英語

発達障害の小学生にも刺さった!楽しく【フォニックス】と【サイトワード】で単語暗記

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2025/6/13

小学生と英語を楽しくお勉強しております、安芸です。


小学校で英語の授業が始まったものの「英語が苦手」「中学校になったら英語がボロボロ」というお子さんが後を絶ちません。


むしろ小学校で英語が始まったので【少し安心していた】ら、小学英語と中学英語の間に大きなギャップがあり、小学英語があまり役に立っていないと感じる人も増えてきています。小学校の授業に満足していれば、ここまで塾や家庭教師に駆け込む人が多いわけありませんね。


ということは『保護者様が求めるもの』と『小学校の英語授業が提供するもの』にも相違があることが分かります。


小学生が今の内に固めておいた方がいい英語の力は?

●中学生になった際に躓かず進んでいける基礎力

●英語への拒絶反応の緩和・好きという気持ち

●単語ボキャブラリー数

●スペルをかける筆記力

●短文を読む力


特に私が家庭教師の小学英語で大切にしているのは中学英語でもやっていける「単語力」「スペル暗記」「基礎の文法」です。小学校では「書き取り」は一切やらないのに、中学校に入った瞬間「小学校で学んだ単語は賭けて当たり前」のスタンスで授業が爆速で進むからです。


楽しくない単語暗記をどう解決する?

大人にとっても全然楽しくない単語暗記、スペル練習、読む力を小学生にどうつけさせるか?ここが課題になります。私がここ最近特に授業で力をいれていて、成果が目に見えてでている二つのことをご紹介します。


フォニックスとサイトワードの二本柱

私の授業の小学5.6年生の英語では「フォニックス」と「サイトワード」に力を入れています。


フォニックスとは?

ABCを「エービーシー」と文字の名前で覚えるのではなく、文字が持つ「音」で覚えさせるのがフォニックスです。文字がどう発音されるか、二文字、三文字重なった時にはどんなルールがあるかをしれば、新しい単語をみてもなんとなく発音が想像できるようになりますし、音を頼りにスペルを書けるようになります。


フォニックスの楽しい覚え方

①音と手の動き、体の動きをセットで覚える

アルファベット一つ一つに手のサインや体のサインを使ったポージングを付けています。例えば「k」は鍵をかける仕草、「/s/」は蛇が這う仕草、「/z/」は虫の羽音を連想する仕草などです。音を発しながらポーズすることで、より記憶に鮮明に残りますし、これ自体が楽しい!とおっしゃるお子様もおられます。


サインを一通り覚えたら、長めの単語を一つずつフォニックスで言ってみます。「b/l/a/n/k/e/t」一つ一つポーズもセットで7音を丁寧に。そのあとそれをちょっとずつスピードアップして「もっと早く、もっとくっつけて」と何回か言ってもらっている間に「blanketブランケット」と言えたら「できたね~!よめたね~!」と一緒に喜びます☺


覚えれたら、音だけを頼りに抜けている単語を書く練習。覚えた単語を書くのではなく【あくまで知らない単語を音だけを頼りに書く】練習です。先生が /k æ t/ とゆっくり発音つつポーズを見せながら聞かせると効果的です。


②まほうのeや三つ子音・双子音などを覚える

例:site➡最後に「魔法のe」があるので、一つ前のiは「文字の名前通りの音」になります。魔法のe自体は発音しないので、sitだけで音を作ります。s/アイ/t▶「サイト」

魔法のeのルールを覚えるだけで言えるようになる単語が山ほどあります。side/ride/cake/game/nine/nose/homeなど…


「サイレントgh」「フフフのgh」など発音しない音や見た目と全然違うghも変わった名前を付けて印象付けると「あ!サイレントのやつだ」と自分で気づけるようになります。


他にも「ea」「ey」「ee」を『三つ子のイー』と名付けています。全部イーの発音をする単語です。違う形で同じ音のものをまとめて覚えると、dream/eat/clean/honey/money/tree/sleepなど中学一年生で覚える単語の多くをスペル暗記しやすくなります。


③二つ音をつなげたものに挑戦

フォニックスa~zまで覚えられたら、今度は二文字くっつけた音で覚えます。例えばbr/cl/al/fl/ch/sh/phなど…。専用プリントで楽しく書き取りも行います。


サイトワードの楽しい勉強法&短文読解まで


サイトワードとは「見た瞬間認識できるほど定着させるべき基本単語」もしくは「丸暗記するしかない単語」のことでその中には英語圏の小さい子が幼い時から当たり前に使う単語が含まれ、日常生活に絶対必要・読み書きに絶対必要とされている単語です。


この単語を毎回授業で一つ徹底的に覚えます。まずは意味から。そのあとスペルコアイメージもその時に教え、矢印やイメージの絵を描いてもらうことあります。

続いてその単語からイメージする色で文字を色を塗ってもらいます。発達障害のお子様にはこれがハマることがあります。字として認識するのが難しいお子様でも、色のイメージとつなげたらストンと覚えたというパターンも。視覚優位のお子様には特にお勧めの方法です。例えばあるお子様は「make」という単語のイメージは「食べ物を作るってイメージだから食べ物っぽい色がいい。」と肌色や茶色、クリーム色などケーキやパンを連想する色で塗っておられました。


単語を覚えるのはどんなものでもいいのできっかけをつくるのが大切です。思い出すヒントとなるものであれば、何とつなげてもOK。大人がばかげていると思うような語呂合わせや連想ゲーム風に紐付けても「覚えれば成功」です。


続いて指を点におきながら、文章を三回読み、意味を確認。そのあと例文を参考に三つ文章を一緒に作ります。ここではお子さんと関係のある文章にするのがポイント。自分に関係する文ほど一生懸命考えてくださいます。


今度はその日覚えたサイトワードがたくさん入った短文を一緒に読みます。

サイトワードを探して〇で囲ってもらい、一緒に音読。続いて一緒にスラッシュを引きながら、文節ごとに訳してもらいます。to不定詞や三単現がもりもりに出てきますが、サラッと説明しつつ、ここでは意味を把握させることとサイトワードの意味の定着だけに集中。


最後に本文の内容を問う4題を一緒に考えます。ここまででかなりレベルの高いことをしていると思いますが、絵が多く、色塗りなどを混ぜ込んでいるので、「長文を読まされている」という感じなく、ついてきてくれています。


一時間の最後に「今日のサイトワード●●●の意味は?」と尋ねて復習。30分ほど徹底的にこの単語ばかりに向き合うので、みんな正解してくれることがほとんどです。


「とにかく楽しく飽きない」がモットー。でもゲームばかりではなく、ちゃんと中学英語を予習できるようなものにするために日々新しいものを取り入れています。特に「フォニックス」と「サイトワード」は単語暗記・スペル暗記・ボキャブラリを増やすのにとても役立つので家庭学習される方もぜひ取り入れてみてくださいね!


安芸先生と学ぶ小学英語

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