合格する志望理由書の書き方2

先の項で、合格する志望理由書の書き方について申し上げました。すなわち、過去、現在、未来という型で書くのだと申し上げました。
もうひとつ重要なことがあります。それは、大学における研究テーマを1行で表すことです。部活の全国大会で優勝したとかといった華々しい戦歴を書いても合格しません。高校時代ボランティアも頑張って、そのことによって協調性を身につけました、コミュニケーション能力が向上しました、とかと書いても合格しません。みんな同じことを書いてくるからです。
大学の先生、すなわち採点者が知りたがっているのは、あなたがどのような研究テーマに興味があるのかです。また、その研究テーマを我が校でどのように研究したいのかを具体的に考えられているかどうかです。
それを書こうと思えば、誰かと会話するしかありません。高校生の頭で考えうることは極めて限定的だからです。
私は生徒さんにまず、自由に志望理由書を書いてきていただきます。文章が書けない人は箇条書きでもかまいません。それをもとに、その生徒の良さ(善さ)を私が発見します。同時に、本当はこういう研究テーマで研究したいと思っているのではないかという、「本当はどう思っているのか」を発見します。これらは、対話によってでしか発見できないことです。
その2つのアイディアを出した上で、志望理由書の書き直しを宿題にします。私は無料で何回も添削していますから、何日かすれば修正された志望理由書が送られてきます。それに対して赤を入れたり、コメントをしたりします。
次の授業で、それをもとに再び会話をします。
そのようにして研究テーマが定まります。言うまでもなく、これまでの活動に依拠した研究テーマです。そのようにして志望理由書が完成します。
それで不合格になったとすれば、それはあなたより優れた研究テーマを持っている生徒が受験したからです。あるいは、高校と大学との裏の連携によるものです。どうしてもこの高校の生徒は合格させなくてはならない、といった「連携」のある大学はあるので。
ちなみに、勉強から逃げたいから総合型選抜で、と考えている人がしばしば不合格になるのは、いかに素晴らしい研究テーマを志望理由書に書いても、面接において、それがウソだとバレるからです。高校生のウソなど5分も面接したらわかる、とは、私の親友の大学教授(65歳)の言葉です。
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