flewはflyの過去形。(中学生の時は一生懸命に不規則動詞の活用を覚えるが、高校生になると不規則動詞の活用を覚えようとしない人がほとんど。入試本番で困らないために、教科書の巻末に付いている「不規則動詞活用表」を覚えておこう!)closeは副詞。close to ~「~の近くで」。He drew her closer to him.「彼は彼女を引き寄せた」。(closerは比較級。)weren’t supposed to ~「~してはいけないことになっていた」。be supposed to doは受験生が押さえておくべき熟語。「~するように思われている→~することになっている」。You are supposed to take off your shoes when going into a Japanese house.「日本の家に入る時は靴を脱ぐことになっている[脱がなければならない]」。本文では、座禅中のため、「動いてはいけないことになっていた」と言っている。

【¶3】

Just asのjustは「強調」。as ~「~する時に」。the bugのbugを知らなくても、

・theが付いている

・直後にflewが来ている

ことをヒントに、¶2のinsectと同じ意味であると推測できることが大切。offは「離れて」。toward ~「~に向かって」。その虫は、「私」のところから離れて、the instructor「指導者」の方に飛んで行ったということ。instructorは、特定の技能を教える指導者。instructorはここで初登場なのにtheが付いているのは、workshop参加者を指導する者は常識的に「一人に特定される」から。saw her takeは「知覚動詞+目的語+動詞の原形」。関係代名詞thatの先行詞がa postcardだけではなく、a cup and a postcardであることを教えてくれるのが、that wereのbe動詞の形。(意外に思うかもしれないが、多くの受験生はこうした文法的に正確な読み取りができないのが現状で、そうした現状を放置したまま、「速読」だの「factとopinionの区別」だのと唱えることがいかに虚しいことであるかということは、お上の連中には思いも寄らないことらしい。)nearby「近くに」は副詞。Is there a café nearby?「近くに喫茶店はありますか?」。open end「空いている端」とは、コップの「底(bottom)」ではなく、その反対の「口」のこと。the end of the corridor「廊下の突き当り」。let the insect fly outは「使役動詞+目的語+動詞の原形」。ここではbugではなく、またinsectに戻っている。fly outは熟語ではなく、fly「飛ぶ」+out「外に」とシンプルに捉える。全体を「その虫を外に逃がしてやった」は上手い訳。worksは大問1⃣のworkと同じ意味。The bug cup always works.「虫を捕まえるコップはいつもうまくいくのよ」。もちろんbug cupはinstructorの造語。文脈から、「虫を捕まえて、外に放してやるためのコップ」という内容を汲み取れればOK。creatures「生き物」は、特に動物(animal)を指す。create「創造する」→creature「神に創造されたもの=生き物」というキリスト教的発想が根底にある。ちなみに、造物主たる神はthe Creator。

【¶4】

not ~ orのつながりに気付けるかどうか。not A or B=neither A nor B「AもBも~ない」。I don’t drink or smoke.=I neither drink nor smoke.「酒もたばこもやらない」。Cf. I don’t drink and smoke.「酒もたばこもやるわけではない(どちらか片方だけ)」。did learnのdidは「強調」の助動詞☞大問1⃣。

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