【実践編】試験範囲表をバラバラに分解せよ!プロが教える「WBS(タスク一覧)」の作り方
前回の記事で、試験2週間前には範囲表を「1時間単位のタスク」に細分化(WBS化)することが最重要だとお伝えしました。
今回は「じゃあ、具体的にどうやるの?」という疑問に答えるための実践編です。
ここに、ある中学校の一般的な「数学の試験範囲表」があります。これをプロの目線で、今日から使えるスケジュールにまでバラバラに解体していくプロセスを実況中継します。
今回のお題:この範囲表を解体します
【中学2年・数学の試験範囲】
教科書:P14 〜 P45(連立方程式の計算〜文章題)
学校のワーク:P10 〜 P35(A問題・B問題ともに)
提出物:ワークの範囲をノートに解いて試験当日に提出
一見すると、よくある普通の範囲表です。これをそのまま「毎日5ページずつやろう」と計画するのが、破綻への第一歩。
では、PMの技術を使って、3つのステップで解体していきましょう。
STEP 1:まずは「スコープ(やるべきこと)」を絞り込む
前回の鉄則通り、まずは「全部を平均的にやらない」ための仕分けです。
生徒本人にワークのページをパラパラとめくらせ、以下の3つに印(○△×)をつけさせます。
○(得意): 連立方程式の基本計算(すでにスラスラ解ける)
△(不安): 代入法・加減法のちょっと複雑な計算(解ける時と間違える時がある)
×(苦手): 連立方程式の「文章題(速さ・割合)」(解説を見ないと無理)
この結果、今回のメインスコープ(絶対に時間をかけるべきクリティカルパス)は「×の文章題」と「△の複雑な計算」に決定しました。○の基本計算は「前日の最終確認」までスコープから除外(後回し)します。
STEP 2:塊を「1時間単位」のタスクにバラバラにする(WBS化)
ここが本番です。塊を、今日実行できる「小さな作業」に分解します。数学のワーク(全25ページ分)を、以下のように分解して名前をつけます。
タスクA: ワークP10〜15(基本計算)の「奇数番号」だけをハイスピードで解く(目標:40分)
タスクB: ワークP16〜23(複雑な計算)の「間違えた問題」の解き直し(目標:60分)
タスクC: 教科書の文章題の例題を、ノートに丸写しして構造を理解する(目標:40分)
タスクD: ワークP24〜30(文章題A問題)を、解説を見ながら1問ずつ解く(目標:60分)
タスクE: ワークP31〜35(文章題B問題)に挑戦し、バツがついたものに付箋を貼る(目標:60分)
ポイント: 「ワークを進める」ではなく、「何を、どういう状態で、何分で終わらせるか」まで細かく言葉にすること。これがWBS(作業分解)の正体です。
STEP 3:2週間のカレンダーに「配置」する
バラバラにしたタスクを、カレンダーにパズルのようにはめ込んでいきます。
ここでもPMのルール「重いタスク(クリティカルパス)は前半に置く」を発動させます。
1週目の前半(最初の4日間): 最もエネルギーを使う「タスクC」「タスクD」(苦手な文章題のインプット)をここに配置。ここが一番の山場です。
1週目の後半: 「タスクB」「タスクE」で、少し手を動かす演習を入れます。
2週目の前半: 1週目で「バツ」がついた問題だけの「2周目(解き直し)」を配置。
2週目の後半(試験直前): ここで初めて、スコープ外にしていた「タスクA(得意な基本計算)」を引っ張り出してきて、最終チェックとスピード強化を行います。
まとめ:計画が細かければ、迷う時間はゼロになる
ここまで分解してカレンダーに落とし込むと、子供が机に向かった瞬間に「さて、今日は何からやろうかな…」と悩む時間が完全にゼロになります。
「机に向かったら、目の前にある『1時間のタスク』をただ淡々とこなすだけ」
この状態を作ることこそが、WBSを作る最大の目的です。
2週間前、まずはノートを1冊用意して、お子様と一緒に範囲表の「解体作業」から始めてみませんか?
このブログに関連するオンライン家庭教師はこちら
定期テスト対策におすすめの指導コース
- 国語の成績が伸び悩んでいる方
- 勉強方法が分からない方
- 復習もしっかりしたい方
- 真面目に勉強してるつもりでも授業についていけず成績が伸びない人。
- とにかく基礎を完璧に理解したい、授業中のハテナを潰したい人。
- 難しい言葉は使いません、できるだけ丁寧に、誰にでもわかる授業をします。
- 勉強してるのに成績が伸びなくて困ってる、どうにかしたい。
- 勉強の仕方が分からなくてやる気が出ない。
- 30点台、40点台からでも70点以上に大幅得点アップしたい。
- 平均点前後から抜け出して苦手意識を無くしたい生徒さま
- 基礎問題は解けるが応用問題が難しいと感じる生徒さま
- 独学での学習では限界を感じている生徒さま
- 理屈より感覚で覚える、コツコツやるよりラクラク覚えたいというタイプの生徒さん
- 以下のどれかが好きな生徒さん:絵を描くこと、歌うこと、物語を作ったり読んだりすること
- 語学が好き、声を出すことに抵抗がない、英語でコミュニケーションできるようになりたいという生徒さん