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【自己紹介】採用試験7点。算数・数学が苦手だった僕が、4大塾のトップクラスで教えられるようになった理由

2025/10/22

はじめまして。ヒロユキと申します。

突然ですが、僕は勉強が、特に算数・数学が本当に苦手でした。 学生時代、テストで良い点を取った記憶はほとんどありません。

そんな僕が、今、何をしているか。

信じられないかもしれませんが、中学受験の「4大塾」の一つで、一番上のクラスの生徒たちに(主に算数を)教えています。

「勉強が苦手だった男が、なぜ?」 「しかも、よりによって一番レベルの高い場所で?」

今日は、そんな僕の「原点」についてお話しさせてください。 これは、僕が「史上最低点」で塾講師になった日の物語です。

採用試験100点満点中、7点

「この人、おもしろいですね。授業、やらせてみたいです」

これは、僕が塾の採用試験で100点満点中7点という、前代未聞の点数を叩き出したときに、ある人物が言った言葉です。

もちろん、筆記試験があるとは聞いていました。 しかし、当時の僕は「まぁ大学出てるし、子ども相手の問題だろ?」と完全に油断していました。

結果、手応えなどあるはずもなく。 告げられた点数は「7点」。 担当者からは「……ちなみに、うちの歴代でワースト記録です」と苦笑いされました。

恥ずかしさを通り越して、もはや笑うしかありませんでした。

なぜ、7点の僕が採用されたのか

当然、落ちたと思いました。 「場違いでした」と帰ろうとした僕を呼び止めたのは、面談してくれた社長その人でした。

「でも、この人、おもしろいですね」 「生徒の目を、ちゃんと見て話してた」

後から聞いた話ですが、採用に賛成したのは社長と、事務員の女性の二人だけ。 「さすがに7点はないでしょう」 「子どもに教えるなんて無理だ」 という大半の反対を押し切って、社長は僕を推したそうです。

「面白い奴は育つ」と。

こうして僕は、「100点満点中7点で塾講師になった男」として、キャリアをスタートさせました。

地獄の門と、猛勉強の日々

もちろん、そんな人間がすぐに教えられるわけがありません。 初授業は、まさに地獄でした。

板書はグチャグチャ、説明は空回り。 授業後、ある生徒のノートに書かれていた言葉が、今も忘れられません。

「せんせい、どこにゴールがあったの?」

笑えませんでした。 算数・数学が苦手だった自分が、その「苦手」をそのまま生徒に伝染させている。 信じてくれた社長たちを裏切っている。それが何より悔しかった。

そこから僕の「本当の勉強」が始まりました。

  • YouTubeで他塾の有名な先生の授業を片っ端から観て、良い説明をノートにまとめる。

  • 名著と言われる参考書を何十冊も買い込み、解法のロジックを丸ごと書き写す。

  • 自分なりの解法マップを作り、過去問を模写する。

  • 生徒が間違えた箇所を100枚以上Excelに記録し、傾向を洗い出す。

  • 授業がうまくいかなかった日は、ICレコーダーで録音を聞き返し、「何が届かなかったのか」を一人で反省する。

休日はもちろん、朝から晩まで授業準備に没頭しました。 板書の練習、問題の難易度調整、想定される質問への回答…。 頭の中で「見えない教室」を何度もシミュレーションしていました。

僕は、誰よりも「できなかった」からこそ、誰よりも「どうすればできるようになるか」を研究しました。 算数が苦手だったからこそ、「なぜ、ここでつまずくのか」が手に取るようにわかったのです。

「7点」の僕が、今伝えたいこと

1年後。 あの社長がふとこう言ってくれました。 「お前、やっぱり面白いよ。育ったな」

たった二人が「面白がって」信じてくれた。 その記憶が、今も僕の背中を押してくれます。

だから、今度は僕が子どもたちに伝える番です。

勉強が苦手? 算数が嫌い? 大丈夫。僕もそうだった。 採用試験で「7点」だった男が、今や4大塾の最前線で、一番上のクラスの子どもたちと毎日真剣勝負をしています。

「今できない」は、「これから伸びしろがある」の裏返しです。

君の60点、70点は、落ち込むほどの点じゃない。 むしろ、そこから始まる物語がある。

ちなみに、僕は今でも、あの7点の答案用紙を持っています。 額に入れて飾ろうかと思うくらいです。 そして、その下にこう書くつもりです。

「ここから全部、始まりました。」

このブログが、「自分もまだまだ捨てたもんじゃないかも」と思えるきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。

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