無機化学の学習

医学部化学講師のあじきです。今回は無機化学の学習についてお話しします。
無機化学の学習は暗記が多いですが、教科書に書かれているもののうち、入試でよく出題されるものは6割から7割程度です。教科書に書かれてはいるけれど、入試でほとんど問われない、あるいは超難関大のみで出題される、というものもあります。無機化学は時間の関係から、学校ではほとんど授業では取り扱われず、ほぼ独学で勉強しているという方も多いと思います。そうなると、上で挙げたような重要な部分とそうでない部分の判断ができませんよね。ある程度経験豊富な講師であれば、どこが重要でどこが重要でないかは区別できています。私の頭の中では、
①最重要項目(真っ先に暗記すべき項目)
②重要項目(ここまでは全員押さえてほしい項目)
③一般項目(①、②が抑えてあれば学習しておきたい項目)
④劣後項目(①〜③が抑えられている、あるいは超難関大を目指している、あるいは無機化学を得点源にしたい、という人が学習する項目)
このように分けられています。独学で勉強してきた方に授業をすると、①がまだ全然覚えていないのに、③や④を覚えようとしている方もこれまで経験してきました。ようするにこれは、英検5級レベルの英単語もままならないのに、英検2級レベルの英単語を覚えようとするようなものです。全く無駄とは言いませんが、まずそれよりも先にすべきことがあるはずです。
まずはざっくりと根幹の部分をしっかり抑え、後から枝葉の部分を押さえていく。これが入試で点数を取れるようにする学習法です。
化学の学習においては、理論化学や有機化学の学習で手一杯になり、適当になりがちな無機化学ですが、無機化学の学習も効率的に学習するかしないかで大きく結果が変わってきます。
無機化学は独学で何とかなる、と巷では言われていますが、無機化学こそプロに聞いて、何をまずは覚えれば良いか、何は捨てて良いかを判断してから学習することで、合格が見えてきます。
良かったら参考にされてください。ありがとうございました!
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