夏に向けて、今やるべきこと。
2023/6/15
こんにちは、講師のニシオカです。
この夏で苦手教科を克服したいとお考えの皆さん、まずはそのための準備から始めましょう。
やる気だけでは、物事はうまく進みません。
大切なのは、そのための具体的な準備です。
STEP 1 『苦手分野を知る』
多くの学生さんが、ただ何となく「この教科は苦手だ」「昔から好きではない」「点数がよくない」というイメージだけを強く持ちすぎる傾向にあります。
そこから1歩進めて、「どの分野が苦手なのか」「どの程度は理解出来ているのか」を自分自身でしっかり知ることが重要です。
学校のテストを見直してもいいですし、問題集などで基礎から順番に解いていくのもいいですよ。例えば「日本史が苦手だ」といっても、時代背景的なつながりが分かっていない、文学作品などとの結びつきが多すぎて覚えていない、藤原家や平家など主要人物の似たような名前を混同している、などなど、苦手の内容はさまざまですね。
STEP 2 『自分で対処できることを探す』
苦手だからといって、誰かにすぐ頼るようでは、本当の学力は身につきません。
例えば、「高校に入ってから、英語が苦手になった」と思うとき、中学英語の理解が不十分な可能性がおおいにあります。中学校の時に使っていた教科書を、ひとりで総復習するのも効果的です。全ページを見直していると時間もかなりかかりますが、例題や文法に関する例文(多くは太文字で目立つように書かれていますよ)をノートに書き取り、改めて英文法の確認をしてみましょう。
受験本番は、あなたがたった一人で自分を支えて頑張る場所です。そのためには、「自分で考えて、出来る範囲で対処する」という姿勢を、是非身につけてくださいね。
以上の2つのSTEPを意識して、この夏への準備を始めていきましょう。
出来ることが増える、わかることが増える、って楽しいですよ。その楽しさこそが、また次の勉強にあなたを連れて行ってくれます。頑張ろうね。
「どうしても一人では出来ない範囲がある」「一人では効率的に進められない」という人は、マナリンクの各教科の入口から、教えてくれる先生を探してみよう。
私も、小学生から社会人の人まで、いろんな授業を提案しています!
苦手なものを苦手なままにしないこと。これが勉強を楽しく続けるコツだと思います。
さぁ、みんなでいい夏を迎えよう!
この先生の他のブログ
こんにちは、講師のニシオカです。今週・来週は定期試験を受験する学生さんが多いですね。国語の復習・見直しのアドバイスをしておきます~参考にしてもらえたら嬉しいです。1.暗記の量はなるべく減らす本文内容が範囲にある場合は、なるべく暗記ではなく、「文章の理解」を優先しましょう。先に言っておきますが、意味も...
こんにちは、講師のニシオカです。外ではゴロゴロと雷が鳴っています。ちょっと恐いですが、万葉集のこんな和歌を思い出しました。雷神の 少し響みて さし曇り 雨もふらぬか 君を留めむなるかみの すこしとよみて さしくり あめもふらぬか きみをとどめん「雷がすこし鳴って、くもったり雨が降ったりしないかな。そ...
こんにちは、講師のニシオカです。帰国子女枠で大学入試、高校入試、各種編入を考えている皆さん、小論文(自己PR文)対策はそろそろ始めていますか?日本の学校があなたに求めているのは、学校によって様々ですよね。「外国語のスキルをこれからも伸ばしていくこと」だったり、「得意分野をきわめて、日本や世界の大会/...
こんにちは、講師のニシオカです。共通テストは、現代文・古文・漢文のそれぞれの分野の、バランスのよい基礎学力が欠かせません。「〇〇で点数を稼ぐから、〇〇は捨てよう」などと考えると、模試などの点数も安定しない上、当然ですが志望大学への判定もあいまいなものになってしまいます。普段の勉強では、共通テストへの...