あの時思わず答えた「家庭教師の選び方」
2024/4/5
春は先生探しの時期ですね。
受験を見据えて、体験レッスンを申し込んでいる方が多いのではないでしょうか。
この時期になると思い出すのが
大阪大学に現役合格した生徒さんの体験レッスンです。
私が大いに驚いたのが最後に投げかけられた質問。
「どうやって先生を選んだらいいと思いますか?」
私たち講師は選ばれる立場で、
当然選ばれないこともあります。
そういう目線に立ったことがなかったと
殴られたくらいの衝撃を受けました。
相手の立場になって考えてみることが
とても大切な仕事なのに。
「この先生となら頑張れる! と思う人を選ぶといいと思うよ」
この子に誤魔化しはきかないなと感じた私は
少し考えてこのように答えました。
社会人で家庭教師をやっている先生は、
自分の指導に自信や実績がある人ばかりだと思います。
ぶっちゃけ指導方法に関しては
授業を受けてみないと伸びるかどうか分かりません。
受験を乗り切るためには学力と同じくらい
精神力が大切になってきます。
とにかく大学受験は辛いことの連続だから。
講師もご家庭もどう受験生を支えるかが
合格に深く関わると私は考えています。
あまりに精神論だったので継続はないかなと思っていたのですが、
彼女は私と受験を乗り切ってくれました。感謝!
先生探しの指標の一つとしてご参考に。
この先生の他のブログ
【選択肢の種類】共通テストなどの長ーい選択問題の選択肢。見ただけでちょとげんなりしますよね。選択肢の間違いには種類があります。厳密に言うとたくさんのパターンがありますが私は中学生にもわかるように3つに絞っています。●記述に反しているパターン●記述にないパターン●筆者の論からずれているパターンほとんど...
先日、令和7年度の全国学力・学習状況調査の結果が発表されました。国語の講師として気になったのはやはり中学校の国語の平均正答率で記述式は25.6%と、3割を下回ったこと。記述式の中でも、物語に関して「自分の考えとそのように考えた理由」を書く問題では、無解答率が27.7%にもなったこと。記述力の問題が深...
【例文の扱い方】要約なんかでは「書いてはならない」「カット!」扱いされる具体例。具体例は、抽象的な概念などを筆者が分かりやすく説明するために用意した事例です。だから抽象度の高い文章を読める子には「具体例は丁寧に読まなくてもいいよ」と言うことがあります。入試はスピード勝負なので(残念ながら)、国語がで...
保護者と最後まで交流がないという例は極端ですが、自主性や「自分を知っている」ということは合格の条件としてかなり重要なのではと思います。私たち家庭教師は生徒の学力や性格、特性などを考慮して授業や計画をカスタマイズします。基本的には家庭教師が提案した学習内容をそのまま進めていく生徒がほとんどです。信頼し...