【勉強論】コーチングコースをはじめたわけ

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2025/6/3

念願のコーチングコースを立ち上げました!

専門の国語はもちろん、同じ言語科の英語のプランニングも対応。

ご要望があれば社会の学習計画も可能です!

文系数学でセンター試験も受けていますので、場合によっては文系数学も頑張りマス。


本稿は「なぜコーチングを始めたか」について伝えたいと思います。

答えはシンプル。「教科指導だけで合格に導くのは限界がある」と感じたから。そして実は、以前からとある塾でコーチングを手掛けています。


きっかけは、英国社で難関私大を目指す高3生でした。英語は得意だけど、現代文が伸びないということで受講。そして8月頃に「世界史の勉強がうまくいっていない」と告白され、志望校を下げるかどうするかと一波乱あり、受験直前も「世界史なし、または配点の少ない学校を滑り止めに」ともう一波乱。


8月の時点で思ったのは「もっと早く聞いていたら、他の社会の科目をアドバイスできたのに」ということ。8月では科目チェンジするのは厳しすぎて言えませんでした。せめてもうあと2か月早ければ作戦変更できた・・・・・・。


物事には向き不向きというものがあります。職業しかり、受験の文系理系しかり。自分の認識や選択と向き不向きが大きくズレたときに不幸が発生すると思っています。


トータルで受験をナビする存在が必要なのではと思い立ち、そこから事あるごとに生徒たちに「受験勉強に必要な時間数」や「配点割合の重要性」を話すようにして、生徒の反応を探っていました。資料をつくって生徒だけでなく保護者さんにも送ったり、草の根運動を展開(笑)。国語はもちろん、英語と数学の成績もそれとなく聞き出し、「分からないところを残してはいけない!」と勝手にアドバイスしてます。


それでもやっぱり国語の成績だけ伸ばしてもダメなケースが、特に大学受験に多いのです。高校受験は実力が拮抗した受験生の戦いですが、大学受験は高嶺の花を諦めきれない受験が多いからか。他の教科が足を引っ張ってるし、そもそも勉強量が足りてないのではと節々で思うわけです。


そんなときにお世話になっている塾から、「今の子たちには受験の先導役が必要。コーチングやらない?」と言われて手を挙げたのでした。そして、部活が忙しくて勉強の時間がなかなか取れない高2生がコーチングを受けてくれることに。


この生徒は運動部でとにかく忙しいので、スキマ時間をかきあつめて勉強のルーティーンを確立。毎日チャットでやりとりして進捗を確認し、週1回のおしゃべりでストレスを発散させなら負荷をそれとなくかけるという日々を送っております。


おせっかいな性格なので(教育に携わる人の属性では)、ついあーしてはこーしてはと言いたくなるのですが、それでは子どもは成長しないので、グッと我慢して生徒が「こうします」と言うのを待つのが私の仕事です。子どもが自発的にやると言うことは責任を負うということなので、実行性と成長率が高くなります。


コーチングのコーチとは、生徒が自分では取りづらいバランスを適正に戻す番人かと実際にやってみて思います。生徒(と保護者)はどうしても目の前の定期テストや模試の結果に目がいきますが、本来の最終目標は合格。究極、合格すれば過程の成績はなんでもいいわけです。適切な勉強と量をこなしていれば合格には着実にたどりつけるのですが、ズレていても認識できないと遠回りしちゃう。そこでコーチの出番というわけです。


生徒を注意深く見ていると「危ないな」というのは経験則でわかってきます。教科担当だけだと、それ以上に口出しできずに後悔してきました。だけどコーチングもしていれば、他教科への取り組みも堂々と口出しできて危機回避! みたいなことができると思っています。


本来行けた場所にたどりつけない子を一人でも減らせたらと願っています。

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