【無料配布】総合型選抜(AO入試)志望理由書テンプレート|合格する書き方ガイド付き
2025/5/6
総合型選抜(旧AO入試)を受験する皆さん、
志望理由書の作成は順調に進んでいますか?
「何から書き始めればいいか分からない…」
「自分の経験をどうアピールすればいいの?」
「大学が求める学生像って、どうやって志望理由書に反映させるの?」
きっと、多くの方がそんな悩みを抱えているのではないでしょうか。
総合型選抜において、志望理由書はあなたの熱意、経験、そして大学とのマッチング度合いを伝えるための、とても大切な書類です。あなたの魅力を最大限に伝え、他の受験生と差をつけるためには、しっかりと構成を練り、内容を深掘りする必要があります。
でも、安心してください。
この記事では、総合型選抜の志望理由書作成を強力にサポートする【志望理由書テンプレート】を無料配布します。
この記事を読めば、
- 志望理由書に書くべき内容の全体像がわかる
- あなたの経験や考えを深掘りする方法がわかる
- 合格レベルの志望理由書に共通するポイントがわかる
- 悩む時間を減らし、効率的に質の高い志望理由書が書けるようになる
一緒にあなたの魅力を最大限に伝える志望理由書を作成しましょう!
この志望理由書テンプレートについて
今回配布するテンプレートは、あなたの「なぜこの大学・学部で学びたいのか」という熱い想いを、大学側にしっかりと伝えるための思考整理ツールです。
一般的な志望理由書の構成要素に沿って設計されており、
以下の要素を整理しながら、あなたのオリジナルのストーリーを紡ぎ出す手助けをします。
志望理由書の一般的な構成
- 導入部: 関心を持ったきっかけ、原体験
- 展開部①: その後の探究や経験
- 展開部②: 志望大学・学部の選択理由
- 結論部: 大学での学びと将来展望
このテンプレートの最大の特徴は、各セクションごとに「準備質問」や「メモ欄」「慶應SFC合格者の事例付き」が設けられていること。
これらの質問に答えるプロセスを通じて、あなたの考えや経験を深く掘り下げ、志望理由の核となる部分を明確にすることができます。
テンプレートを使う上での重要ポイント
テンプレートを使う際には、以下の点を常に意識してください。
- 具体的かつあなた固有の内容を盛り込む:一般論や表面的な内容ではなく、「いつ」「どこで」「誰と」「何をした結果、どう感じたか」など、あなただけの具体的なエピソードを盛り込みましょう。
- 志望大学・学部の特色と結びつける::大学側が公開している教育理念、研究内容、求める学生像などを必ず確認し、なぜ「この」大学・学部でなければならないのかを明確にしましょう。
- 第三者に読んでもらいフィードバックを受ける: 書き終えたら、先生や家族、友人など、信頼できる第三者に読んでもらいましょう。自分では気づけなかった改善点が見つかることがあります。
早速テンプレートの使い方を見ていきましょう。
テンプレートの使い方ガイド:各セクションを徹底解説
テンプレートは、以下の4つのセクションで構成されています。それぞれのセクションで問われていること、考えるべきポイントを詳しく解説します。
1. 導入部:関心を持ったきっかけ・原体験
志望分野に興味を持った、あなたにとって一番最初の原点となるエピソードを書き出すセクションです。あなたの「なぜ?」が生まれた瞬間に焦点を当てましょう。
- 準備質問(考えを整理するための質問)
- あなたが志望分野に興味を持ったきっかけは何ですか?
- それはいつ頃のことでしたか?
- そのとき、あなたはどのような感情を抱きましたか?
- なぜそれがあなたの心に残ったのですか?
- 導入部のポイント
- 志望分野への興味が生まれた具体的なエピソードを含める。
- 「いつ」「どこで」「何があった」のか、読者がイメージしやすいように臨場感を持たせる。
- その時の感情や内面の変化も描写する。
- 一般論や抽象的な表現は避け、あなた固有の体験を書く。
2. 展開部①:その後の探究や経験
導入部で述べたきっかけを受けて、あなたが実際に行った探究活動や経験について具体的に書くセクションです。興味を行動に移したプロセスと、そこから得た学びを伝えましょう。
- 準備質問
- きっかけ以降、その分野についてどのように探究を深めましたか?
- どのような書籍を読みましたか?どのような活動に参加しましたか?(例:ボランティア、研究、コンテスト、インターンシップなど)
- その過程で特に印象に残ったことは何ですか?
- 探究する中で、あなたの考え方はどのように変化しましたか?
- 展開部①のポイント
- 具体的な探究活動(読んだ本、参加した活動、行った調査など)を挙げる。
- 単なる活動の羅列ではなく、そこから得た気づきや学びに焦点を当てる。
- 活動を通じて、あなたの思考がどのように変化し、深まったかのプロセスを示す。
- 可能であれば数値や事実を含める(「〇冊の本を読んだ」「〇人にインタビューした」など)。
3. 展開部②:志望大学・学部の選択理由
あなたがなぜ数ある大学の中で、この大学・学部で学びたいのかを具体的に伝えるセクションです。大学の特色とあなたの学びたいことがどう結びつくのかを、根拠を示して説明しましょう。
- 準備質問
- なぜ他の大学ではなく、この大学・学部を志望するのですか?
- この大学・学部の特色や強みは何ですか?(例:カリキュラム、教育方針、施設、立地など)
- どの教授の研究や授業に特に興味がありますか?それはなぜですか?
- この大学・学部の教育プログラムのどのような点に魅力を感じますか?
- あなたのこれまでの経験(展開部①の内容)と、この大学・学部の学びはどのように繋がりますか?
- 展開部②のポイント
- 志望大学・学部の特色を具体的に述べる(一般的な説明ではなく、あなたが魅力を感じたポイント)。
- なぜこの大学・学部が、あなたの学びたいことやこれまでの経験と合致しているかを説明する。
- 大学案内やWebサイトのコピーではなく、自分の言葉で表現する。
- 可能であれば、興味のある教授名や研究内容に言及する。
4. 結論部:大学での学びと将来展望
大学で具体的にどのようなことを学び、その学びを将来どのように活かしていきたいのか、そしてそれが社会にどう貢献するのかを明確に述べるセクションです。あなたのビジョンと、それが社会にどのような変化をもたらすのかを力強く伝えましょう。
- 準備質問
- 大学で具体的にどのようなことを学びたいですか?どの授業、研究室、プログラムに興味がありますか?
- その学びを通じて、どのような知識やスキル、力を身につけたいですか?
- 大学卒業後は、どのような分野で活躍したいですか?どのような職業に就きたいですか?
- その目標は、社会にどのような貢献をもたらしますか?どのような社会課題の解決に繋がりますか?
- あなたの目指す解決策が、社会全体にとってなぜ重要なのですか?
- 大学での学びを通じて、社会にどのような具体的な変化をもたらしたいですか?
- 結論部のポイント
- 具体的な学習計画や研究テーマを述べる。可能であれば教授名や授業名、研究室、プログラム名などを挙げる。
- 大学で身につけたい知識、スキル、専門性を明確に示す。
- 将来のビジョンと、大学での学びがその実現にどう繋がるのかを説得力を持って説明する。
- 目指す目標が、社会にどのような社会的意義や貢献をもたらすのかを具体的に含める。
- 解決したい社会課題の重要性を明確に述べる。
- あなたの活動や目指す解決策が、社会全体にどのような具体的な変化をもたらすかを示す。
志望理由書下書きシートの活用
各セクションで考えを整理したら、いよいよ実際の志望理由書の文章を作成するステップです。
配布のテンプレートに含まれる「志望理由書下書きシート」を活用しましょう。
テンプレートの「メモ欄」や「記述例」を参考にしながら、あなたの言葉で文章を書いてみましょう。まずは構成に合わせてざっくりと書き出し、後から表現を練り上げていくのがおすすめです。
志望理由を深めるための「なぜ?」5回法
志望理由が「なんとなく興味があるから」「将来役に立ちそうだから」といった表面的なものに留まっていないか、不安になることもあるかもしれません。
そこで役立つのが、志望理由を掘り下げるための「なぜ?」5回法です。自分自身に「なぜ?」と繰り返し問いかけることで、あなたの内面的な動機や、解決したい社会課題の根源にたどり着くことができます。
テンプレートに含まれる以下の問いかけに答えることで、あなたの志望理由を深堀りしてみましょう。
- 問いかけ1:なぜこの学部・学科を志望するのですか?
- 問いかけ2:なぜそれを学びたいのですか?
- 問いかけ3:なぜそれがあなたにとって重要なのですか?
- 問いかけ4:なぜそれがあなたの将来とつながるのですか?
- 問いかけ5:なぜそれが社会にとって意義があるのですか?
このワークを通じて、あなたの志望理由の核がより明確になり、説得力のある文章を作成するための大きなヒントが得られるはずです。
【ワンランクアップ】合格する志望理由書に共通する5つの重要ポイント
テンプレートで構成を整理し、下書きを作成したら、さらに質の高い志望理由書を目指しましょう。合格する志望理由書には、いくつかの共通するポイントがあります。
1. 文章構成が明確
読者があなたの伝えたいことをスムーズに理解できるよう、文章構成が明確であることが重要です。典型的な合格志望理由書は、以下のようなストーリーの流れで構成されていることが多いです。
- ビジョンの提示(冒頭): あなたが目指す社会や、解決したいと考えている課題など、個人のビジョンを最初に示す。
- 原体験と問題意識: なぜそのビジョンを持つに至ったのか、過去の経験から生まれた問題意識や関心事を述べる。
- 課題解決に向けた実践: その問題意識を解決するために、高校時代にどのような活動や取り組みを行ったのかを具体的に示す。
- 直面した課題と学び: 活動を通じて直面した困難や課題、そこから得られた気づきや新たな学びを述べる。
- 大学での学びと将来像: その課題を解決するために、なぜこの大学で何を学びたいのか、そして大学での学びを将来どのように活かしたいのかを具体的に述べる。
テンプレートの構成(導入→展開①→展開②→結論)は、このストーリーの流れに沿っています。各セクションの内容が自然に繋がるように意識しましょう。
2. 表現が具体的
抽象的な表現ばかりでは、あなたの経験や熱意は伝わりません。具体的に書くことを心がけましょう。
- 具体的なエピソードを含む:「ボランティアに参加した」だけでなく、「週1回2年間、高齢者施設で音楽療法ボランティアを企画運営し、参加者15名の笑顔を引き出した」のように、誰が読んでも情景が浮かぶように書く。
- 数値や固有名詞を使用:「多くの本を読んだ」ではなく、「5冊の専門書を読み、特に○○著『△△』に影響を受けた」のように、具体的な情報を入れる。
- 大学の特色と自分の目標を結びつける:「この大学で学びたい」だけでなく、「○○先生の『△△』研究を活用し、××を探究したい」のように、大学で具体的に何をどのように学びたいのかを明確にする。
3. 一貫したストーリー性
あなたの志望理由書全体を通して、一貫したストーリーが流れていることが重要です。
- 過去→現在→未来のつながり: 原体験から現在の関心事、そして大学での学びを経て将来の目標へと、一本の線で繋がっているように構成する。
- 課題と解決策の明確さ: あなたが感じている問題意識(課題)、その解決に向けたこれまでの取り組み(実践)、活動を通じて見えてきた新たな課題、そしてその課題を大学でどのように解決したいのか(大学での学び・解決策)という流れを明確にする。
- 大学選択の必然性: 「なぜ他の大学ではだめなのか」「なぜこの大学でなければ、私の目標は達成できないのか」が、あなたの経験や学びたいことと大学の特色を結びつけて、説得力を持って説明されているかを確認する。
4. 社会的視点の提示
個人的な興味や将来の夢だけでなく、それが社会全体にどのように貢献するのか、という視点を持つことが大切です。
- 単に「自分がやりたいこと」だけでなく、「社会にどう貢献したいか」という視点を盛り込む。
- 抽象的な「社会貢献」ではなく、あなたが解決したいと考える具体的な社会課題とその解決方法に触れる。
5. 解決策の社会的意義の明確化
あなたが目指す解決策や将来の目標が、社会にとってなぜ重要なのか、どのような意義があるのかを明確に伝えることで、志望理由書の説得力が増します。
- あなたが取り組むべきだと考える社会課題がなぜ重要か、社会全体にどのような影響があるかを論理的に説明する。
- あなたの構想や将来の活動が、社会にどのような具体的な変化をもたらすかを具体的に示す。
- 大学で得た知見をどのように社会に還元し、変化を生み出すのかを具体的に述べる。
表現を具体的に!Before & After例
あなたの志望理由書の説得力を高めるために、抽象的な表現を具体的な表現に書き換える練習をしましょう。
例1
- 抽象的な表現(Before):自由な学びができるから行きたい
- 具体的な表現(After):○○先生の△△研究室では、××理論を用いた□□の研究ができ、それは私が目指す〜〜に直結するため
例2
- 抽象的な表現(Before):ボランティア活動に参加した
- 具体的な表現(After):週1回、地域の高齢者施設で2年間にわたり認知症予防の音楽療法ボランティアを企画運営し、参加者15名の笑顔を引き出した
例3
- 抽象的な表現(Before):社会問題に関心がある
- 具体的な表現(After):地方都市の医療アクセス格差という課題に直面し、遠隔医療の可能性について5名の医療従事者にインタビュー調査を実施した
例4
- 抽象的な表現(Before):将来、社会に貢献したい
- 具体的な表現(After):農村地域における持続可能な医療提供体制の構築に携わり、地域特性に合わせた包括ケアシステムの実装を目指したい
完成したらチェック!志望理由書チェックリスト
志望理由書が完成したら、提出前に必ず以下の項目をチェックしましょう。
- 具体的なエピソードや事実が含まれているか
- 一般論や抽象的な表現を避けているか
- 志望大学・学部の特色と自分の学びたいことが具体的な根拠をもって結びついているか
- 文章全体に一貫性があり、ストーリーが自然に流れているか
- 解決したい社会課題が明確に示されているか
- 自分の目標や学びが社会にどのような貢献をするか具体的に述べられているか
- 社会的意義を具体的な言葉で説明できているか
- 誤字脱字はないか、句読点の使い方は正しいか
- 指定された文字数や書式(フォント、行間など)に合っているか
- 採用担当者や第三者に読みやすい文章になっているか
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お待たせしました!
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このテンプレートを使えば、志望理由書の構成要素を整理し、あなたの考えを深掘りしながら、説得力のある志望理由書を作成することができます。
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まとめ
総合型選抜における志望理由書は、あなたの熱意や可能性を伝えるための大切なチャンスです。
「何を書けばいいか分からない」という状態から抜け出し、テンプレートを活用して自分の経験や考えを整理し、大学への熱い想いを言葉にしましょう。
この記事でご紹介したテンプレートと書き方ガイド、そして合格する志望理由書のポイントが、あなたの志望理由書作成の助けになれば幸いです。
自信を持って、あなたの魅力が最大限に伝わる志望理由書を完成させてください! 応援しています!
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