【受験生必見!】7つのステップで誰でもできる学習計画の立て方
2021/5/24
この記事をご覧いただきありがとうございます。
石井です。
早速ですが、皆さんは自分の学習計画をお持ちでしょうか?
人間の意志は思っているより弱いですから、きちんと「いつまでに何をやるか」ということを決めておかないと継続して勉強するのは難しいです。
この記事では
・学習計画はどうやって立てたらいいのか?
・立てた計画をどうやって活用していくのか?
この2点について解説していきたいと思います。
学習計画の立て方
受験の成功のカギとなる学習計画の立て方を7つのステップにまとめました。
1.目標を定める
2.現状を知る
3.課題を知る
4.やるべきことをリスト化する
5.優先順位をつける
6.年間計画を作成する
7.月・週の学習計画を立てる
こちらのステップに従って考えれば、きっと戦略的な計画が立てられるはずです。
1.目標を定める
計画を立てるには、始めに明確に目標を定める必要があります。
「そんなの当たり前だよ」と感じる方も多いでしょうが、案外このステップがきちんとできていない生徒さんが多いのが現状です。
例えば
・志望校の入試科目・配点
・合格点
・入試日
・出題内容
これらの内容をしっかり調べきれていないと計画を立てることは難しいです。
「〇〇大学の△△学部への入学」という目標は誰でも持っていますが、その細かな出題傾向や配点まで調べている人はそう多くありません。
まずは自分の志望大学について徹底的に調べるところから始めましょう。
例えばこのような用紙を用意して、志望校についての情報を一枚の紙にまとめると良いでしょう。
また、上の用紙には次の2つのステップの
・現状を知る
・課題を知る
で使う欄も設けてあります。
2.現状を知る
次に自分の今の学力を把握しましょう。
受験生であれば共通テストや大学の過去問を時間を測って解いてみましょう。
「まだ基礎もできていないし、やっても意味ない」と思うかもしれませんが、数カ月後には自力でその問題に立ち向かわなければならないのです。
自分の現状の学力でどこまで解けるのか、どの科目で得点を稼げそうなのかということを早い段階で知っておくことは非常に大切です。
例えば、過去問を解いてみたら英語は6割取れたが、数学が3割しか取れなかったということもあるでしょう。
この場合、数学を重点的に鍛えていったほうが良さそうだという戦略が立てられます。
もし早い段階でこの事実に気づかなければどうなっていたでしょうか?
英語と数学を同じだけ勉強して、数学が足を引っ張ってしまう結果になっていたことでしょう。
自分の学力と過去問とのギャップを知っておくことは非常に重要です。
3.課題を知る
ステップ1・2で目標と現状のギャップが浮き彫りになります。
例えば、目標は各科目7割の得点で、現状英語が6割、数学が3割、国語が4割だとします。
すると学習の優先度としては数学>国語>英語になります。
そしてその目標とのギャップは何が原因なのかをここで考えます。
そこで出てきたものがあなたの「課題」です。
例えば、「数学は基礎問題を落としてしまっていて、特に習ったばかりの数ⅡBの分野で失点が多い。一方、数ⅠAの範囲は6割程度取れていて解くスピードさえ上がれば目処が付きそう。」というのが課題として考えられます。
これを各科目で同じように分析していきます。
4.やるべきことをリスト化する
課題が抽出できたら、その課題を解決するために必要なことを箇条書きにしていきます。
例えば、上の数学の例だと
・数ⅠAの演習問題を時間を測って解く
・数ⅡBの範囲は基礎ができていない単元をもう一度復習する
となります。
もし難しければ学校や塾の先生など、学習方法に詳しい先生に相談すると良いでしょう。
5.優先順位をつける
やるべきことを決めるということは「やらなくていいことを決める」ことでもあります。
受験までの時間は有限です。
やったほうがいいことをすべてやろうと思っても中途半端になってしまうのが関の山です。
もちろん数ⅠAで完成度が100%でない単元の復習はやったほうがいいでしょう。
しかし、それよりも数ⅡBの基礎を学習したり、数ⅠAの解答スピードを上げるような学習をしたほうが効率的です。
計画を立てる前に本当にそれが必要なのか?課題の解決につながるのか?をしっかり考えましょう。
また、このステップで作ったリストが多すぎたら、次のステップで年間計画を作成するときに入り切らないことに気づくでしょう。
反対にリストが少なすぎれば、年間計画がスカスカになってしまうでしょう。
そういった際はもう一度、リストを見直して学習項目を足したり、引いたりして調整しましょう。
6.年間計画を作成する
受験までにやるべきことが明確になったらいよいよ計画を立てていきます。
基本的に計画を立てる際は
年間→月間→週間
というように全体像から毎日の学習に落とし込んでいくというやり方をとります。
まず始めにやるのは受験までの全体スケジュールを作ることです。
すべての教科を毎日同じ時間勉強するのはおすすめできません。
なぜなら、受験生の受験科目やそれぞれの科目の特性などによって勉強する時期を前後させたほうが効率的に試験で実力を発揮しやすくなるからです。
例えば夏までは国数英に力を入れて、秋以降は理社の勉強を本格化させる、というように時期によって力点を変えて行くことが必要です。
7.月・週の学習計画を立てる
年間計画を立てたら、今度はそれを月間計画へそこからさらに週間計画に細分化していきます。
計画が小さくなるにつれて、その内容は細かくしていきます。
例えば、年間計画で「英語は5〜8月は長文を毎日1000語読む」だとしたら月間計画は「〇〇の参考書のユニット1〜10まで読了する」となり週間計画では「ユニット1の何行目まで読む」という形です。
学習計画の使い方
学習計画は立てて終わりではありません。
実際にそれに従って勉強したり、時には計画を修正する必要があります。
ここからは以下の3つのポイントに絞って学習計画の利用方法を解説します。
1.毎日計画に沿って勉強する
2.計画に沿っているか記録する
3.定期的に計画を修正する
1.毎日計画に沿って勉強する
人間のモチベーションには波があります。
「今日は勉強頑張るぞ!」という日があれば「今日はやる気が出ないな…」という日もあります。
ですから、その日その日の気分で勉強の量を変えることは危険です。
ではどうすれば毎日安定して勉強を継続できるのでしょうか?
答えは「習慣化する」です。
習慣化してしまうことでやる気の有無でなく、歯を磨くように当たり前のこととして勉強に取り組めるようになります。
一般に人間が新たな週間を獲得するには66日間、2日連続で休むことなく継続することが必要とされています。
ですから、習慣化ができるまでは何が何でも計画を死守するようにすればその後はモチベーションの有無で悩むことはなくなるでしょう。
2.計画に沿っているか記録する
毎日勉強が始まる前と終わったあとは「今日何をするのか」「今日は何をしたのか」を記録しましょう。
例えば、「週次学習シート」には毎日の学習を記録する欄があります。
また、隣には予定通り進んだか、進まなかったとしたら何がその原因なのか、どう改善するのかを書き込むことができます。
このように常に計画を意識して日々の学習がきちんと予定通り進んでいるかを毎日記録しましょう。
3.定期的に計画を修正する
立てた計画を使って勉強しながら、勉強の進み具合に応じて変更していくものです。
例えば、「6月までに英語は偏差値60を目指す予定だったけれど、実際は55までしか上がっていない」という状況なら計画を考え直す必要があります。
反対に思ったより上手く行っている科目があれば、そういった科目の優先順位を下げて生まれた時間を英語に充てる、ということもあるでしょう。
計画を修正する際は、計画を立てるときと同じように
年→月→週
の順番で計画を変更しましょう。
そうしないと、きちんとゴールを意識して立てた計画が水の泡になってしまうからです。
最後に
この記事では、主に受験生向けに学習計画の立て方を解説しました。
ポイントは
・目標と現状から逆算して計画を立てる
・計画は学習の進み具合に応じて適宜変更を加えながら利用していく
ということになります。
もし、自力で計画を立てるのが難しいと感じる方はぜひ無料の体験指導でお話を聞かせてください。
下記リンクからお気軽にお問い合わせください。
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