google meet【画面が粗い・固まる・声に時差がある】今すぐ試せる簡単ワザ10選

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2024/9/29

マナリンクで小中学生にオンライン授業で英数を教えています、安芸です。


オンライン授業を提供する講師にとって大きな課題となるのが【ネット環境】です。

インターネット環境が不安定でご家庭に映る映像や音声が不明瞭な場合、授業内容を適切に生徒さんにお届けできないのはもちろん、生徒さんの集中力が切れやすくなったり、イライラするといった支障もでてきます。


オンラインをオフラインのように提供したい!というのが講師の強い願いです。まるで目の前にいて、同じ空間で勉強しているかのように、雰囲気を共有したいと思っています。そのため、ネット環境が悪いというのはオンライン家庭教師にとって致命的な問題と言えますし、多くの講師が最善の環境で授業を提供できるようきちんとしたネット環境を整えるよう努めています。


今回は、授業中に画面がカクカクする、時差があるなどの問題が生じる原因と、すぐにできる改善策を私が分かる限り記載したいと思います。簡単にできる作業ばかりですので、もし授業中にこのようなことが頻繁に起こる場合、講師・ご家庭ともに試していただきたいです。


google meetが粗い・カクカクする原因

①ネットワーク回線のトラブル

ネット回線にトラブルがある場合やインターネットの速度が遅いポケットWi-Fiやテザリングを使用している場合、google meetの重さに対応できず画面が粗くなる場合があります。回線の速度を調べて、一番ネットが入りやすい場所などを探ると良いでしょう。

【速度を調べられるサイト】https://fast.com/ja/

一般的なネットページを見るには10Mbps~30Mbpsあればいいとされています。ちなみに今私も図ってみましたが、60Mbpsと表示されました^^十分ということですね。


②パソコンのスペックが低い

Windowsの電源プランを「省電力」から「バランス」や「高パフォーマンス」に変えると、消費電力が多くなりますが、きれいに映りやすくなります。

コントロールパネル>電源オプション>電源プランの選択またはカスタマイズから、バランス・高パフォーマンスに●を入れればOKです。

③google meetの動画の解像度が高解像度になっている

google meetは何も設定しないと、高解像度の動画を送信・受信する設定に自動的になっています。そこで標準に手作業でかえることでネットを軽くすることができます。

google meetを開く>新しい会議を作成>google meetの会議室に入ったあと画面下の「:」をクリック>設定>動画>送信時の解像度・受信時の解像度をそれぞれ360に変更



④【携帯・タブレット】のアプリが多数同時起動している

携帯・タブレットでgoogle meetを使っている場合、一番多い原因としてアプリを知らず知らずのうちにたくさん同時起動しており、メモリが足らなくなり端末自体の動きが遅くなります。


google meetはzoomに比べ、メモリを多く使用するといわれています。スマホやタブレットは自分では画面上では閉じているように見えるアプリが実は起動し続けているということがよくあります。ホーム画面から、アプリスイッチャー(マルチタスク画面)を開くと、何個も画面が重なっているのに驚くときがあります。表示されているアプリが今も起動中ということですので、上にスワイプして終了しましょう。


⑤【マンションにお住まいの方】夜に特に遅くなる=利用者が多く通信が渋滞している

いつもはサクサクいくのに、夜や休日は遅くなると感じている場合、その時間帯に利用者が多く集中し、ネットへのつながりが悪くなっているのかもしれません。同じインターネット回線を同時に多数の人が使用すると、通信が遅くなりがちです。


マンションによっては1つの回線を複数の家庭で共有する集合住宅タイプを利用されていることもあるでしょう。(マンション内の共用部まで光ファイバーケーブルを引き込み、共用部から各ご家庭にLANケーブルで配線する方式)その場合、授業が行われる夜は他のご家庭のネット利用率も高くなるため、つながりにくい原因となることがあります。


⑥パソコンやタブレットのアップデートがしばらくなされていない

アップデートできる最新のOSがあるのにアップデートなされていない場合、アプリなどが正常に動かないことがあります。更新プログラムがあるかどうかまめにチェックし、インストールがなされていなかったら、即インストールすることで最新の状態を維持することができます。


またブラウザ版ではなくgoogle meetのアプリを使用している場合は、アプリのアップデートもこまめに行うようにしましょう。


google meetでトラブル!すぐ試せる・できる改善法

①タブレット・パソコン再起動

シャットダウンではなく必ず【再起動】を行いましょう。たいていの場合これで直ります。


②google meetから退出➡入りなおし

再起動の方を推奨しますが、試しに退出し、再度会議室に入りなおすとスムーズに画面が動くようになる場合もあります。


③スポットライトレイアウトにする

講師は自分がどう映っているかの確認と生徒さんの画面と両方を見ながら授業を行いますが、生徒さんは『先生』さえ映っていれば問題ありません。そこでに画面ではなく、先生だけを単体で写すスポットライトレイアウトにするとCPUとGPUの負荷を多少軽減することができます。

google meetのメニュー>レイアウト変更>スポットライト

④パソコンやタブレットを電源につなぐ

いくら充電が十分に残っているとしても、電源につなぐことでインターネット接続が安定することがあります。


⑤最悪生徒側のカメラをオフ

講師は生徒さんの顔や雰囲気を見ながら理解度を図ったり、満足度や集中力を見ているので、カメラをオフにすることは推奨しませんが、どうしても回線にかける負担を下げたいという場合、最終手段として生徒さんの側のカメラを閉じていただくことでネットが安定するかを見てみましょう。


⑥アプリやOSを最新状態にアップデート

⑦wifiルーターの電源を消す➡5秒まってつけ直す

インターネットを発信している側の端末を再起動させることでネットがスムーズに行くことも多いです。試す価値はあります。


⑧同居家族のネット使用状況を確認

同じ家に住む家族が一度にネットを使うと、一人当たり使える量が減ってしまうため、遅く感じるかもしれません。授業中にほかの家族がゲームや動画鑑賞を行っている場合、ネット使用重要度の優先順位を話し合い、授業中はネット使用を控えてもらうなどの措置を講じることも提案してみましょう。


⑨wifiの接続先を入れ替えてみる

基本的に電源をオンにするとwifiは自動で接続されているので、端末がどの電波に接続されているか意識することはないかもしれません。実はWifiには「2.4Ghz(G)」と「5Ghz(A)」という周波数が存在し、wifiの接続先を選択する画面では両方縦に「同じ回線名(+Gか+Aの文字)」で表示されると思います。


今2.4の方に接続されていてネットが不安定なら5の方に、今5に接続されていてもっとスムーズにしたいなら2.4の方に、接続先をその都度変えてみるとサクサク進むようになることも多いです。

(※筆者のネット回線を例にあげます。真ん中の文字がGとAになっているのがお判りでしょうか?2.4GHz(G)と5GHz(A)を切り替えるというのはすぐできることですので、試す価値はあります


⑩Wifiルーターの近くにある部屋に移動

デスクトップパソコンだとなかなか移動は難しいですが、タブレットであれば簡単に移動ができます。ルーターは近距離で壁などの障害物がないほうがネットが入りやすくなります。入りやすい場所を探り、授業の時だけそこに移動するというのもおすすめです!


できる簡単なものから試してみよう

私自身機械音痴ですので、どれも個人的にしらべ、私でもできそうなものだけをピックアップしました。今までマナリンクを含め他社でもオンライン授業を6年以上行っていますが、上記の点だけ押さえれば、著しく授業が中断・妨げられるようなネットの不具合は起こっていません。


もし授業中に画面が見にくい、音が聞こえにくいなど不具合が感じられたら上の技を試してみましょう!一つ一つ試してもそれほど時間がかかるものではありません^^


もし授業中に授業を中断するようなトラブルが発生し、講師側のネットやパソコンの不具合が原因だと確定している場合は、その分延長や振り替えをご提案させていただきますので、ご安心くださいね。


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