模試の復習を学習にどう活かすか③実践編「理解したではなく、点数を取るための学習を意識する」

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2023/5/31

本日のテーマは、

「模試の復習を学習にどう活かすか」

についての第3回になります。


これまでの指導経験上、模試の復習が疎かになってしまう方が非常に多いです。


「模試の復習が溜まってしまった・・・」

「模試の復習は大事だけど、塾の宿題が・・・」

そんな経験をお持ちの方も多いと思います。


まず、模試は何のために受けるのかを整理していきたいと思います。


「① 現時点での実力を確認」

「② 日々の学習の成果や苦手な範囲を分析」

「③ 試験本番に対する取り組み方を考える」


概ね、この3つではないでしょうか。


本日はその第3回

「③ 試験本番に対する取り組み方を考える」

になります。


この話は実践的な話であり、

初学者というよりはある程度学習の進んだ中級者から先の方向けの内容です。


「試験時間が足りなくて最後まで解ききれなかった・・・」

「採点してみたらミスがたくさんあってへこむ・・・」

「緊張すると実力を発揮できない・・・」


など、試験が終わって家に帰るとこのような感想を抱くことも多いのではないでしょうか。


【試験時間について】

試験時間は短いと感じた方


それは、あなたがこれまでしっかりと勉強してきたということです。

学習初期の解ける問題が少ない時期は時間はどうしても余ってしまうものです。

足りなくなったということは解ける問題が増えたということなのです。


成長の実感と共に、ここからが本当の戦いになるのです。


難関大の問題量に対する試験時間は本当に短いです。

難しい問題が解けるようになるより、

解ける問題をいかに速く正確に処理できるかが大事です。


試験時間内で高得点を出すためには、

解きやすい問題を探し出す能力も問われます。


このような能力を高めていくためには、

ただ理解しただけではなく、

点数を取るためにどう問題に取り組むかを意識した学習にシフトしなければなりません。


【試験本番のミスについて】

上記のように、いかに速く解くかということはとても大事です。

けれども速く解いてもミスをしてしまえば、すべて無駄になってしまいます。


一番もったいないのは、時間をかけたのに得点にならないという状況です。


焦って解くとミスが発生しやすいので、

これは解くと決めた問題は確実に点数が取れるようにじっくりと取り組みましょう。

検算できるものは、検算も行うようにすると良いでしょう。

普段からの意識づけも大事で、

普段から検算を行うクセをつけると本番でも忘れずに行えるようになります。


ミスにはいくつか種類があり、防げるミスもあります。

普段から自分にはどのようなミスがよく起こるか考えておくと、

ミスが見つけやすくなります。


人であればどうしても防ぎようがないケアレスミスはつきものです。

もちろんミスをしないように取り組むことは大事ですが、

ある程度のミスは起こるものと考えましょう。


例えば、10%ミスが発生するのであれば、

10%ミスしても合格点が取れるような実力を目標にすることも一つの方法です。


【緊張との戦い】

ここについては、慣れていくしかありません。

試験本番の緊張は試験でしか味わえないものです。


ただし、普段から時間に追われながら問題に取り組む練習をしておくと、

時間に対するプレッシャーに対する訓練になります。


私の指導スタイルは、「試験本番で点数を取るための学習」を重視した指導です。また、個々の生徒の状況に合わせて個別のカリキュラムを組んでいます。模試や過去問に対する実践的な学習に加え、志望校対策も入念に行っています。


何かピンときたという方は、まずはお問合せから、よろしくお願いいたします。

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