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四谷大塚の組分けテストは偏差値より正答率を見よ

2026/10/1

四谷大塚の組分けテストで偏差値が下がった。成績表を開いて、まず偏差値とコースの欄を見て、ため息をつく。その見方をしている限り、次の組分けでも同じため息をつくことになります。見るべきは偏差値ではなく、問題ごとの正答率です。

偏差値は「結果」、正答率は「原因」です

偏差値は、受験者全体の中での位置を示す数字です。上がった、下がったはわかりますが、なぜ下がったのかは何も教えてくれません。体温計で熱があるとわかっても、原因が風邪か食あたりかはわからないのと同じです。

一方、成績表に載っている問題ごとの正答率は、原因を教えてくれます。お子さんが落とした問題が、受験者の何割が解けた問題なのか。ここを見ると、同じ偏差値50でも中身がまったく違うことがわかります。

正答率50%以上の問題を何問落としたかを数える

僕が組分けテストの結果を見るとき、最初にやるのは一つだけです。正答率50%以上の問題のうち、お子さんが落とした問題に印をつけて数える。

正答率50%以上というのは、受験者の半分以上が解けている問題です。四谷大塚の組分けテストには、AコースからSコースまで全員が参加します。その半分以上が解けている問題は、言い換えれば基本問題です。ここを落としているなら、偏差値が下がった原因は応用力ではなく、基本の単元学習に穴があることです。

落とした数の目安は、次のように考えてください。

  • 正答率50%以上の問題を複数落としている:単元学習の穴。応用問題に手を出す前に、落とした単元の基本に戻る

  • 正答率50%以上はほぼ取れていて、30〜50%の問題で落としている:基本は固まっている。単元別の少し難しい問題集で、一段上の問題に慣れる段階

  • 正答率30%未満の問題だけ落としている:今のコースでは十分戦えている。難問は捨てる判断も含めて、時間配分を磨く段階

落とした場所によって、次に使う教材が変わる

ここが一番大事なところです。正答率で落とした場所がわかると、次に何をやるべきかが変わります。

正答率50%以上の問題を落としている子に、難しい問題集を渡しても効果はありません。土台に穴が空いたまま二階を建てるようなものです。この段階では、予習シリーズの該当単元の基本問題に戻り、図や式を書いて解き直すことが先です。

反対に、基本問題がほぼ取れている子に、四科のまとめの基本問題を何周もさせるのは時間の無駄です。この段階なら、東京書籍のプラス1問題集や、ステップアップ演習のような単元別の難しめの問題集で、一段上の問題に触れさせたほうが伸びます。正直に言えば、こうした問題集の解き方のほうが、予習シリーズの解説より筋がいいと感じる単元もあります。

同じ偏差値でも、やるべきことが正反対になる。偏差値だけで教材を選ぶ家庭が迷子になるのは、このためです。

組分けテストの結果を見る3つの手順

成績表が返ってきたら、次の順番で見てください。

まず、偏差値とコースの欄は最後に見る。最初に見ると、感情が先に動いて冷静に原因を探せなくなります。次に、問題ごとの正答率を見て、正答率50%以上で落とした問題に印をつける。最後に、印のついた問題を単元ごとにまとめる。速さが2問、割合が1問、というように。

こうしてまとめた単元が、次の組分けまでに埋めるべき穴です。全単元を復習する必要はありません。印のついた単元だけを、予習シリーズに戻って解き直す。それで十分です。

親が明日からすべき非情な決断

偏差値の上下で、子どもを褒めたり叱ったりするのをやめてください。

偏差値が上がった回でも、正答率50%以上の問題を落としていれば、それはたまたま応用問題が当たっただけかもしれません。偏差値が下がった回でも、基本問題を全部取れていれば、むしろ順調です。偏差値で一喜一憂する親は、上がった回に油断し、下がった回に焦り、どちらの回でも原因に手をつけません。四谷大塚が毎回わざわざ正答率を出してくれているのに、それを見ないのは実にもったいない話です。

まとめ

四谷大塚の組分けテストで偏差値が下がったら、まず正答率50%以上の問題を何問落としたかを数えてください。落としているなら単元学習に戻る、取れているなら一段上の問題集に進む。原因がわかれば、やるべきことは自然に決まります。

組分けテストの結果から次の一手を一緒に決めたい方は、僕のマナリンクのプロフィールにある「【四谷大塚】週テスト・組分けテスト対策で上位クラスへ」をご覧ください。無料の相談も受け付けていますので、成績表を見ながら、どの単元から手をつけるかを一緒に整理しましょう。

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