【大学受験】物理が苦手でも得点できる最速勉強法|力学と電磁気は最優先
物理が苦手な受験生に共通するのは、
「教科書を読めば理解できるはず」
「難しい問題を解けば実力がつく」
と考えてしまうことです。
しかし、これは物理で最も遠回りな勉強法です。
この記事では、物理を最速で得意科目に変えるためのステップを、シンプルにまとめて解説します。
■ まず、物理は“イメージの科目”と理解する
物理は数学のように式だけで理解する科目ではありません。
現象→図→式 の順でイメージが繋がって初めて、問題が解けるようになります。
そのため、最初に次の2つを決してやってはいけません。
・教科書を読むだけで理解しようとする
・最初から難しい参考書に手を出す
物理は段階を踏むことが最重要です。
■ 本当に苦手なら「宇宙一わかりやすいシリーズ」からでOK
完全に苦手なら、
宇宙一わかりやすい物理シリーズ(ネットで調べたらすぐ出てきます)
を読みながら、まずは「見たことある」「なんとなくイメージできる」という状態を作るのが最速です。
土台ができてない状態で難しい問題集に行くのは挫折にもつながり得るので、まずは楽しく進めることがおすすめです🎵
■ 「なぜ?」を見逃さないことが伸びる人の共通点
物理が得意な人は必ず
「なぜそうなる?」
という問いを見逃しません。
・わからないときに調べる
・図を描いてイメージする
・すぐ質問して解決する
この3つを繰り返すことで、公式の“意味”が自然と掴めるようになります。
● 数字を動かしてみる習慣
図や式を使って、
「もしこの値が2倍になったらどうなる?」
という“条件を動かす”考えを持つと、応用力が劇的に上がります。
■ 最速で点数を取りたいなら:まずは公式を徹底暗記
公式暗記は短絡的だと批判する方もいるかもしれませんが、背に腹は変えられません。
物理はまず公式を覚える → 意味は後から補えばOK
・意味がわからないところは動画や質問で補う
・最低限の公式が頭に入ると、一気に楽になる
「まず理解から」という考えも一理ありますが、公式を知っておくことが物理の問題に疑問を持つ1歩目にもなります。
■ 分からない問題を“自力で考え抜く”必要はない
よくある誤解ですが、
難しい問題を自力で何時間も考える=頭が良くなる
ではありません。
むしろ非効率です。
物理は「正しい道筋を知ること」の方が圧倒的に価値があります。
分からなければすぐ質問し、理解のスピードを上げる方が賢い勉強法です。
■ 物理は「得意な人のイメージをもらう」のが最速
物理が得意な人は必ず“頭の中の映像”で現象を捉えています。
そのイメージを説明してもらうと、理解が一気に進みます。
特に力学・電磁気は、映像的な理解があるかどうかで差がつく単元です。
■ まずは力学 → 電磁気 → 波・熱 → 原子の順で攻める
どの大学でも問われるのは 力学・電磁気の2本柱。
したがって優先順位は次の通りになります。
① 力学(最優先)
物理全ての土台。
理解が深まれば他の分野にも波及効果が大きい。
② 電磁気
力学と並んで最重要単元。
ここまでできれば実戦力が大きく跳ね上がる。
③ 波動・熱
出題頻度が高い上、力学や化学ともリンクして理解が進む分野。
・熱は力学とつながる部分あり
・熱と化学の知識がつながる瞬間は理解が一気に深まる
④ 原子(最後でOK)
原子を捨てる人もいますが、
受験で8割以上が必要でなければ、
原子以外を完璧にするだけで得点は十分に取れる
というパターンも多いです。
■ まとめ|物理は「図とイメージ」と「優先順位」で攻略できる
・教科書を読んで理解しようとしない
・難しい問題集から始めない
・必要なら“宇宙一わかりやすい”シリーズで土台作り
・「なぜ?」を放置せず調べたり質問したりする
・数字を動かして、図と式がどう変化するか考える
・最速で得点したいならまず公式を暗記
・力学→電磁気→波・熱→原子の順で進める
物理は正しい順序で進めるだけで、誰でも得点源にできます。