塾の確認テストは解けるのに、模試で点が取れないたった1つの理由
大学受験の現場ではよくある相談として、
「塾の確認テストでは8〜9割取れるのに、模試だと6割も届かない」
という現象があります。
これは能力不足ではありません。
大半の原因は── “分析が足りていない” ことです。
1. 確認テストは「知っている問題」を解いているだけ
塾の確認テストは、直前に学んだ内容や解いた問題が中心です。
つまり、
・出題形式が予測しやすい
・解法が記憶に残った状態で解ける
・「同じパターン」が繰り返し出る
という特徴があります。
言い換えると、“理解して解いている” というより、“覚えて解いている” 状態です。
これは悪いことではありませんが、模試の問題とは前提が違います。
2. 模試の問題は「初見対応」が求められる
模試は全く見たことのない形式や角度の問題が多いです。
同じ分野でも、
・条件の並びが違う
・数値の置き方が違う
・問われ方がひねってある
・読解力や情報整理力を要求される
こうした「初見対応力」が不足していると、模試では点が伸びません。
ここで必要なのが、まさに「分析」です。
3. 分析不足とは具体的に何か?
多くの受験生は、問題を「できた・できなかった」で終わらせてしまいます。
しかし本当に必要なのは次の4点です。
① なぜその問題が解けたのか
→ 公式を知っていたから?
→ 流れを暗記していたから?
→ 根本理解ができていたから?
② なぜこの問題でつまずいたのか
→ 読み違い?
→ 思考の順番ミス?
→ 解法の引き出し不足?
→ 原因を言語化できているか?
③ どの「型」を使うべきだったのか
→ 方針決定の基準が明確か?
→ 同じような問題を自分で分類できているか?
④ どのようにすれば次は落とさないのか
→ 典型の手順をメモ化する
→ 考え方の順番をテンプレ化する など...
分析とは、問題を“分解”し、自分の思考の癖を見える化する作業 です。
これができる受験生は、模試の点数が確実に上がっていきます。
4. 分析ができないと、模試の点は上がらない
分析不足だとどうなるか?
・間違いの原因が毎回同じ
・「ケアレスミス」で片付けがち
・初見の問いで固まる
・応用が利かない
・難化した瞬間に対応できない
結果として、
「確認テストは解けるのに、模試だと点は取れない」
というギャップが生まれます。
5. どうすれば分析力は伸びるのか?
結論としては、
“正しい分析の型” を毎回同じ順番でやること です。
私が受験生に使ってもらっている型の例を3つ紹介します。
【模試・演習の分析テンプレ】
1 問題文を分解し、重要なポイントを特定する
2 方針をどう立てるべきだったか言語化する
3 自分の思い込みを言語化する
6. 保護者様へ
もしお子様が、
「塾に通わせているのに模試の成績が伸びない」
「やっているはずなのに模試で点が取れない」
と悩んでいるなら、分析の仕方が間違っている 可能性があります。
分析力は「授業で教えてくれない領域」なので、
ここをサポートできると学力は大きく伸びます。
まとめ
✔ 塾の確認テスト → 覚えて解ける
✔ 模試 → 初見対応力が求められる
✔ 点が取れない理由は「分析不足」
✔ 分析とは思考を言語化し、型で改善すること
✔ 正しい分析をして改善すれば、模試の点数は必ず上がる
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