単語や文法力だけでは太刀打ちできない!高校入試の鍵は速読力!一分に何単語読めれば全問解ける?
小中学生の英語を主に担当しております、安芸(あき)です。
この時期になると、塾も学校も受験ムード。おうちでも過去問を何題もこなし本番の下準備をされているお子さんも多くなってきます。
英語入試問題でみんなを悩ませるのが「長文の多さ」。
難易度や語彙数ももちろん、『長文が多い!長い!』ということ。
長文が多いと…
⇒集中力が切れる
⇒時間がたりなくなる
ただ文法や単語を勉強しているだけでは点数が取れなくなっているのが現実です。
長文必勝の鍵は?
➡速読と正確性と切れない集中力
文法を知っている、単語を知っているのは当たり前。
それをいかに速いスピードでこなせれるか!が鍵になってきます。
高校入試の英語長文は全部で何語?何WPMなら間に合う?
1分間に読めるワード数をwpm(words per minute)といいます。
これを知っていれば、おうち学習で『何分図って問題を解けば受験でも対応できるか』が数値化でき、練習の方法が見えてきます。
1) 総語数の目安
1題あたり 平均300〜500語
一回のテストに長文が3〜4題 出るとすると
→ 合計:900〜2,000語(現実的な中心は 1,200〜1,600語)
※全国平均で計算してみました。
2)試験時間
総時間:50分
解く時間:英作文や文法問題などを考えると、長文読解に使える時間は25分程度と想定
内訳:25分(読む時間)+20分(解く時間)+5分(見直し時間)
※40分の県もあるので、それに応じて計算しなおしてみてください。
3)必要なリーディングスピードの計算
① 語数:900語の場合
900 ÷ 25分 = 36 words per minute (wpm)
②1500語の場合
1500÷25分=60 words per minute (wpm)
② 語数:2000語の場合
2000 ÷ 25分 = 80 wpm
中学生の平均リーディングスピードとの比較
日本の中学生平均:50〜70 wpm(黙読の場合)
➡ 出題が少なければ間に合いますが、語数が多い年や県は平均より速く読めないと最後まで解けない可能性が高い です。
対策:どのくらいで練習すればいいか?
本番で25分で読むためには、普段から「制限時間を設けて練習」することが大切です。
一度タイマーを測って、最初から最後まで読んでみてください。数題行っているうちに、読みながら目を動かすスピードの感覚がつかめてくると思います。
●300語長文 → 5〜7分以内
●500語長文 → 10分以内
※これは【読む時間】のみで解く時間は含んでいません。本文を内容を把握しながら黙読するのをこれだけの時間で解くということ。
本番では、読みながら問題を解く方法をお勧めしています。
長文を上から読む➡問題(1)を解く➡続きを読む➡問題(2)を解く➡続きを読む、という感じです。そのため読解時間だけを測ることはあまりないかもしれません。
読むスピードの感覚をつかむために、問題は解かず、一度最初から最後まで時間を測って読んでみましょう!
タイマーがピピピピとなってもまだ本文の途中までしか読めていない場合、本番でも時間が足りず問題を残す結果になってしまうということです。
そんな恐ろしい体験は練習の時だけで十分!本番ではそうならないように、日頃からタイマーを片手に練習することを意識してください!お気に入りのマイタイマーを一つ持っておくと良いですよ。
まとめ
高校入試の英語長文は合計900〜2000語を25分で読み切らなければならず、必要なスピードは36〜80 wpm。これは中学生の平均読書スピードと比べても決して余裕があるとは言えません。
普段から「500語を10分」など、時間を区切ったトレーニングで速読・精読のバランスを鍛えることが合格への近道です。受験生、頑張って!
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