計算スピードを上げるコツについて
2023/5/16
本日は、「化学計算の解答速度を上げるコツ」についてお話しします。
駿台や河合模試の共通テストを受験されましたでしょうか。皆さんの中には、こんなお悩みをお持ちの方はいらっしゃらないでしょうか。
「あと10分あれば、解き切れたのに・・・」
「解き方は分かってたのに、計算し切れなかった・・・」
医学部・難関大入試では、試験時間に対する問題文量がとても多く、「普通に解いていては時間が足りない」のです。
計算スピードを上げるには、日々の学習における意識付けを変えるしかありません。普段問題を解いて答え合わせするときに、解答速度まで意識が向いているでしょうか。答えの数字が合っていたらそれでOK!となっていないでしょうか。このやり方では、解答速度はなかなか向上しないと思います。
ではどのようにすれば良いかの一例を紹介します。
・問題集の解答方法と自分の解答方法を見比べる。
問題集の解き方の方が速く解けるという場合には、なぜその解き方ができるのか、その解法に至る理由をしっかりと考えることが大事です。別解が存在する問題については、複数の解法を会得することで、解答の幅が広がります。理想的な状態は、問題ごとに解法の取捨選択ができるようになることです。
・小数や分数計算の見直し
化学の計算は独特で、小数や分数、文字などが混在した方程式を何回も繰り返すことが多いです。特に大変なのが、小数のかけ算・割り算でしょう。中学高校数学では出てくることが少ないため、戸惑う人も多いのではないでしょうか。計算はスポーツみたいなものです。小数の計算は様々工夫できる箇所がありますので、普段からどのように計算すれば速くなるか意識付けが大事です。
化学を0から学習した生徒さんも意識を変えてしっかりと宿題に取り組むことで、1ヶ月程度の期間でも驚くほど計算が速くなる人もたくさんいます。
・計算問題を解くプロセスを整理する
化学計算は、ちょこまかとした計算を多数繰り返すこともあり、本筋が見えにくくなることが多いです。問題を見たときに、いきなり解き始めるのではなく、ある程度ゴールまでの道すじを頭の中で整理してから解くことで、無駄が減り、解答速度が速くなります。知識を整理して、解答プロセスを理解することで、計算問題だけでなく、化学全体の学力も向上します。
個別指導の利点は、優れた解法を学ぶだけではありません。むしろ、普段目につかない細かい苦手や粗を探し出して、一つ一つ解決できるところにあると思います。
何かピンときたという方は、まずはお問合せから、よろしくお願いいたします。
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