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夏の勉強と過去問 ──「逆算」で差をつける夏。

2025/7/28

「先生、過去問っていつやるのがいいですか?」


よく聞かれます。

私の答えはいつも同じ。


「夏のうちに、最低3年分(3回分)やっておこう」


できれば7月中。

遅くともお盆までに。




なぜ夏にやるのか?3つの理由


① 出題形式とレベル感がつかめる


大学ごとに出題のクセは違います。


・記述?選択式?

・長文中心?文法もバリバリ?

・読みやすい?激ムズ?


実際に解いてみると、

その大学の“空気感”が、手に取るようにわかってきます。



② 今の自分との距離が見える


夏時点で合格点に届かないのは当然です。

大事なのはそこじゃない。


「何がどれだけ足りないか」

を、肌で感じること。


自分の課題が明確になると、勉強は一気に効率化します。



③ 苦手な問題タイプが浮き彫りになる


3年分やれば、自分の苦手が浮かび上がります。


「〇〇医科大の第3問が苦手なんですけど、どうしたらいいですか?」

そんな具体的な質問が出てくる時点で、すでに成長中。


あとはそこをピンポイントで対策すればOK。



よくある不安:「今やっちゃったら直前に使えないのでは?」


気持ちはよくわかります。

でも、私はこう伝えています。


「志望校の問題を《実感として》把握することのほうが大事」


戦う相手の顔が見えないと、戦略は立てられません。



どうしても残したいなら?


1〜2回分だけ残すのもアリ。

ただし──

傾向が変わってきているなら、最新の年度こそ夏に解くべきです。


ちなみに私は、必要があれば本番そっくりの模擬問題をオリジナルで作ります。

ですから、うちの生徒たちはガンガン過去問を使い切っています。



私も「問題集」として過去問を使っていました


1日1年分。

時間を計って解き、丸付け、分析。

わからない単語を調べ、構造を確認し、100%理解するまで読み込む。

そして知らなかった単語を覚える。


これが“1セット”。


夏の間、ずっとこれを続けたら「読む力」が目に見えて伸びていきました。



実力が足りない今こそ、やる価値がある


「今はできないから…」と躊躇する必要はありません。

できない今こそ、過去問が〈道〉を示してくれます。



夏の過去問は、「未来の自分への投資」


今、過去問に取り組めば、

この先の勉強の《地図》が手に入る。


秋からの加速は、その地図があるかどうかで決まります。


「まだ自信がないから」じゃない。

「だからこそ、今やる」。


それが、合格への最短ルートです。

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