【実体験】ど田舎で周りに切磋琢磨できる環境がなくても、旧帝大に合格する方法
「周りに本気で勉強している人がいない」
「学校の授業が簡単すぎて、時間が無駄に感じる」
「目指す場所が高いのか、誰にも理解されず孤独だ」
「どうせ田舎だから、環境に恵まれた都会の受験生には勝てない…」
ど田舎で高い目標を掲げるあなたが抱える焦り、孤独、そして諦めに近い絶望感。
このような悩みはないでしょうか。
私も同じような思いを抱えていたことがあります。市内でも学力最下位レベルと言われた、ど田舎の学校です。周りとの熱量の差に絶望し、退屈な授業に飽き飽きしていました。
しかし、私はそこから自分のやり方で道を切り拓き、旧帝大に合格することができました。
この記事は、精神論ではありません。環境の不利を覆し、あなたを合格へと導くための「3つの具体的な逆転戦略」です。これを読めば、明日からあなたの勉強は確実に変わります。
戦略1:思考停止で「聞く」な。教科書を「師」とせよ
まず、最も重要な心構えから。
学校の先生の話を、思考停止で聞くのは今すぐやめましょう。
いきなり挑発的に聞こえるかもしれません。しかし、これには明確な理由があります。旧帝大を目指すのであれば、最終的にあなたの学力は、学校の先生のレベルを超えている必要があるのです。
先生を絶対的な上位者と捉え、ただ頷いて話を聞いている「良い生徒」のままでは、そのレベルには到底到達できません。
今日から、意識をこう変えてほしいのです。
先生とは対等であれ。思考を止めず、常に批判せよ。
先生の話は、天から降ってくる「答え」ではありません。あくまで「一つの意見」です。その言葉を鵜呑みにせず、常に自分の頭の中で
「本当にそうか?」「なぜそう言えるのか?」「別の考え方はないか?」
と批判的(クリティカル)に検証する。
この姿勢こそが、あなたの思考力を飛躍的に高めます。
教科書こそが、至高の参考書である。
そして、もし先生の話を批判的に聞くことすら無意味だと感じたら、即座に視線を落とし、教科書をひたすら読みましょう。
考えてみてください。一人の先生の知識や経験と、何十人もの各分野の第一人者が、膨大な時間をかけて議論し、精査し、作り上げた教科書と、どちらが本質的で信頼できるでしょうか?答えは明白です。
退屈な授業は、あなただけの「至高の参考書を読む時間」になります。先生の話を聞かず、教科書を熟読し、自分の理解を深める時間に切り替えていいのです。それだけで、あなたは周りから一歩も二歩も抜け出せます。
戦略2:「量」より「質」。本質を突く良問に的を絞れ
次に、勉強のやり方です。受験は、解いた問題の「量」で決まるのではありません。いかに「重要な問題」だけにエネルギーを集中できたかで決まります。
あらゆる学問には、木の幹となる「本質」があり、その幹を深く理解して初めて、応用という無数の枝葉の問題が解けるようになるのです。
あれもこれもと手を出すのではなく、その「本質」を突く良問だけを徹底的にやり込むこと。
では、あなたにとっての「良問」とは何なのか。 それは、今のあなたにとって少しだけ難易度が高く、1週目に3割程度は間違えてしまうレベルの問題です。
簡単すぎる問題は時間の無駄。難しすぎる問題は非効率で、挫折のもとになります。
あなたのやるべきことは、ただ一つ。自分のレベルを正確に把握し、背伸びしすぎず、かつ確かな手応えのある良問が詰まった「運命の一冊」を見つけ出すこと。
その一冊が、暗闇の荒野を進むあなたの、合格への道を照らす唯一の灯台となります。
戦略3:最強のサイクル「PDCA」で一冊を完璧にしろ
運命の一冊を見つけたら、あとはそれを完璧にするだけです。 そのための最強のツールが、ビジネスの世界でも使われる「PDCAサイクル」。
受験の勝者は、才能に恵まれた人間ではない。「間違え、そこから学んだ回数が最も多い人間」です。このPDCAサイクルは、あなたの失敗をすべて学びと成長に変えてくれます。
やり方は極めてシンプル。
【Plan & Do】 まず、1周解く。 何も見ずに、その一冊を最初から最後まで解く。そして、できた問題に「○」、少しでも迷ったり間違えたりした問題に「×」をつける。
【Check】 なぜ間違えたのか、徹底的に分析する。 「×」がついた問題と向き合う。なぜ解けなかったのか?知識が足りないのか、計算ミスか、勘違いか。自分の弱点を冷徹に分析する。
【Action】 「×」だけを潰す(2周目)。 2周目は「×」の問題だけを解く。そして、その問題の理屈や本質が、自分の言葉で他人に説明できるレベルになるまで、解説を読み込み、理解できるまで繰り返す。
【次のPlanへ】 完璧になるまで周回する(3周目以降)。 「×」の問題がなくなるまで、何度もこれを繰り返す。そうすることで、その一冊はあなたの血肉となります。
このサイクルを回していると、「答えを暗記してしまった」という感覚になると思います。 それでいいのです。むしろ、それがゴールです。
それは、あなたが「考え抜いた結果、理屈ごと自然と覚えてしまった」という最高の状態だから。やろうと思って暗記するのではなく、やっていたら暗記していた。その意識が、あなたを合格レベルへと引き上げてくれます。
まとめ:環境は、あなたが創るものだ
ど田舎から旧帝大に合格するために、特別な才能も、恵まれた環境も必要ありません。必要な戦略は、たった3つ。
先生の話を鵜呑みにせず、教科書を信じ、自分の頭で考える。
重要な良問を見極め、一点集中で取り組む。
PDCAサイクルで一冊を完璧にし、失敗から学び続ける。
周りに仲間がいなくても、教科書があなたの師となり、良問があなたのライバルとなります。 環境は、与えられるものではなく、あなたの意識と行動で、創り出すものです。
この記事を読んだ今、あなたの勉強への向き合い方を、もう一度見つめ直してみてみてください。あなたの逆転劇は、ここから始まります。