#12 「論理の飛躍」を起こさないために

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2024/2/13

お世話になります。

講師の「のりお」です。

( ・ิω・ิ)ノ

毎度、ふわっとした内容をお届けします。


今回は、「論理的」とは?

という内容に関して、特に「論理の飛躍」を例に挙げてお話ししたいと思います。


よろしくお願い致します。


いくつかの講座の説明でも書いているのですが、いま一度、ここでまとめます。


「論理の飛躍」が起こっていること、ありませんか?


例えば、


「英単語とか古文単語とかぜんぜんやってないけど、英語や古文でいい点数がとりたい」


「計算でうっかりミスが多いけど、数学でいい点数がとりたい」


「学校の勉強は無駄だけど、塾に行かせたり家庭教師をつけていい点数がとりたい」


などなど。


これは、


「体力ぜんぜん無いけど、レギュラーメンバーで活躍して、なんなら県大会とかで活躍したい」


「楽譜とかぜんぜん読めないけど、感覚とかセンスですごい曲を弾いて、コンクールで入賞したい」


と言っているようなものです。


ふつう、できませんよね。

(;´∀`)💦


スポーツとか芸事に置き換えると比較的分かりやすいのですが、こと勉強になると「ふつう、できないよね」を捻じ曲げてしまい、現在地を見ずにゴールの姿だけ想像してしまうことが少なくありません。


現在地とゴールまでの差も分からなくなっちゃうこともあります。



でも、たまーに、できちゃう人もいるもんですから、そこで錯覚が起こります。

実際、そういった人にも何人かお会いしてきたので、全否定はしません。


そういった人も少数いらっしゃる上で、私の見解を述べますと……


「やっぱり論理の飛躍は起こさない方がいいよね」という立場になります。


これは、「身の程を知れ」とか「諦めろ」と言っているわけではありません。

また、そういった逃げ道に使って欲しくもありません。


その現実のギャップが分かった上で、それでも「なりたい自分」、「達成したい目標」に対して、どこまで現実的に、ドライに考えられるか?

を意味するのかなと思います。


もちろん、到達点と現在地のギャップが大きければ大きいほど、それは大変だと思います。

場合によっては諦めてしまうこともあるかもしれません。


分かりやすい例を挙げると、

40点しか取れない状態で、80点を取るための問題をいきなり解くのは、多くの場合、無理だからです。


これは、私が指導をしても同様なことが起こります。

例えば、40点の生徒さんの前で、80点の問題を解説をしながら解き進めたとします。


指導の際は、なんか「分かったような気」がしちゃうんです。

でも、生徒さんにそこまでの蓄積が無いので、実際に宿題や自習の場に落とし込むと、なんか「分かんないなぁ」となってしまいます。


ただ、「難しいレベルの問題を解けた!」という達成感「のみ」が残ってしまい、

それが後々、「自分はあんな難しい問題が解けたんだ!」という錯覚、過大評価につながってしまいます。

(;´∀`)💦


現在地から次のステージに行くために、いつまでに、何をして……など、具体的に詰めるシミュレーションを繰り返すと、この「論理の飛躍」は起こりにくいのかな?と思います。


今は、「勉強」を例に挙げましたが、勉強以外にも当てはまります。

仕事でも、ライフプランニングでも、当てはまることは多いと思います。


そういった作業を機械的に行えれば、それはそれで強みではありますが、人間は感情の動物です。

どうしても現実を見ることがイヤだったり辛かったり、誰かのせいにしたかったりもあるかもしれません。


そして実際にそのギャップを埋めるには、時間がかかります。

思うように進まなかったり、方向性が違っていたり……

ストレートに進むことはあまりなく、試行錯誤と修正の連続です。


でも、そのプロセスを、淡々と繰り返していく。

そこに、ちょっとずつ気づきやレベルアップがあり、その先に、「なりたい自分」が待っている気がします。



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高校生ではない方も、お気軽にお声がけください。


ではまた次回!

ありがとうございました!

( ・ิω・ิ)人

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