【長文読解】空欄補充問題の対策
2025/9/9
長文読解の問題で、生徒が苦手とする問題形式の1つが「空欄補充」です。
一つの空欄に対して選択肢が4つ与えられていることが多いのですが、なかなか正解には至りません。「2つまでは絞れるのですが」という生徒も増えてきていますが、やはりまだまだ「考え方」を変えなければいけません。
<空欄補充に対する対策方法10選>
- 空欄が段落の1文目にある場合、答えの根拠となるのは2文目以降
- 空欄を含む文に逆接の表現があれば、1つ前の文に戻り、「プラスイメージかマイナスイメージ」かを検討する
- 与えられた選択肢の語句が「プラスイメージかマイナスイメージか」を考える
- 選択肢を1つに絞り切れない場合は、後から考える(他に言い換えはないか探す)
- 空欄を含む文が、後続の文と「似たような表現」になっていないか
- コロンがあれば「同意表現」
- セミコロンがあれば「同意表現」「原因・理由」「比喩」など
- 文法的な要素(regard A as Bなどで、asの位置が極端に離れている)
- イディオム
- 与えられた選択肢の品詞を考える
(例)of( )objects which V ~となっていれば、空欄には「形容詞」が入る
他にも解き方はありますが、一つ一つ慎重に考えながら取り組んでいきましょう。
決して「和訳」だけで解こうとしないこと!
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