まだ伸びる!共通テスト1ヶ月前にやるべき具体的な仕上げ法(○△×チェック)
まず事務連絡から。
1,合格体験記をまだお書きでない方は、お忙しいところ恐縮ですが、ぜひ書いてください。お願いします。1行とかでもOKですので。受験がまだの方はぜひ、これまでの「感謝の声」をご投稿ください。お願いします。
2,12月30日(火)~1月4日(日)まで休講します。振替は授業冒頭で話し合って決めましょう。
3,今週で総合型選抜の2次試験の結果がおおむね出そろいます。青山学院大学、立教大学など、今年は善戦した生徒さんが多く、私の誇りです。桜美林大学の1次審査なんて3名全員合格でした! と、私のXに書いたら、桜美林大学の学長さんが「いいね」を押しており、ドキドキしました(笑)。代筆など悪いことはなにもしていないのですが(笑)。詳細は来週、ブログでご報告します。
というわけで、今回は、共通テスト1か月前のいま、何をすべきかを以下にまとめました。私の主宰するオンライン個別塾の「合格するブログ」の転載です。すでにお読みの方はすみません。同じブログを微調整して2回書く時間がないのです。
ご予算などの都合で私の授業を受けることのできない生徒さんもいますので、そのような人も念頭に書きました。参考になさってください。

なぜ“○△×チェック”が最後の1ヶ月で最強なのか
共通テスト本番が迫ったこの時期、多くの受験生が「今から伸びるのか?」と不安になります。しかし、共通テスト国語と英語においては、この時期こそ最も伸びる時期です。なぜなら、共通テストは高度な読解力を競う試験ではなく、単語単位の情報照合作業を精密にこなせるかを試す試験だからです。
選択肢には必ず「問題文のどこかにある単語・表現」が含まれています。それを見つけ、その前後を読み、選択肢の主張と一致しているかを照合する。これが“○△×チェック”の本質です。
点数を決めるのは「センス」ではありません。
ただの情報処理の精度です。
step1:選択肢に書かれてある“単語”を問題文で探す
まず行うのは、問題文の内容を理解しようとする前に「探す」ことです。
共通テスト国語・英語は、文章全体を味わう必要はありません。
選択肢に含まれている
名詞
形容詞
動詞
固有名詞
副詞
接続詞
キーワード
などを、問題文で“位置づけ”する作業から始めます。
例えば選択肢に「原因」「背景」「support」「community」などの語があるなら、問題文にその語が必ず埋まっています。それをまず特定する。
読む前に探す。
これが「街をぼんやり歩く読み方」との決定的な違いです。
step2:該当箇所の“前後”を読む(ここが勝負)
単語が見つかったら、次はその前後を10〜20語ほど読みます。
共通テストは、この“前後”に正誤の鍵が埋め込まれています。
選択肢は、
原文の一部をズラしている
原文にないニュアンスを足している
曖昧にぼかしている
いずれかの形で罠を仕掛けてきます。
だからこそ「単語の発見」だけでは不十分で、
前後の論理を読み、選択肢の主張と一致しているかを確認する必要があります。
step3:○・△・×をつける(迷いを可視化する)
照合ができたら、次の基準で判断します。
○:原文と選択肢が一致している
△:近いが何かが違う/原文のニュアンスとズレる
×:原文が否定している/条件が異なる
ポイントは 「△が一番危険」 ということです。
共通テストの誤答の98%は△を○と勘違いすることから生まれます。
△を△として扱える生徒は、確実に8割へ到達します。
“読む”ではなく“探す”。これが点を伸ばす人の共通点
共通テスト英語はとくに、「主体的に情報を探せるか」を試す構造になっています。
街をぼんやり歩くように読んでいると、正答率は5〜6割で止まります。
逆に、単語を探し、自分で根拠をつかみにいく生徒は、8割以上を安定して取ります。
必要なのは英語力より姿勢です。
読む姿勢ではなく、探しに行く姿勢。
受動ではなく、能動。
それが点数そのものを変えます。
まとめ:1ヶ月で点数はまだ伸びる
やるべきことは、驚くほど明確です。
選択肢の単語を問題文で探す
前後を読んで照合する
○△×で判断する
△を精密に扱う
これだけで、正答率は劇的に変わります。
共通テスト1ヶ月前は、伸びるための“最終チャンス”です。
地味な作業ですが、この○△×チェックこそが本当の総仕上げになります。
着実に積み上げていけば、8割ラインは十分に届きます。
というわけで、体調管理しつつ、お互い最後まで走り切りましょう!