「いい子」ほど苦しくなる理由|優等生が伸び悩む構造と学び方
「いい子」が伸び悩むことがある
まじめで、言われたことをきちんとやる。
空気を読み、周りに合わせることができる。
いわゆる「いい子」と言われる生徒です。
こうした子は、これまで評価されてきたことも多く、
学力もある程度は安定しています。
しかし、ある段階で、
👉 伸び悩むことがあります。
なぜでしょうか。
「適応しすぎている」という状態
一つの見方として、
👉 「適応しすぎている」状態
があると感じています。
・求められていることを察知する
・正解を出そうとする
・評価される行動を選ぶ
これは一見、優れた能力です。
ただし同時に、
👉 「自分がどう考えているか」が後回しになる
という側面もあります。
欲望が見えにくくなる
人は本来、
・これが気になる
・なんとなく違和感がある
・もう少し考えたい
といった感覚から思考が始まります。
しかし、
👉 常に「正解」に合わせ続けると、こうした感覚が見えにくくなることがあります。
その結果、
👉 何を考えればいいのか分からなくなる
という状態に入ることがあります。
読解で起きていること
この状態は、読解にもそのまま表れます。
例えば現代文を読むとき、
・正解の選択肢を当てにいく
・パターンで処理しようとする
こうした読み方になりやすい。
すると、
👉 文章の構造を見ずに、「それっぽい答え」を選ぶ癖がつく
ことがあります。
構造を捉えるということ
私の授業では、
👉 構造読解を重視しています。
これは、
・言葉と言葉の関係
・段落と段落のつながり
・筆者の主張がどこから来ているか
といった、
👉 文章全体の構造を捉える読み方です。
このとき必要になるのは、
👉 「正解を当てること」ではなく
👉 「どうつながっているかを考えること」です。
小論文も同じ構造で考える
この考え方は、小論文にもそのままつながります。
小論文では、
・何を書くか
・どんな意見を持つか
も大切ですが、それ以上に
👉 自分の考えの構造をどう組み立てるか
が問われます。
・なぜその意見になるのか
・どの経験とつながっているのか
・どんな前提を置いているのか
これらを整理していくことで、
👉 「自分の言葉で考える」状態が生まれます。
「なんか違う」を大切にする
ここで大切なのは、
👉 「なんか違う」という感覚です。
・この説明、しっくりこない
・この答え、納得できない
・この文章、少し引っかかる
多くの人は、ここを流します。
しかし、
👉 思考はこの違和感から始まります。
学び方が変わると、成績も変わる
「いい子」が伸び悩むのは、
能力が足りないからではありません。
👉 学び方が「適応型」に偏っているからです。
これが、
👉 「構造を捉える学び」に変わると、一気に伸びることがあります。
最後に
もし今、
・まじめにやっているのに伸びない
・正解は出せるが手応えがない
・何を考えればいいのか分からない
そう感じているなら、
👉 「やり方」ではなく「見方」を変える必要があるかもしれません。
授業では、
・構造をどう捉えるか
・自分の違和感をどう扱うか
というところから整えていきます。
👉 そこが変わると、読解も小論文も、そして学びそのものも変わります。