Noschoolでの質問に回答がつかない理由を考える
2020/1/25
勉強のことでも書こうかなと思ったのだけど、最近こちらで未回答の問題を探していて気になるのが表題に関すること。
私以外の先生方はきっと優しいのでこんなことは言わないと思う。
私はこういうことにうるさい性格なので、書いておきたい。
※自分で書いていて、えらく上から目線の文章だなあと思ったけれど、これが自分の本音なので、修正せずにそのまま掲載する。
NoSchoolで未回答の質問を探しているとき、感じることがある。
たいていの質問は、その日のうちに先生方のどなたかが回答しているけれど、中には回答がつかず、ずーっと放置されっぱなしの質問もある。
質問してくれている生徒さんたちは、なぜ自分の質問に回答がつかないのか考えたことがあるだろうか?
これを考えることで、どのような質問をすれば、回答が返ってくるのかがわかり、生徒さんにとってもここを有意義に利用できるようになると思う。
先生方によって考え方はさまざまだけれど、回答がつきにくい質問というのは、いくつかの傾向がある。
1.丸投げ質問
問題の写真だけを掲載し
「全然わからないので教えて下さい」
「これを英文に直してください」
というタイプの質問。
個人的には、こういう質問は大嫌いだ。
なぜなら、自分で考えることをしていないから。
先生方は模範解答の作成者ではない。ましてや翻訳家でもない。
私が質問者なら、回答者のことを考えると、このような質問は絶対にしたくない(実際に絶対やらない)。
質問者からすれば、丸投げするほど楽なことはない。
スマホで写真をとって、写真を添付し「ぜんぜんわかりません」と、たった10文字打つだけで質問ができてしまうから。
楽だよね、それで回答がつけば。
自分で考えることなく答えが返ってくるんだもの。
でも回答する側からすれば、丸投げ質問ほど面倒な質問はない。
質問者がどこまで理解していて、どこでつまづいているのかがわからないから、どこの説明を省略しても大丈夫なのか見当がつかない。
結果、その問題たった1問も回答するだけでやたら時間を取られる。
だからこのような「丸投げ質問」は敬遠されやすい。
2.問題数が多すぎる質問
問題集1ページ分の写真を掲載し「教えて下さい」というものなど。
回答するとしては
「こんなにたくさん答えるのは面倒くさい」
「時間がかかるから回答したくない」
と感じて、回答するのを諦めてしまう。
3.画像が不鮮明で判断ができない
先日、未回答の質問を見つけたけれど回答するのを見送ったものがこの例。
「15番の解き方がわかりません。答えは○○です」
と書かれていて、写真が掲載されていた。
1問だけなら回答しようと写真を拡大したものの、どの問題が15番なのかわからず(写真に問題番号が写っていなかった)結局回答を諦めた。
その他、
鉛筆書きで英文を書いてくれているが、文字が薄すぎて画像を拡大しても文字の判別ができない、
(たまに書かれている字があまりに雑で読み取れないこともある)
ピントが合っていなくて問題文を読み取ることができない、など。
このような質問は、そもそも問題を解読するのにえらく骨が折れる作業になるので回答がつきにくい。
この3つのパターンに共通して言えることは、
「回答者のことを全く考えていない」
「相手の立場に立って考えることができていない」
ということである。
勉強ができるとかできないとか、それ以前の問題。
私は、こういう質問の仕方をする人たちは、回答者を機械か何かだと思っているのではないか、と感じている。
あくまでも自分本位の質問で、自分さえわかればそれでいい。
そういう気持ちが透けて見えるから、回答者側は質問に答えるのを避ける。
(それが意識的か無意識的かはわからないけれど)
私はこのように考えている。
逆に、回答がつきやすい質問というのは、以下のような特徴がある。
1.疑問点が明確である
https://noschool.asia/question/200472-1577521905
この質問のように、自分は不正解だったが、なぜ不正解なのかその根拠がわからない、というようなタイプ。
この場合は質問者さんが何を知りたいのか、次に同じような問題に当たったときにどこに気をつければいいかがきわめて明確なので、回答はつきやすい。
自分で解説を読み、その中の一部が理解できない、という場合も同様に回答がつきやすい傾向にある。
2.自分の考えが述べられている
https://noschool.asia/question/201698-1579737528
この質問において質問者さんは、自分はこう考えるが、この解釈で正しいかどうかを尋ねている。
この場合、極端な話、回答者側としては、質問者さんの解釈が正しいか否かだけを回答するだけで良い。
回答に時間がかからないので、このような質問は回答がつきやすい。
回答が付きやすい質問というのは、
・回答者に手間をかけさせない質問である
・自分の考えが述べられていて、積極的な姿勢が見える
などの特徴がある。
スマホを使って自分の考えを述べていくのは面倒なのかもしれない。
でもそのほんの少しの手間をかけることによって、回答者は質問者が抱えている問題に対してより適切な回答やアドバイスをしやすくなる。
もし、質問しても回答がつかなかったり、回答があったとしても、それは自分が望んでいる回答ではなかったとしたら、一度、自分の質問の仕方が適切だったかを考えてみるといい。
そして次から何に気をつけて質問すればいいか考えるといい。
そうすることで、ここを利用している質問者さんは、より積極的に、よりしっかりと、学んでいくことができると私は思う。
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