【指導論】令和7年度の全国学力・学習状況調査の結果から思いついたこと
2025/7/22
先日、令和7年度の全国学力・学習状況調査の結果が発表されました。
国語の講師として気になったのは
やはり中学校の国語の平均正答率で
記述式は25.6%と、3割を下回ったこと。
記述式の中でも、物語に関して
「自分の考えとそのように考えた理由」を書く問題では、
無解答率が27.7%にもなったこと。
記述力の問題が深刻だと
あっちこっちで言われています。
私も今年は中学生の生徒がたくさんいるので
このニュースを聞いて震えました。
そして思い当たることも・・・。
だけど逆に考えれば
この世代の子たちが今から記述対策をしっかりすれば
3年後の大学受験で有利になるのでは?
と思うようにもなりました。
むしろ調査よ、ありがとう!
という気分。
とはいえ、要約=書くことを中心とした指導で
特別何かを大きく変えることはありません。
今までどおり、やるべきことをやるのみです。
記述力にはより注意を払ってみていきます。
この先生の他のブログ
【選択肢の種類】共通テストなどの長ーい選択問題の選択肢。見ただけでちょとげんなりしますよね。選択肢の間違いには種類があります。厳密に言うとたくさんのパターンがありますが私は中学生にもわかるように3つに絞っています。●記述に反しているパターン●記述にないパターン●筆者の論からずれているパターンほとんど...
【例文の扱い方】要約なんかでは「書いてはならない」「カット!」扱いされる具体例。具体例は、抽象的な概念などを筆者が分かりやすく説明するために用意した事例です。だから抽象度の高い文章を読める子には「具体例は丁寧に読まなくてもいいよ」と言うことがあります。入試はスピード勝負なので(残念ながら)、国語がで...
保護者と最後まで交流がないという例は極端ですが、自主性や「自分を知っている」ということは合格の条件としてかなり重要なのではと思います。私たち家庭教師は生徒の学力や性格、特性などを考慮して授業や計画をカスタマイズします。基本的には家庭教師が提案した学習内容をそのまま進めていく生徒がほとんどです。信頼し...