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こんな生徒さんにおすすめ!
- 古文の勉強を今までしてこなかった方
- 古文に苦手意識がある方
- 古文の文法の総復習を行いたい方
内容
はじめに・なぜ文法を学ばなくてはならないか
この講座は短期間で古文の文法を完成させることを目標としたものになります。
近年の大学入試では文法そのものを出題しない傾向になってきています。特に共通テストではそれが顕著で、思考力=文章を読み解く力を問うものが問題のほとんどを占めています。
そのため、ともすると「文法はやらなくてもよい」と感じる生徒さんもいるかもしれません。特に切羽詰まった時期になると過去問を使って勉強する方も多いでしょうから、その中で文法について聞かれないとなると、たしかに文法を学ぶ必要性を感じにくいのかもしれません。
ですが、そこには大きな間違いがあります。
大学入試は学習指導要領の延長線上にあります。学校で展開される授業の、その到達度を見ることで、大学入学後の難しい学問にどれだけついてこられるのかを計っています。そのため、学校授業の目標である学習指導要領の「ねらい」は、言い換えれば大学入試の出題内容になります。
古典については、「古文・漢文が読めること」を「ねらい」としています。つまり、「古文・漢文がどれだけ読めているか」を確認するために大学側は様々な問題を作成してくるというわけです。
知識偏重の問題から思考力偏重の問題に変わったとしても、その「ねらい」は変わりません。「古文が読めるなら解ける」問題を、様々な大学はあの手この手を使って出題してきます。
それでは「古文を読む」ためには何が必要か。それは単純で、何が書かれているか理解するための文法力になります。文法を使って古文の文章を分析できなければ、読解の土俵に立つことはできません。
知らない国の言葉で書かれた小説の読書感想文を書けと言われても、何もできないのと同じです。読書感想文の書き方を学ぶ前に、まずその国の言葉を理解できるようになる必要があります。
今までは、必須である文法を、そのまま問題という形で聞いてくれていました。それが今は、「わざわざ文法を聞かなくても、読解問題の出来不出来で文法力も計れる」というふうに考え方が変わったのだと、私は考えています。
とはいえ、文法だけ学んでも、あくまで道具を手に入れただけで、その使い方を学ばなければ意味がありません。文法を学びつつ、読解の練習もする。それが受験勉強の両輪なのです。
授業の特徴
この授業の特徴は、シンプルに、過不足なく再整理されたこの授業ならではの文法にあります。
可能な限り量を減らし、そして同時に正しい理解をするために、要らないところは教えず、また必要とあらば学校で学ぶ、いわゆる学校文法の枠を取り払い、高校生にも理解ができる範囲で学術レベルの内容も取り入れる、まったく新しい形の授業を展開しております。
極力暗記量を減らし、思考することで自分で導ける要素を多く取り入れております。
たとえば、「直接過去」と「間接過去」という言葉があります。「き」「けり」についてそのような解説をする本は多いです。学問の世界でも、たしかにそのような学説はあります。ですが、最近の研究では別の考え方が主流になってきており、つまり現状、人によって言うことが変わってくる部分になっています。
人によって言うことが違うということは、答えが複数ありうるということで、入試古文では聞きにくい内容ということになります。どちらも訳すと「~た。」になるということは変わらず、受験でも聞かれないのであれば、その二つを区別して覚えておく意味はありません。
これは一例にすぎませんが、受験生としての視点のみならず、大学側からの視点も考慮し、必要なところは足し、不必要なところは削る。そんな大学受験に最適化された文法を短期間で叩き込みます。
この授業の板書例です。
基本的にはこのように、画面に仮想の黒板を映し出しつつ、理解を確認しながら授業を進めて参ります。
この授業のレベル・難易度
この授業では、文章読解の基本となる、文法という土台のみ扱います。
それゆえに苦手な生徒さん、これから勉強を始める生徒さんにぴったりの授業ということにはなりますが、土台作りはどの難易度の大学を受けるにしても重要です。
自分でわかった気になっているだけで、実際には中途半端な知識、間違った知識で覚えてしまっている生徒さんも多くいます。
特に国公立大学では国語の配点の高い二次試験で現代語訳の問題が出ますから、ちょっとした文法の解釈の誤りで致命傷にもなりえてしまいます。
確実に古文の点数を伸ばしたい、そうお考えの方がまず最初に受けるべき授業と言えます。
宿題について
次の授業までの文法の宿題を毎回ごとに出します。
それで理解度を確認いたしますので、取り組んで提出していただきます。
最後に
今までとは違った切り口での授業になるため、多くの生徒さんに「あたらしい教科を始めるつもりで取り組めた」と感想をいただいております。
いわゆる古文アレルギーのような状態になってしまっている方にこそ、ぜひ一度体験していただきたく思っております。
また、短期間で集中して取り組める設計にもなっておりますので、夏期や冬期といったお時間に余裕があるときにまとめて受講するのもおすすめです。
よくある質問
漢文は含まれますか?
申し訳ありません。 こちらの授業は、古文の文法を一気に完成させることを目標にしたものになりますので、漢文について触れる予定はございません。 ただ、漢文の授業としては別にご用意することもできますので、その際はご相談ください。
古文についてほとんど何も勉強していないのですが、大丈夫でしょうか?
この授業では、今までの知識がどの程度であれ、一度忘れてもらって新しく覚え直してもらうことになっております。 そのため、今まで何も古文に触れたことがなかったとしても、問題ありません。 (ただ覚える量は多くなりますので、大変にはなります)
講習期での受講を考えていますが、どのくらいの頻度になりますか?
基本的にはご予定をすり合わせして、決められた期間の中で授業を行っています。 場合によっては2コマ連続で行うことも、週に1度決まった曜日で行うことも可能です。
この授業を終えた後はどうするべきでしょうか?
あくまでこの授業は文法に特化したものになりますので、この授業を受け終わっても道具を得たにすぎません。 授業を受け終わり、文法についての一通りの知識が完成したのちは読解の練習を行う必要があります。 おすすめは、私のほうで開講している読解の授業(「他とは違う」大学受験古典【苦手から最難関大学まで】)を受講していただくことです。古文文法の授業をご受講ののちにご受講いただければ、無理なく読解練習に取り組める設計になっております。
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