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【受験論】赤本・過去問・解説を穴が開くほど読み込もう

2024/1/19

共通テストを受けた受験生の皆さん、お疲れさまでした!

ホッとしたのもつかの間、二次試験に向けて赤本や過去問にガンガン取り組んでいるところだと思います。


講師としては赤本や過去問を2周、3周、それ以上いくらでもやってもらうことが理想ですが、

もう一つおすすめなのが「解説」ページを読み込むことです。


解答を書いて、答え合わせして、ハイ終わり! ではあまりにもったいない。

そこにはプロたちが「正解への道筋」を分かりやすく示してくれています。

国語の記述問題の解答ならば、合格基準やラインを推し量ることができます。

「解説」を素通りしていては学力は伸びません。私は穴が開くほど読みます。


これまで担当した生徒さんで大阪大学に合格した方が最も偏差値が高かったのですが、

彼女は当たり前のように毎回解説ページまで線を引いたものを提出してきて

「これってどういうことですか?」と質問してきました。

いつ寝ていつ勉強してるのかな?? ってくらい勉強していました。


今、赤本や過去問と向き合っている受験生の皆さん、解説ページもお忘れなく。

正解していても一言一句最後まで読み込むべしです。


ちなみに私のレッスンは結構多めの資料を渡すのですが、

何も言わなくても、「必要だ」と言った部分以外も読んで

(レッスンに関係ない箇所でも)質問してきたその生徒さんは伸びました。

読解力と自分で考えて学ぶことの相関関係を感じます。

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