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総合型・学校推薦型対策

総合型選抜で塾を選ぶとき 合格実績の「数字」より先に確認してほしいこと

2026/2/5

総合型選抜や学校推薦型選抜の対策塾を探していると、
「合格者〇名」「難関大学合格多数」といった言葉が目に入ります。

ですが、現場で指導をしている立場から見ると、
その数字だけでは、塾の良し悪しはほとんど分かりません。

むしろ、数字が強調されているほど、
「確認してほしい別のポイント」があります。

合格実績は「結果」であって「過程」ではない

まず大前提として、合格実績は否定すべきものではありません。

努力の成果であり、一定の信頼材料にはなります。

ただし注意したいのは、

  • 何人中、何人が合格したのか

  • どの段階まで到達したのか

  • どこでつまずいた生徒がいたのか

こうした 過程の情報が省かれているケースが非常に多い という点です。

総合型選抜で最も差が出るのは「一次選考」

総合型選抜では、

  • 志望理由書

  • 小論文

  • 課題レポート

といった 一次選考 が最初の関門になります。

ここは運や相性よりも、

  • 指導の質

  • 準備の深さ

  • 思考の整理度

が、そのまま結果に表れる部分です。

にもかかわらず、一次選考の通過率を明示している塾は多くありません。

人数無制限の指導が難しい理由

総合型選抜の文章指導は、

  • 文法を直す

  • 表現を整える

といった作業では終わりません。

本当に時間がかかるのは、

  • 志望動機のズレを修正する

  • 問いを立て直す

  • 考えが止まるポイントを一緒に探る

こうした 対話と試行錯誤の時間 です。

そのため、誠実な指導ほど
「人数を制限する」判断をしています。

テンプレートは安心だが、評価されにくい

総合型選抜では、

  • 例文

  • 汎用テンプレート

が多く出回っています。

確かに、書き始める助けにはなります。
しかし大学教員の立場から見ると、

  • よく見た構成

  • どこかで読んだ内容

は、すぐに分かります。

結果として、
「きちんと書けているのに評価されない」
という事態が起こります。

「出願しない」という判断も指導の一部

意外に思われるかもしれませんが、
良い指導ほど、

  • 志望校との相性

  • 準備期間

  • 今後の進路全体

を考えたうえで、
「今回は見送ろう」と判断することがあります。

何でも出願させるより、
止める判断ができるかどうかは、
塾の姿勢を見極める大きなポイントです。

不合格をどう扱っているかを見る

面談や説明の中で、

  • 不合格だった生徒の話が出るか

  • その原因をどう分析しているか

  • 次につなげる視点があるか

ここを確認してみてください。

合格者の話だけをする塾は、
教育の一部しか語っていない可能性があります。

まとめ:見るべきは「数字の裏側」

総合型選抜の塾選びで大切なのは、

  • 合格者数の多さ


    ではなく

  • 一人ひとりに、どこまで向き合っているか

です。

数字は分かりやすいですが、
本当に信頼できる指導かどうかは、
説明の中身に表れます。

塾を選ぶ際の判断材料として、
この視点が少しでも参考になれば幸いです。

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