【2025年】SFC環境情報学部 出題予測まとめ【小論文】
2025/2/19
こんにちは。田邊です。
今回は慶應義塾大学一般試験の環境情報学部の小論文についてまとめてみたものを記事にしておきます。
SFCの小論文は出題傾向や共通性の把握が難しく、結果的に「突飛な出題をする」というような見られ方をすることも多いと感じます。しかし理念である「幅広い視野を持ち」「課題発見・課題解決」の素養がある人を評価する姿勢は一貫して見受けられます。
一度問題見てみたいという方は「2018年度慶應SFC環境情報学部小論文過去問」を検索してみて下さい。SFCらしくインパクトの強い問題です。
では本題に入っていきます!
SFC環境情報学部アドミッションポリシー
まずアドミッションポリシーです。ここへの理解が無ければ、採点指標への理解に繋がらず、「大学側が何を問いたいのか」「そういった視点で見ているのか」への理解が難しくなります。
ひとつの学問分野にとらわれることなく幅広い視野を持ち、地球的規模で問題発見・解決できる創造者でありリーダーを目指そうとする学生を歓迎します。環境情報学部の理念や研究内容をよく理解した上で、「SFCでこんなことをやってみたい」という問題意識を持って入学してくれることを願っています。SFCの教育環境や先端プロジェクトなどあらゆるリソースを積極的に活用し、「自らの手で未来を拓く力を磨いてほしい」と期待しています。また、多様な学生を集め、学生同士が互いの強みを活かせるように、一般選抜、AO入試(総合型選抜)、帰国生入試、外国人留学生入試といった多彩な入試を実施し、AO入試については英語による受験も認めています。(引用:慶應義塾大学ホームページ)
特にSFCの対策をする上で、文章量の少ない年度の過去問だけやっていると掴めないです。そのため対策をする方は、10年分程度は目を通した方がよいです。そうすることで、SFCが大切にしている共通性に対して理解が増えると思います。
とはいえ何を問われるのだろうかとソワソワする気持ちも分かるので、今回は時系列およびテーマから出題意図を探り、今年問われそうな問題やその観点について考えてみたく思います。
今後受験する人も、これを見て整理がつき、少し安心できればいいなと思います。
時系列から分析する出題テーマ
まずはこれまでの出題内容について時系列で見ていきましょう。
時系列から分析する主要傾向
時系列で見た傾向を大まかに分けてみましょう。
テーマから分析する出題テーマ
次にテーマ別に分けて見てみましょう。
テーマから分析する出題傾向と周期
完璧ではないけれど、おおよそテーマのパターンが見えてくる。
求められる4つの能力
出題予測の前に、より重要な「求められる能力」について考えてみましょう。
出題テーマの予測
では実際に時系列やパターンを統合的に考え、今年の問題にどんなものが出るのか考えてみましょう。
自身で問題を定義し、背景や意義を分析・提示する「問題設計型」が重要に。学際的統合力、つまり技術と人文・社会の両面からアプローチする提案が評価される。解決策の根本的な再設計や未来予測を盛り込み革新性が問われる傾向。
対策ポイント
まとめ
学際的統合力を中心とする新たな課題形式が強調されると予測。自ら課題を発見・設計する能力、学際的統合力、説得力のあるプレゼンテーション力が一層重要になる。
これからSFC対策の小論文対策をする方は、以下を順番に実践してみてください!
- 大学情報のキャッチアップ
- 過去問を基にした出題傾向の分析
- 学際的知識の統合とプレゼンテーション力の向上
- 問題設計型アプローチの習得
参考になれば幸いです!
また年度ごとの詳しい解説や回答例も気になる方はご連絡ください。
ではでは頑張ってください!!
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