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冬のスイッチ:オン

2022/11/19

今はオンライン家庭教師に完全に転身したが、以前はオフライン。塾講師だった。ラインはオフかもしれないが、冬ともなれば生活は全力でオン。冬期講座の季節になると今でも気持ちが入る。年末年始、大晦日・三が日などは流石にオフになることが多いが、気持ちはオンのままでつかの間の休息をとる。受験に関わる仕事についた以上、致し方ないことだ。



春夏秋冬のうち、秋期講座だけは聞いたことがない。実りの秋、ということで成果もでそうだが、時期的にそぐわない。春期講座。新学期になり、「新」学年がなじまない。新中1生が制服に「着られて」いるような違和感。でも、なんとなく新鮮な感じがして今年度もやるぞと気合いを入れる。時間も何かゆったりと流れる。中学受験が主体の塾などは、「春」が早く、もう2月からスタートするような塩梅だ。そして、「夏」。暑いので体力を消耗するし、通常より授業のコマ数も多く、その時期が長く続く。短期間の講座の中ではもっとも辛かった記憶がある。



それにひきかえ、冬期講座。夏より短期間、年の瀬特有の慌ただしさもあってスピードが速い。入試目前だから、心にも張りがあり不思議と疲労を感じない。本当の正月は、合格してからだ、などと言い放ち、おとそ気分などにはどっぷりと浸らない。やはり冬期講座は講座の「花形」だ。あまりやる気のなかった生徒も目の色が変わってくる。「君、こんなにがり勉だったっけ。」「いや、切羽詰まっているだけです。」たとえ、土壇場の悪あがきだとしても構わない。やっと、本気になったのだから。



冬のスイッチオン。稼業は変わったが、基本線は同じ。「冬期講座」の看板を掲げ、生徒様の「やる気」に寄り添うつもりで頑張る。年末年始も関係なし。本物の「新春」のために実りの冬にしよう。


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