オンライン家庭教師マナリンク

「たしかに」を使おう

2022/7/15

推薦入試等を検討する時期が、今年もめぐって来ました。

行く手に立ちはだかるは「小論文」です。


小論文は受験でしばしば課されるにも関わらず、学校では教科として学習する機会がありません。原稿用紙を使って書いたものといえば、読書感想文程度ではないでしょうか。「推薦入試で小論文が課される!」となって、頭を抱える人も多いと思います。また、「生徒会や部活動での華々しい成果もないから、小論文なんて書けない」と思う人もいますね、わかります、その気持ち。


でも待って。「華々しい成果」で合否が決まるのなら、書類選考だけで済むはずですよね。なぜわざわざ小論文を書かせたいのでしょう。

そこにこそ、小論文の意義が隠されているんです。私の授業では、そういった基本からしっかり理解し、実際に書けるようになるまで、(なるべく)楽しく、丁寧に学べます。

さぁ、小論文なんてもう怖くない!!関心のある人は是非お問い合わせ下さい。(志望理由書などの書き方も指導しています。見本付きなので、文章を書くのが苦手な人でも大丈夫ですよ)


以下、小論文に活かせるおいしい話。(長くてすみません)


☆ 今すぐ始める!小論文克服への道 ☆

自分の意見を言う時に、いきなり本題に入るのはやめましょう。

意見(主張)は、いかに激しく打ち出すか、ではありません。

いかに説得力を持たせるか、が大切です。


例えば、「大学生に制服は必要か」という問題があるとします。いきなり自分の立場(この場合反対だとします)を最初から最後まで熱く書くと、こうなります。


 私は、大学生に制服は必要ないと考える。なぜなら、制服には個人の自由が無視されているからだ。中学でも高校でも、一方的に決められた制服を着ていたが、色やかたちが好みではなく、つらい学生生活だった。大学生になったら、好きなおしゃれを楽しむ生活を送りたい。


どうでしょうか。

なんだか、感情的で、非常に視野の狭い印象を与えてしまいますね。本音をただ並べるのは感想文であり、小論文にはなりません。


では、この場合どういう展開にすればよいのでしょう。

今日お勧めするのは、「たしかに、を使う」ということです。


 たしかに、中学校や高校と同じように、大学にも制服を設けると、毎日の服装に悩んだりせず、勉強に集中する利点もあるだろう。衣服代もあまりかからないだろうし、制服を着ることで気持ちを整える効果もあると思う。

 しかし、大学は高校までと違い、自分自身の判断力を求められる場所である。時間割をどう組むのか、どの分野でどの内容を専門に学ぶのか、判断が必要な場合も多い。適切だと思われる服装を毎日自分自身で考えて選択する習慣は、就職活動にも有効だろう。よって、私は、大学生に制服は必要ないと考える。


上の青文字と比べると、「制服に賛成する意見」が他者にはあることを知っていて、その上で反対する主張を述べています。文章全体に説得力が生まれますね。


テレビなどの討論番組で、直前に話していた人の内容を全て否定するかのように、「でも(しかし)、」から入る人がいはります。大変に活発で強い主張の持ち主だとは思いますが、あまり冷静には見えません。まずは「たしかに~ですね。」と、他者の話への理解を示したあとに、「でも、私は~」と丁寧に展開していく方が、冷静で知的に見えてきます。このように、普段から、「自分とは違う他者の意見(主張)があること」を理解しましょう。気の向くままな野生児をやめて、社会に出ていくイメージです。社会とは、他者と共に暮らすところ。私たちは誰もが、直接または間接に多くの他者とつながって生きています。


さぁ、今日でも明日でも、誰かとの会話で実際に使うことから始めましょう。

反論したいときに、主張したいときに、一度グッと抑えて落ち着けばOK。

たしかに、これって○○だよね。・・・でもさ、~」を言ってごらん。

あなたの考えが適切に相手に伝わるよう、配慮するだけです。


小論文が出来るようになるために、何か特別な才能や表現力など要りません。

普段のものの考え方、ものの言い方に少し工夫をすればいいのです。

これを読んでくれた受験生に、少しでも役に立てたら嬉しいです。

このブログを書いた先生

小論文の指導が得意なオンライン家庭教師一覧

この先生の他のブログ

ニシオカの写真

過去問がないとき

2026/2/4
こんにちは、講師のニシオカです。国公立の二次で小論文が課される皆さん、準備はいかがでしょうか。赤本から数年の問題を参照できる方は、それらから傾向をつかむことも出来ますね。時間や分量などの練習もしやすいと思います。ただ、「今年から小論文が加わった」「過去問の傾向が一定ではない」などの場合もありますよね...
続きを読む
ニシオカの写真

これまでの経験・職歴をいかす!

2026/2/1
こんにちは、講師のニシオカです。公務員を目指す皆さんの中には、転職組の人も数多くいらっしゃると思います。これからの長い将来、民間の会社員ではなく公務員として安定した生活を送りたい、という考えで、公務員へと転職する人を私も例年サポートして来ました。これまでの経験や職歴をいかして公務員試験を受験するため...
続きを読む
ニシオカの写真

アピールできる自分の良さとは?

2026/1/31
こんにちは、講師のニシオカです。この夏(秋)に総合型、推薦入試を検討中の皆さん、勉強や部活、がんばっていることだと思います。よく相談を受けるのが、「華々しい成績とは言えず、これではエントリーすら自信がない」というものです。たしかに、「県大会10位です」「クラス委員を高1からやっています」だけでは、う...
続きを読む
ニシオカの写真

学年の「切り替え意識」を持とう

2026/1/31
こんにちは、講師のニシオカです。中高一貫校の学生さんは、基本的に6年のかたまりの意識で生活していますよね。それは、「細かい時間に追われずに勉強や趣味、部活などに取り組める」というメリットがある一方で、だらだらと、気がついたら時間が経ってしまったという状況と紙一重でもありますね。多くの学生さんが経験し...
続きを読む