【新高3生の早期準備】看護学部の入試問題の特徴と問題入手方法。
2023/3/5
看護学部の入試問題での化学の範囲は、大学により「化学基礎」、または、「化学と化学基礎」がありします。今日は「化学基礎」のみを入試科目にする大学についてお話します。
【入試問題入手は意外と手間が掛かる】
看護学部の問題は大学側は公表されてなかったり、赤本で出版されてないことが多いです。そのために、各個人で大学の入試課に頼んで過去問を取り寄せます。(倍率の高い学校や有名附属病院下の大学ですと、赤本が出版されてます。一般受験も含めて数多く受験する方は、公募推薦時期で慌ただしくなりますので、前もって傾向を知っておいてください。)
【看護学部は計算問題が多い】
やはり、看護は現場で薬剤を扱うわけですから、薬剤のパッケージに載っている数値が理解できていないと仕事になりません。また、患者さんに検査の結果の数値、その数値の意味など(病院により、扱う単位が異なることがある)も説明できないとならないのです。そうなると、入試問題の計算問題は必須になります。
生徒さんは、お爺さんやお婆さんの通院機会があったら、付き添いをしてみてください。看護師は患者さんに説明することは多いです。患者さんに数値の質問が来たら答えなくてはならないのです。私も親の付き添いで病院にいきます。あるとき、看護師さんが電卓を持って、患者さんに検査の数値計算の説明をしていたのをみたことがあります。
入試問題では、濃度計算、PH、水素イオン濃度、中和の量的関係、酸化還元反応と量的関係、化学反応式と量的関係、物質量計算は、頻出です。
化学の理論分野を習得するのは一番時間が掛かります。計算が苦手だな、と心配な方は早いうちに対策することをお勧めします。
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