オンライン家庭教師マナリンク

塾の面談で「もう少し頑張りましょう」と言われたら?プロが教える、面談で引き出すべき”具体的なアドバイス”

2026/6/7

塾の面談で、先生から「最近少し成績が下がっていますね。ご家庭でももう少し頑張りましょう」「算数が課題なので、しっかり復習してください」と言われ、「はい、分かりました」と帰ってきてしまうことはありませんか?

そして家に帰り、「もう少しって、具体的に何をどう頑張ればいいの?」と途方に暮れてしまう……。

私はこれまで20年以上にわたり、オンライン家庭教師や進学塾で700人以上の生徒さんを指導してきました。その経験からお伝えしたいのは、塾の面談は「先生の話を聞く場」ではなく、「家庭学習の具体的な指示を引き出す場」にしなければならないということです。

今回は、形式的になりがちな塾の面談を実りあるものにするための、プロが教える「逆質問テクニック」についてお話しします。

1. なぜ塾の面談は「形式的」になってしまうのか

生徒数の多い大手塾では、先生一人あたりが見る生徒の数が非常に多く、一人ひとりの性格や家庭環境に合わせたきめ細やかな面談や相談の時間を十分に取れないのが現実です。

保護者の方から「うちの子、最近どうですか?」と漠然とした質問をしてしまうと、先生も「真面目に頑張っていますよ」「この調子で様子を見ましょう」といった、当たり障りのない「一般的なアドバイス」しか返せなくなってしまいます。

お子様の成績を伸ばすためには、親御さんの方から一歩踏み込み、「具体的な行動」を引き出すための質問を投げかける必要があるのです。

2. 面談を劇的に変える「逆質問テクニック」

先生から「もう少し頑張りましょう」といった曖昧なアドバイスが出た時は、すかさず以下の3つの逆質問をぶつけてみてください。

① 「どの教科の、どの単元に戻るべきですか?」

「算数の復習をしてください」と言われたら、「算数の、特にどの単元が抜けているのでしょうか?」と解像度を上げて質問します。

算数は積み上げの教科なので、今の単元ができないのは、過去の単元(割合や比など)でつまずいていることが原因です。単に「算数が苦手」で終わらせず、「どこに穴があるのか」を先生の口から特定してもらってください。

② 「どのテキストの、どの問題を解けばいいですか?」

単元が特定できたら、次は「やり方」です。「では、その単元の復習として、今持っているテキストのどのページの、どのレベルの問題をやればいいでしょうか?」と聞きます。

「全部復習してください」は無理です。基礎問題だけでいいのか、応用までやるべきなのか、具体的に指定してもらうことで、家に帰ってからすぐに迷わず取り組むことができます。

③ 「今の宿題の中で、やらなくていい問題はどれですか?(取捨選択)」

これが一番重要な質問です。新しい復習を追加するということは、お子様の負担が増えるということです。

「復習の時間を確保したいのですが、今の宿題を全部こなすのは時間的に厳しいです。優先順位をつけて、やらなくていい(捨てる)問題を教えていただけますか?」と相談します。

塾の膨大な宿題の「取捨選択」をプロである先生にしてもらうことで、お子様が消化不良を起こすのを防ぎます。

3. 具体的な事実(データ)を共有する

逆質問をする際、以前のコラムでもお伝えしたように、ご家庭での「具体的な事実」を一緒に伝えるとさらに効果的です。

「昨日の算数の宿題に3時間もかかってしまい、睡眠時間が削られています」といった具体的な状況を伝えることで、先生も「それは時間がかかりすぎなので、大問の3番まではやらなくていいです」といった、的確なフォローや取捨選択の指示を出しやすくなります。

4. それでも具体的なアドバイスがもらえない時は

これだけ逆質問をしても、「とりあえず全部やってください」「頑張るしかありません」といった精神論しか返ってこない場合、その塾のサポート体制がお子様に合っていない可能性があります。

そんな時こそ、客観的なプロの視点からアドバイスをくれる「セカンドオピニオン」の存在を活用してください。

私はオンライン家庭教師として、ただ勉強を教えるだけでなく、塾の膨大な宿題の取捨選択や家庭学習のスケジュールの立て方など、受験戦略全体の相談相手として伴走します。

「塾の面談で具体的な方針が見えなかった」「何を優先すべきか親では判断できない」と悩まれている方は、一人で抱え込まず、ぜひ一度ご相談ください。お子様に合った学習ルートをご提案し、ご家族みんなが笑顔になれる中学受験を一緒に実現していきましょう。

このブログを書いた先生

このブログに関連するオンライン家庭教師はこちら

中学受験におすすめの指導コース

28,000
60(全4回)
小学4〜6年生
  • 入試で問われる思考力や記述力を身につけたい
  • 時事問題を押さえた入試対策をしたい
  • 実用的な文章を理解し、論理的に書くコツを身につけたい
コースの詳細を見る
その他の科目月額コース
公立中高一貫校対策指導(適性検査文系理系総合)
無料体験あり
公立中高一貫校対策指導(適性検査文系理系総合)
42,000/月
1回120(月4回(週1回目安))
小学5・6年生
  • 公立中高一貫校を受験したいけど、大学生の個別指導や集団授業では不安があるという方にお勧めです。
  • 私立の中学受験とは全く異なる特殊な対策が必要な公立中高一貫校受験に特化した講座です。
  • 公立中高一貫校の対策に特化した指導ができる講師は非常に限られていますので、それをお求めの方。
コースの詳細を見る
算数月額コース
中学受験算数対策(四谷大塚予習シリーズ限定)
無料体験あり
中学受験算数対策(四谷大塚予習シリーズ限定)
20,000/月
1回60(月4回(週1回目安))
小学6年生
  • 塾の算数のフォローをしたい
  • 予習シリーズの進め方に戸惑っている
  • 学習相談や受験校選択のセカンドオピニオンが欲しい
コースの詳細を見る
算数月額コース
【元早稲アカ講師が指導!】算数徹底対策コース【残り1枠】
三者面談あり
無料体験あり
【元早稲アカ講師が指導!】算数徹底対策コース【残り1枠】
19,600/月
1回60(月4回(週1回目安))
小学4〜6年生
  • 「四谷大塚やSAPIXに通っているけれど、なかなか成績が伸びなくて心配…」
  • 「偏差値がなかなか上がらない。このままでは第一志望に間に合わないかも…」
  • 中学受験を経験したことのある先生に教えてもらいたい!
コースの詳細を見る
社会(中学生)月額コース
新小学問題集対応 中学入試社会 講義編
三者面談あり
無料体験あり
新小学問題集対応 中学入試社会 講義編
28,000/月
1回90(月4回(週1回目安))
小学4〜6年生
  • 新小学問題集で学習を進めている全ての中学入試を受験する生徒様
  • 塾で新小学問題集の内容がわからないので、コーチングをしてほしい生徒様
  • 模試などでしっかりと点数を取って志望校に合格したい生徒様
コースの詳細を見る

この先生の他のブログ

ふくいの写真

偏差値だけで選んでいませんか?「AI時代」を生き抜く力から逆算する、後悔しない志望校選び

2026/6/8
志望校選びを進める中で、どうしても塾から配られる「偏差値表」とにらめっこして、「今の成績ならこの学校」「あともう少し偏差値が上がればここも狙える」と、数字ばかりを基準にして学校を選んでしまっていませんか?私はこれまで20年以上にわたり、オンライン家庭教師や進学塾で700人以上の生徒さんを指導してきま...
続きを読む
ふくいの写真

オプション講座は本当に必要?「あれもこれも」と手を出さず、今の我が子に必要な講座を見極めるコツ

2026/6/4
学年が上がり、夏休みや直前期が近づいてくると、塾から「〇〇特訓」「週末志望校別講座」といったオプション講座を次々と勧められることがあります。 「周りの子もみんな受けているから」「先生から勧められたから受けないと受からないのでは…」と不安になり、あれもこれもと申し込んでしまっていませんか。実は、私が...
続きを読む
ふくいの写真

「分からないところを聞きに行けない…」引っ込み思案な子が、塾の質問教室を120%活用するための親の根回し

2026/6/1
お子様が集団塾に通っているご家庭から、非常によくご相談いただくお悩みがあります。それは、「塾で分からないところがあっても、先生に質問に行けない」という問題です。「質問教室があるんだから、しっかり聞いてきなさい!」と送り出しても、結局聞けずにそのまま帰ってきてしまう。勉強が苦手な子や引っ込み思案な子...
続きを読む
ふくいの写真

「うちの子、塾の授業についていけてる?」不安を解消する、塾の先生への上手な相談・アプローチ法

2026/5/29
お子様が集団塾に通っていると、「人数が多くて、うちの子は教室の隅で埋もれてしまっていないか」「授業のスピードが速すぎて、実は何も理解していないのではないか」と不安になることはありませんか。私はこれまで20年以上、進学塾やオンライン家庭教師として700人以上の生徒さんを指導してきました。大手塾での指導...
続きを読む