古文・初心者のわからないを解決する講座

　「初心者のわからない」を解決する講座という講座名をつけてみました。ここで「初心者」とは誰を指しているのか定義はありません。何事も経験がない人のことを「初心者」といいますね。ですからここで「初心者」とは、学年を問わず、ここまで「古文」の勉強に自らほとんど手をつけたことのない人のことを指しています。

　古文の学習と言えば、「文法」「単語」「読解」の３つ分けることが多いようですが、正確に言うと分けること自体が間違いで、「文法」と「単語」の成熟が「読解」に至ると言うのが正解です。

　「文法」だけ理解しても「読解」はできません。「単語」を丸暗記しても「読解」はできません。「読解」は「文法」と「単語」、その他、慣用句や総合的な知識を習得してはじめて出来るようになるものです。

　ですから、「読解」を達成するためには「文法」を順番に学習していく必要はなく、また「単語」だけを集中的に暗記していく必要もありません。

　「読んでみて」わからないところを「解決」していくことから始めていくのが、もっとも効果的な学習法であるのです。

　しかし、ここで一つ問題であるのは、「文法」の「ぶ」の字もわからないというのは困りものなのです。何故かというと、「わからないところ」を解説するときに「文法用語」を使わないと説明できないからです。だから、そのような人には、最低限の「文法」の成り立ちの概略を習得することから始めます。

　なぜ、古典文法がわからないのか？　この原因はわたしのプロフィールページでも述べているとおり、小中学校における国語の授業で指導する時間が圧倒的に少ないところにあります。文法というものは決して難しいものではありませんが、小学校から文法の勉強はほぼ皆無の状況なのです。この状態ではいきなり古典文法がわかるはずないですよね。

　この講座では、まず対象となる生徒さんの「文法力診断」から始めます。「動詞の活用」から不明な人には「動詞」から、「活用形」がわからない人には「活用形」から丁寧に解説します。　　このようにして、古文についての悩みを解決するためには、まず自分の「わからないところ」を発見し、それを一つずつ解決して行くのが最も早道です！　勉強を進めていくうちに自分が「どこがわかっていないのか」「わかるようになります」

　文法についてある程度「わかる」ようになってくると、読解についてもなぜこのような意味になるのか「わかる」ようになってきます。そうなるとあれほど嫌だった古文も少しずつ身近なものに感じるようになってくるはずです。この講座では、教材も相談しながらあなたに合った教材を選択することができます。古文初心者の悩みを発見し、「文法の基礎から読み解き」まで丁寧に指導していきます。

　「古文について、いまの悩みなどをなんでも相談してください。リラックスした雰囲気で勉強していきましょう！　体験授業では、現状についてのヒアリング、授業の方針、基本的な授業の仕方などを相談し「授業法相談」を行います。「わからないところ」を発見していくのが当面の目標となります！ 古典文法の基礎、読解のポイントなどに触れながら、徐々に道を切り開いていきましょう！ 　成果は必ず現れます！