オンラインだからこそ大事にしてる!マイク越しの声から拾う生徒さんのやる気
2022/5/5
こんにちは^^小学生から中学生までの英語や数学を担当しています、安芸です^^
以前こんな生徒さんがこのようなことをしてくれた経験があります。その生徒さんは5人兄弟で部屋数も少なく、授業中に妹さんたちが周りでワーワーキャーキャー騒いでおられました。
そこで音を拾わないように気を遣ってマイクをオフにしてくれたんですね。とてもやさしい配慮ですが、その結果マイク越しからの情報が一切遮断されてしまいました…。まるで反応のない電話で一方通行で話しているかのようです。
気にしないでいいよ、と言ったらマイクを開けっ放しにしてくれたのですが、この時、講師は無意識にマイク越しに聞こえる音や反応で、生徒さんの情報をたくさん掴んでいるんだなと再認識させられました。
マイクから講師が何気なく得ている情報とは?
理解度を反応でチェック
別の男子生徒さんは、問題を解くときに小さい声で「あそっか」「えっと、ここで公式に当てはめるから…。」とか「ミスった!」とか独り言を言います。
そういう小さい無意識の声ですが、講師側からすると嬉しいものです。
「ちゃんと気をつけないといけないポイント覚えているんだな」とか、「一生懸命あきらめずに解いているな」とか、「よしよし!自分でミスに気づけたね」とか理解レベルを確認できるんです。
相槌で納得度をチェック
さらに相槌もとても嬉しい反応です。「うんうん」「へ~」も嬉しいですが「そうなんや!」とか「あ~!」なんていう大きめの相槌も講師側のモチベーションをアップさせます。
ちゃんと説明についていけているな、これくらいのスピードで大丈夫そうだな、などもその相槌でチェックしています。
一方反応がなくなったり、「ん~…」みたいな反応になったら、深く掘り下げる必要があるサイン。「これ難しい?」「これややこしかったな?」など説明の仕方を変えるきっかけにもなります。
反応するのが恥ずかしい生徒さんもいますが、反応することは生徒さんにとって一番いいスピード、いい説明法などを先生が選別していくヒントとなります。結局は生徒さんのためになることなので、恥ずかしがらず「へ~」とか「うんうん」と言ってくださいね^^
何気ない音から会話が盛り上がることも!
講師は生徒さんのマイクに聞き耳を立てているわけではありませんが、ときおり「ニャ~オ」という声や「ワンワン」という鳴き声が入ることがあります。
「猫ちゃん飼っているの?」という話題から生徒さんと盛り上がり、グッと仲良くなることも。
以前こんな笑い話もあったんですよ。生徒さんがその日はリビングで授業を受けられていました。すると奥からTVの音が。生徒さんは申し訳なさそうに「お母さんがイヤホンつけて見ているんです…。」
(イヤホンのわりに音漏れが大きいような…。)
私もいつも見ているテレビ番組だったので「あれ、面白いよね!」なんて話していたら、お母さまがイヤホンを間違えたところに挿しており、音が全部漏れていたことが発覚!保護者の方含め3人で大笑いしたこともあります。
講師との距離が縮まれば、共に学んでいる教科がもっと好きになることはよくあること。だからこそ講師はいつも生徒さんと仲良くなれるきっかけを探しています。
またオンラインだからこそ、マイクやカメラを通して得られる限られた情報から盛り上がりそうな話題を探しています。
騒音がひどい場合や不都合がある場合以外は、ぜひマイクを開いたままにしておいてくれると、まるでお互いが隣に座っているような親近感がわくはずです!
試してみてくださいね^^
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