面接で緊張しない自分を作るための考え方と準備のコツ(大学受験)
■ 面接で緊張する人と、緊張しにくい人の「考え方の違い」
面接対策として、質問への答えを準備することは確かに大切です。
しかし、答えを丸暗記しただけで「考え方」を理解していないと、予想外の質問が来たときに頭が真っ白になってしまいます。
大切なのは次の2点です。
1 面接官の質問を正しく受け止めること
2 質問の意図に沿ったうえで、自分の考えを伝えること
この2つができていないと、“キャッチボールになっていない” 印象を与えてしまいます。
だからこそ重要なのは、答えを覚えることではなく、質問の意図を理解し、自分の考えを持って答えられる状態をつくること です。
■ あなたの役割は何か
面接では、「あなたがその学部に進む素質を持っているか」が見られています。
よって、例えば
医学部なら 「私=医師」 の視点
薬学部なら 「私=薬剤師/研究者」 の視点
と、目指す方向に沿った考え方や内容が求められています。
その役割を深く理解することで、面接で話すべき内容も明確になっていきます。
■「予想外の質問」に対応するための想定
たとえば、
「医者は偉いと思いますか?」
「1日だけ総理大臣になったら、何をしますか?」
こうした質問に準備している受験生はほとんどいません。
しかし、求められているのは知識ではなく 対応力と思考力 です。
完璧な答えでなくても構いません。
医師を目指すなら、この質問には例えば
医師は謙虚であるべき
慢心が医療事故につながる
など、自分の言葉で “理由を添えて” 話せれば ok です。
大切なのは、役割を再確認し、その視点から考えていくことです。
■ 面接は「撮影」して客観視することが最も効果的
学校で先生や友人と練習するのも良いですが、自分のクセや姿勢は意外と自分では見えません。
オンラインで面接練習を行い、録画を見返すと
表情
声のトーン
姿勢・仕草
言い回しのクセ
が客観的に確認できます。
家族や友人と練習し、その様子をスマホで撮影するだけでも効果は抜群です。
■ 最後に
緊張しない受験生とは、
「自分の考えを言語化できる準備が整っている受験生」です。
土台が整えば自然と落ち着き、自分の言葉で語れるようになります。
ぜひ万全の準備を整え、自信を持って挑んで欲しいです。