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不登校の子どもを持つ保護者さまへ|学校に行けないとき、親が知っておきたいこと

2026/1/11

お子さんが学校に行けなくなったとき、
保護者の方は突然、答えのない問いの中に立たされます。

「何がいけなかったのだろう」
「このまま様子を見るだけでいいのだろうか」
「将来に影響しないだろうか」

不登校という状況は、
子どもだけでなく、
保護者の方の思考と感情も止めてしまいます。

多くの方がまず探そうとするのは、
はっきりした原因です。

いじめなのか。
勉強についていけないのか。
家庭環境の問題なのか。

けれど実際には、
子ども自身が「理由が分からない」と感じているケースも少なくありません。

それでも体が動かない。
それでも教室に入れない。

この状態は、
言葉になる前の生きづらさが先に表れている可能性があります。

不登校は、
子どもが何もできなくなった状態ではありません。

むしろ、
これまで無理を重ねてきた結果、
これ以上は耐えられないと
身体や感覚が知らせている状態だと見ることもできます。

それは決して、
親の育て方の失敗を意味するものではありません。

学校という場所は、
「毎日通えること」を前提に成り立っています。

その前提に合わなくなったとき、
子どもは自分を「できない側」だと感じやすくなります。

そして保護者の方も、
「何とか元に戻さなければ」と
焦りを強めてしまいます。

しかし、
不登校の時期に最優先されるべきことは、
元に戻すことではありません。

まず必要なのは、
今の状態をこれ以上悪化させないこと。


そして、
安心できる時間と空間を確保することです。

理由がはっきりしないまま立ち止まることは、
決して間違いではありません。

教育という言葉は、
前に進ませることばかりを想像させがちです。

けれど実際には、
立ち止まることや、
休むことを含めて教育です。

進めない時期をどう過ごすかで、
その後の回復や再スタートの質は大きく変わります。

不登校の子どもにとって、
「何もしていない時間」は
決して空白ではありません。

外からは見えなくても、
内側では調整が起きています。

だからこそ、
理由を急いで言葉にさせたり、
答えを出させたりする必要はありません。

保護者の方にできることは、
すべてを解決することではありません。

「分からないままでいていい」
「今はそういう時期なのだ」

そうした姿勢が、
子どもにとって大きな安心になります。

不登校は、
人生が止まったサインではありません。

これまでのやり方では
生きづらくなったという、
ひとつの節目です。

教育は、
その節目を失敗として処理するためではなく、
次の歩き方を探すためにあります。

もし今、
保護者の方ご自身が
不安や孤独を感じているなら、
それも自然なことです。

一人で抱え込まなくて大丈夫です。
不登校という出来事は、
親子だけの問題ではなく、
教育の構造そのものが関わるテーマだからです。

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