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共通テスト数学、9月から何をする?|6割を目指す受験生の学習優先順位

2026/9/12

9月に入り、共通テストまで残された時間が少しずつ見えてくると、

「数学がまだ4割くらいしか取れない」

「参考書は持っているけれど、何から手をつければいいか分からない」

「数学ⅠAとⅡBC、どちらを優先すればいい?」

「今から全部やり直して間に合うの?」

と不安になる受験生も多いと思います。

特に、数学が得意科目ではない受験生ほど、

「最初から全部やり直さないといけない」

と考えがちです。

しかし、9月以降の学習で大切なのは、全範囲を完璧にすることではありません。

共通テスト数学でまず6割程度を目標にするのであれば、

現在地を知る

基礎問題を落とさない

得点源を作る

苦手分野を絞って補強する

共通テスト型問題に慣れる

という順番で学習することが重要です。

今回は、9月から共通テスト数学ⅠA・ⅡBCを立て直したい受験生に向けて、学習の優先順位を整理します。

まず「何点だったか」より「なぜ落としたか」を確認する

最初にやってほしいことは、新しい参考書を買うことではありません。

直近の模試や共通テスト型問題を見直してください。

そして、間違えた問題を、

①公式・知識を知らなかった
②知っていたが使えなかった
③計算ミスをした
④問題文を読み違えた
⑤途中で解法が分からなくなった
⑥時間を使いすぎた

くらいに分類してみます。

たとえば同じ40点でも、

「基本公式をかなり忘れている40点」と、

「基礎問題は取れているが、後半の応用問題で止まる40点」

では、やるべき勉強がまったく違います。

9月以降は時間が限られるからこそ、

「数学が苦手」という大きなくくりではなく、何が原因で点を失っているのか

を具体的にすることが大切です。

優先順位① まず基礎問題を落とさない

6割を目指すのであれば、最初から難しい問題ばかり解く必要はありません。

むしろ最優先なのは、

「本来取れるはずの問題を落とさないこと」

です。

たとえば数学ⅠAなら、

  • 式の計算

  • 二次関数の基本

  • 三角比

  • データの読み取り

  • 場合の数・確率の基本

数学ⅡBCなら、

  • 三角関数

  • 指数・対数

  • 微分・積分

  • 数列

  • ベクトル

などについて、

「公式を知っている」

だけではなく、

基本的な問題なら自力で最後まで解けるか

を確認します。

難問を1問解けるようになるより、基本問題を数問確実に取れるようになる方が、6割を目標にする段階では得点に結びつきやすい場合があります。

優先順位② 「分かる」と「解ける」を区別する

数学でよくあるのが、

「解説を読めば分かる」

という状態です。

しかし、本番で必要なのは、

解説を読まなくても、自分で最初の一手を決められること

です。

たとえば二次関数の問題を見たとき、

「平方完成をする」

「グラフを考える」

「最大・最小を見る」

と自分で判断できるでしょうか。

数列なら、

「等差なのか」

「等比なのか」

「漸化式をどう処理するのか」

を判断できるでしょうか。

勉強するときは、答えを見て納得するだけではなく、

「なぜこの解法を選んだのか」

を自分に説明してみてください。

これができるようになると、数字や設定を少し変えられても対応しやすくなります。

優先順位③ 得点源にする分野を作る

9月から全範囲を均等に勉強し直すと、どの分野も中途半端になることがあります。

そこで、

「ここは取る」

という分野を作ります。

たとえば数学ⅠAなら、

「二次関数は安定して取る」

「データの分析は得点源にする」

数学ⅡBCなら、

「微分・積分は落とさない」

「数列の基本問題は取れるようにする」

というように、自分の得点源を決めます。

得意分野があると、本番でも精神的にかなり楽になります。

「どこも苦手」

という場合でも、比較的理解しやすい分野から一つずつ作れば大丈夫です。

優先順位④ 苦手分野を全部克服しようとしない

これはかなり重要です。

9月以降になると、

「確率も苦手」

「図形も苦手」

「数列も苦手」

「ベクトルもできない」

と焦り、すべてを同時に勉強しようとする人がいます。

しかし、限られた時間の中で全部を同じ深さまで仕上げるのは現実的ではありません。

苦手分野は、

A:基礎から戻れば得点できそう
B:もう少し演習すれば安定しそう
C:かなり時間が必要

に分けてみてください。

優先するのはAとBです。

6割を目標にする段階では、

「全部できるようにする」より「取れる問題を増やす」

という考え方が大切です。

数学ⅠAとⅡBC、どちらを優先する?

両方とも不安な場合、

「どちらからやればいいですか?」

という質問もよくあります。

これは現在の得点によって変わります。

たとえば数学ⅠAの基礎がかなり不安定なら、まずⅠAを立て直すことをおすすめします。

なぜなら、数学ⅡBCでも、

  • 式変形

  • 関数

  • 方程式

  • グラフ

  • 確率的な考え方

など、それまでの数学の基礎を使うからです。

一方で、ⅠAがある程度取れていてⅡBCだけ大きく崩れているなら、ⅡBCの優先順位を上げます。

大切なのは、

「ⅠAを全部終わらせてからⅡBC」

と機械的に決めないことです。

模試の結果を見て、

どちらを伸ばした方が全体の得点につながるか

を考えます。

9月|基礎を「広く確認」して、苦手を絞る

9月は、いきなり共通テスト形式ばかり解くより、

基本事項の穴を見つける時期です。

おすすめは、

基本問題を解く

解けなかった単元を確認する

基礎へ戻る

類題を解く

という流れです。

ここで注意したいのは、一つの単元に時間をかけすぎないことです。

二次関数だけを2週間やっていたら、他の分野に触れられなくなります。

9月はまず全体を見渡して、

「取れる分野・あと少しの分野・かなり苦手な分野」

を分類することを優先しましょう。

10月|得点源を増やす

10月は、9月に見つけた課題をもとに、得点源を増やします。

たとえば、

数学ⅠAなら、

二次関数+データの分析+確率

数学ⅡBCなら、

微分・積分+数列+ベクトル

など、自分の状況に合わせて重点分野を決めます。

ここでは、

基礎問題
→標準問題
→共通テスト型問題

と段階的に進めます。

いきなり共通テストの長い問題を解くのではなく、まずは問題の核となる数学そのものを理解することが大切です。

11月|共通テスト特有の問題に慣れる

基礎が固まってきたら、共通テスト型の問題を増やします。

共通テスト数学では、

  • 長めの問題文

  • 会話形式

  • グラフや表

  • 日常的な設定

  • 誘導に沿って考える問題

などが出てきます。

ここで、

「文章が長いから難しい」

と思わないことが大切です。

まず、

何を求めている?
何が分かっている?
前の設問から使えるものはある?
図や式に直せる部分はどこ?

と整理します。

文章を全部覚える必要はありません。

数学に必要な情報を取り出す

ことを意識してください。

12月|過去問・予想問題で「取る問題」を固める

12月になると、共通テスト形式の演習量を増やします。

ここで見るのは総得点だけではありません。

問題ごとに、

取るべき問題を取れたか

を確認します。

難しい問題が解けなくても、それだけで落ち込む必要はありません。

むしろ、

「基礎問題で計算ミスをした」

「得意なはずの二次関数で落とした」

という失点の方を重く見ます。

12月は、

新しい参考書を増やす時期ではなく、これまで勉強した内容を得点に変える時期

と考えましょう。

「全部解く」ことが目標ではない

数学が苦手な受験生ほど、本番で一問にこだわってしまうことがあります。

「ここまで解いたから最後までやりたい」

「あと少しで解けそう」

と思って時間を使い続ける。

しかし、6割を目標にするなら、

すべての問題を解ける必要はありません。

まず、

確実に取れる問題
少し考えれば取れる問題
時間がかかりそうな問題

を見分けることも重要です。

勉強の段階から、

「これは今の自分なら取るべき問題か?」

という視点を持っておくとよいでしょう。

公式を丸暗記するだけでは伸びにくい

もちろん、数学では公式を覚える必要があります。

しかし、

公式を覚えること

と、

必要なときに使えること

は別です。

たとえば余弦定理を覚えていても、

「なぜこの問題で余弦定理を使うのか」

が分からなければ解けません。

そこで公式を覚えるときは、

「どんな条件がそろったら、この公式を使う?」

まで確認してください。

公式集を見る時間より、

「この問題ではなぜこの公式なのか」

を考える時間の方が重要な場合もあります。

計算ミスは「注意力」で片づけない

数学でよく聞くのが、

「計算ミスさえなければ……」

という言葉です。

しかし、毎回計算ミスをするなら、それは偶然ではないかもしれません。

たとえば、

  • 暗算しすぎている

  • 途中式を省略している

  • 符号を確認していない

  • 問題用紙の使い方が乱れている

  • 焦ると計算手順が変わる

など、原因がある場合があります。

間違えた問題には、

「なぜ間違えたか」

を一言書いてみてください。

「符号」

「公式選択」

「条件読み落とし」

などで十分です。

数週間続けると、自分の失点パターンが見えてきます。

9月からでも大切なのは「優先順位」

9月になって数学の得点が思うように取れていないと、焦るのは当然です。

しかし、

「とりあえず参考書を最初から全部やる」

「難しい問題集に変える」

「毎日長時間数学をやる」

だけでは、必ずしも効率的とは限りません。

まず、

今どこで失点しているか

どの分野なら伸ばせるか

どの基礎へ戻る必要があるか

何を得点源にするか

を整理します。

そのうえで、

9月:基礎の穴を発見
10月:得点源を作る
11月:共通テスト型へ移行
12月:取る問題を固める

という流れで進めるのがおすすめです。

まとめ|6割を目指すなら「全部」より「取るべき問題」

共通テスト数学で6割程度を目標にするなら、

①現在地を確認する
②基礎問題を落とさない
③得点源を作る
④苦手分野に優先順位をつける
⑤共通テスト型問題へ移る
⑥間違いの原因を分析する

という順番を意識してください。

数学は、一度分からなくなると、

「自分には数学の才能がない」

と思ってしまいやすい科目です。

しかし実際には、

公式を知らないのか
使い方が分からないのか
計算で崩れているのか
問題文の読み取りで止まっているのか

によって、必要な対策は変わります。

まずは「数学が苦手」でまとめず、自分がどこで止まっているのかを見つけること。

そして、今の自分に必要なところから一つずつ立て直していきましょう。

9月からの数学は、

「全部できるようにする勉強」から「取るべき問題を確実に取る勉強」へ。

この切り替えが、共通テストに向けた大切な一歩になります。

※本記事の「6割」は学習上の目標設定の一例です。現在の学力、学習時間、受験までの期間によって必要な対策や到達度は異なります。得点を保証するものではありません。

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