理系志望の現役生は早めから理科の入試勉強をしよう
2024/9/9
こんにちは。化学講師のあじきです。
今回はXにも上げましたが、理科の学習に早めから取り掛かる必要性についてご説明します。
まずはこのグラフをご覧ください。
グラフの横軸は学習時間、縦軸はその人の学力を表します。
グラフは大きく分けると2つの領域に分けれられます。
フェーズ1→やればその分だけ学力が伸びる時期
フェーズ2→ある程度飽和に達し、学力の伸びが鈍化する時期
英語数学は、小中の下積みの影響が強いのと、一般的には高校2年終了時に大学入試において必要なことは全て学ぶ(数3Cを除く)ことになっているので、現役生もきちんと勉強していれば、フェーズ2に入った後に入試に臨む場合が多いです。
それに対し理科は、小中の理科と高校の理科との関連が英数に比べて低いことや、全ての単元を学習し終えるのが一般的には高3の夏〜秋頃(中高一貫校や超進学校は除く)なので、フェーズ1の段階で入試が来てしまいます。
私の指導している実感でも、もう3ヶ月あれば余裕で偏差値5はのびるのに、という状態で入試に臨まれる現役生の方は多いです。理科は英語数学に比べて後回しにされがちですが、少なくともフェーズ2に入った後に入試が迎えられるように、早めから理科の入試勉強を始めてほしいと思います。
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