手話をもちいた日本語教室活動
マナリンクティチャーズにて、私のインタビュー記事が掲載されましたので補足記事としてブログにて報告させていただきます。
NPO団体事務局長、キャリアコンサルタントを経てオンライン家庭教師になった理由 | オンライン家庭教師マナリンクTeachers (manalink.jp)
手話をもちいた日本語教室活動は、日本語ボランティア養成講座として文化庁委託事業として一般バージョンと子どもバージョンの2回2年間実施させていただきました。
今講座の内容ですが、このような講座は日本において現在どのような状況なのか私はわかりませんが、当時は大学の研究室レベルの実験的な講座でした。だから一般的な民間NPO講座ではたぶん日本ではじめての試みだったと思っています。
手話が何故日本語ボランティア養成講座に入ってくるのかと疑問を持つ方もいるかと思います。手話は通常日本語に対応したジェスチャーである日本語対応手話と、ろう者が言語として用いる言語として用いる日本手話の2種類あります。通常、記者会見やドラマで行われている手話は、日本語に対応した日本語対応手話であり、言語としては日本語です。
ろう者が、言語として日本手話を母語として獲得した後に、第二言語として日本語を習得して場合、日本語の位置付けは第二言語であり、在住外国籍の住民が第二言語として日本語を習得しする構図とよく似ています。ここに注目してこの講座は企画され実施されました。
日本人は、英語等の学習を通じて言語を学ぶ課程を体験します。たいていの日本人はネイティブな日本語話者であり、日本語の構造を理解して日本語を学ぶ機会はありません。日本語でコミュニケーションを取れる能力と日本語を教える能力は異なります。でもたいていの日本人は日本語を話せるから、日本語を簡単に教えられると考え日本語ボランティアとなり外国籍住民に日本語を教えています。これが日本語を学んでいるのに日本語を話すのが苦手な外国籍住民の生み出す日本語支援の負の貢献だと言えます。この構図は、算数の問題を簡単に解ける人が、小学生に算数の解き方の手順だけを教える学習塾の構図によく似ています。
今講座は、手話という日本語と違う言語を用いて日本語支援のあり方を学ぶ講座でしたが、その講座がどのような効果をもたらしたのかは今もってわかりません。あれから10年以上の月日が達ち、日本語支援業界においても公認日本語教師と国家資格がついに施行されます。日本語支援もボランティア中心のものからプロとしての業務に移行していきます。たぶん当時危惧された様々な問題も今後解決されていくものと予想されます。今講座のようなタイプの講座が今後行われていくかどうかわかりませんが、個人的に日本語支援に関わった者として日本語支援の発展を心から願います。
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