【英語ブログ】 入試と英検はどうつながる? 語彙の対策①
こんにちは。
毎週金曜の英語学習コラムでは、受験にも日々の勉強にも役立つ「力のつけ方」をお届けしています。
――英検と入試で“本当に重なる単語”を知ると英語は一気に伸びる
受験勉強をしていると、
「入試の単語と英検の単語って、同じなの? 違うの?」
そんな疑問を感じたことはありませんか?
実はこの2つ、
“出る単語の中心”はほぼ同じ です。
ただし、どのレベルで・どんな場面で出るか が違うだけ。
今日は、英検準2級〜準1級、
そして中学・高校・大学入試に共通して“本当に必要な語彙”を見ていきます。
◆① まず知ってほしい「共通語彙50」
どの級・どの入試にも出る単語は、驚くほど似ています。
例)
allow(許す)
common(共通の)
reduce(減らす)
increase(増える/増やす)
pattern(傾向・型)
effect(影響)
environment(環境)
これらは “日常語” というより、
現代の話題を語るためのコア語彙(核語彙) です。
ここが弱いと、どれだけ文法ができても長文が読みづらくなります。
◆② 中学・高校・大学入試での違い
共通語彙の使われ方にも差があります。
●中学入試
形容詞の比率が高い
心情・状況を表す語が多い
(ex. afraid / available / local)
●高校入試
文脈で推測する単語問題が多い
課題文のテーマは身近(健康・学校・科学の初歩)
●大学入試(GMARCHなど)
抽象語・学術語が増える
文章テーマが専門的(教育・心理・社会問題など)
(ex. concept / behavior / theory / policy)
◆③ なぜ「英検準1級レベルの語彙」がMARCH対策になるのか
理由はとてもシンプル。
MARCHの長文には、準1級レベルの学術語が平然と出てくる からです。
「英検準1級って難しそう…」
そう思うかもしれませんが、
実際には GMARCHの長文を読むための語彙の“母体” になっています。
◆④ 今日のまとめ
英検と入試の語彙はほぼ重なる
まず“共通語彙50”が読解のカギ
準1級の語彙はGMARCH長文の下地
語彙は“レベル別”ではなく“役割別”で考えると伸びやすい
次回は、さらに踏み込んで ――
「単語をレベル別に整理して覚える最速の方法」 を紹介します。
おまけ ◆【共通語彙50】
入試・英検・読解テーマすべてに共通する最重要語
◆動詞(15)
allow(許す)
cause(引き起こす)
increase(増える/増やす)
decrease / reduce(減る/減らす)
affect(影響を与える)
support(支える/支援する)
improve(改善する)
develop(発展する/開発する)
include(含む)
provide(提供する)
lead to(~につながる)
create(創り出す)
offer(提供する/申し出る)
suggest(示唆する)
require(必要とする)
◆名詞(15)
effect(影響)
cause(原因)
environment(環境)
problem(問題)
solution(解決)
information(情報)
research(研究)
experience(経験)
ability(能力)
behavior(行動)
culture(文化)
policy(政策)
value(価値)
technology(技術)
society(社会)
◆形容詞/副詞(12)
local(地域の)
global(世界規模の)
environmental(環境の)
traditional(伝統的な)
social(社会の)
common(一般的な/共通の)
recent(最近の)
various(さまざまな)
similar(似ている)
likely(〜しそうな)
possible(可能な)
necessary(必要な)
◆その他の超頻出語(8)
pattern(傾向・型)
reason(理由)
result(結果)
benefit(利益)
major(主要な)
minor(小さな/副〜)
system(仕組み・制度)
opportunity(機会)
◆この50語の特徴
英検準2級〜準1級の大問1・大問3に共通
高校入試の長文で頻出
GMARCHの長文テーマに毎回登場
(科学・教育・社会問題・心理・文化)英作文の基本語としても必須
「まずこの50」→「テーマ別語彙」→「準1級語彙」
この流れが最も伸びやすい語彙学習ルートです。