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総合型・学校推薦型対策

志望理由書・小論文が書けない本当の理由|問いはどこから来るのか

2026/4/25

「志望理由書が書けません」

「小論文で何を書けばいいかわからない」

こうした相談を、日々多く受けます。

文章力の問題だと思われがちですが、

実は原因はそこではないことが多いです。

書けない理由は「問いがない」から

志望理由書や小論文は、

・なぜそれをしたいのか

・なぜそのテーマに関心があるのか

といった「問い」によって成り立っています。

しかし、この問いがはっきりしていないと、

どれだけ書き方を学んでも、文章はうまく書けません。

👉 書けないのは、文章力ではなく問いの問題です。

問いは「考えれば出てくるもの」ではない

ここで重要なのは、

👉 問いは、単純に考えれば出てくるものではない

という点です。

多くの生徒は、こう考えます:

「志望理由を考えよう」

「とにかく何か書かなきゃ」

しかし、この状態ではなかなか言葉が出てきません。

授業で起きていること

私の授業では、

一方的に教えることはほとんどありません。

生徒と対話を続けます。

すると、ある瞬間に

👉 「あ、そうかもしれない」

という変化が起きます。

それまで言えなかったことが、

少しずつ言葉になってくる。

問いは「外からやってくる」

このとき感じるのは、

👉 問いは自分の中で作るというより

👉 どこか外からやってくる

ということです。

論理的に、

AだからB

という形で導き出されるものではありません。

むしろ、

👉 会話の中でふと生まれる

👉 言葉になる前に存在している

そういう性質を持っています。

なぜ対話が必要なのか

だからこそ、

👉 一人で考えているだけでは限界がある

のです。

対話によって、

・自分では気づけなかった違和感

・言葉にできていなかった感覚

が少しずつ見えてきます。

書く前にやるべきこと

志望理由書や小論文を書く前に、

本当に必要なのはこれです:

👉 問いを見つけること

・なぜそれをしたいのか

・なぜ気になるのか

・どこに引っかかっているのか

これが見えたとき、

文章は自然に書けるようになります。

まとめ

志望理由書や小論文は、

👉 書き方の問題ではなく

👉 問いの問題です

そして問いは、

👉 作るものではなく、見つかるもの

👉 ときには「やってくるもの」

でもあります。

さいごに

個別で対話形式の指導を行っています。

志望理由書や小論文が書けない場合、

多くは「問い」の段階で止まっています。

一緒に問いを見つけるところから始めたい方は、

お気軽にご相談ください。

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