高校の定期テストとの付き合い方
2023/5/26
みなさんこんにちは、家庭教師のあしまるです。
さて、今回は高校の定期テストについてのお話です。みなさんは定期テストの点数が怖くありませんか?
大学入試対策を進めていると必ずと言っていいほどぶつかる「定期テストどうするの?」問題。模試は取れるようになったけれど定期テストが…みたいなことはよくあることです。
個人的に「一般入試を考えているのであれば、定期テストなんて赤点取らなきゃいいでしょ」ぐらいに捉えたいところなんですが、誰でもそんな風に考えられるわけではありません。特に当事者である生徒は悪い点数をとった日には落ち込みますし、怒られることだってあるわけですから。
しかし、定期テストに全力を注いだところで大抵の高校の定期テストの形式だと、大学入試の対策としてはほとんど効果がないんですよね。今日は「なんでそんなこと言えるんだ」という話と「じゃあどうやって乗り越えよう」という話をしていきます。
一、定期テストの成績≠入試・模試の成績
地方のある程度上位の高校の定期テストって大抵の場合範囲がしっかり明示してあります。先生が「ここテストに出るからなー」と言ってくれるわけです。
出るって言われたんだからそこやればいいじゃんって話ではあるんですが、問題なのはこれが結果的に思考力や判断力の成長を妨げてしまうことです。
以下の表を見ながら、実際に手元にある模試と学校のテストを見比べてみてください。
大学受験のために勉強をしている人は、初めてみる問題に対して自分で解答までの道のりを思考する練習をし続けます。このやり方で学校の定期テストに取り組むと問題数が多すぎて全く時間が足りないんです。
定期テストの成績はあくまで「みた瞬間に対処できますか?」という練習の成果発表でしかなく、必ずしも入試の成績につながりません。めざせ、パブロフの犬。
そもそも、定期テストに出題される問題は多くの場合入試には出ません。所詮は氷山の一角に過ぎず、それを高速で解けたとしても自分の思考や判断によるものでなければほとんど意味はありません。
二、定期テストに目標を設定し直してみる
本来期待されるはずの勉強法は、定期テストのような範囲が絞られているテストに対してはかなり効率が悪いです。よほどクラス内でずば抜けた能力を持っていない限りは目立って高得点を取ることができないでしょう。
では、定期テストを大学入試に繋げるためにはどうすれば良いのか。1つの答えは「ミスを許されない問題の正答率を上げる」という目標をもつこと。
例えば数学なら、最初のほうによく出てくる小問集合で1ミスもしないとか。
どの教科にもある程度、条件反射的に答えなければならない問題たちが存在します。そう言った問題たちの正答率をひたすら上げるのです。
同じ70点でも、小問集合は1ミスもしていない70点と、小問集合はボコボコだけど大問は何度も練習したのであってる70点では全然未来が違います。基礎ができている人は強いのです。
三、目標はできるかぎり具体化しよう
結局のところ、定期テストが懸念点になる、辛くなる最大の原因は「いい点を取りたい」という漠然とした目標を持っているからと言えます。
大切なことは目標を具体化すること。「〇〇点とる」なんて目標は立てない。基礎の計算問題は絶対に落とさない、英文並び替えは絶対に正解する、漢字は絶対に間違えない。そういう目標を立ててみましょう。
より具体的な目標を立てることで、自分の到達度合いを確認しやすくなりますし、できていた時の自信のつき方が全く違います。わかりやすい目標を立てて、前向きに頑張れるようにしていきましょう!
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